ごみつ通信

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<<   作成日時 : 2016/01/29 19:38   >>

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お正月明けに、アガサ・クリスティー原作の映画を1本、書籍を1冊読みました。両方ともポワロもので、彼女の描くミステリーの世界を楽しみました。

「ナイル殺人事件」
Death On The Nile
1978年/イギリス (監)ジョン・ギラーミン
(演)ピーター・ユスティノフ ベティ・デイヴィス マギー・スミス ミア・ファロー アンジェラ・ランズベリー ジョン・フィンチ ジョージ・ケネディ オリヴィア・ハッセー デビッド・ニーヴン ジャック・ウォーデン ロイス・チャイルズ ジェーン・バーキン
☆☆☆★★★

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原作は「ナイルに死す」。美貌と聡明さを兼ね備え、莫大な遺産を相続したリネット・リッジウェイは、親友ジャクリーンの婚約者を奪い結婚をする。人目を避けてエジプトへハネムーンに旅立ったが、豪華遊覧船のカルナーク号には、リネットと利害関係のある者、恨みや敵意を抱いている者たちが勢揃いしていた。

壮大なエジプトの景色を背景に描かれる、ゴージャスなミステリー劇。

公開時、確か劇場に行きました。ユスチノフのポワロはこの後、「地中海殺人事件」もつくられ、当時大いに楽しんだものでした。

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というワケで、久しぶりにテレビ放映にて観賞しましたが、とにかく当時のオールスターキャストの面々が懐かしく、エキゾチックな雰囲気の中で繰り広げられる、人間関係と殺人事件後の謎解き映像を堪能いたしました。

ミステリーなので、事件については背景も含めて書きませんが、やっぱりクリスティーものはこの過度に演劇的な物語と、登場人物像、事件の真相の内容や謎解きまでの強引さも含めて、虚構の世界の魅力に溢れているんですよね。

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それが、今に至るも全世界で人気を博し、売れ続け、ミステリーの女王とよばれる所以だと再確認させられました。

ピーター・ユスチノフのポワロは太りすぎなのですが、(笑)愛嬌と温かみがあってとても良いです。「オリエント急行」のアルバート・フィニーは切れ者っぽくてちょっと怖かったですからね。まだ若い、オリビア・ハッセーとミア・ファローも魅力的。

「オリエント急行」でのマーチン・バルサムにあたるのは、今回はD・ニーヴンで、2人のとぼけた掛け合いも楽しかったです。

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お勧めですよ!

「ハロウィーン・パーティー」
Halowe'en Party
アガサ・クリスティー著 早川文庫
☆☆☆★★

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ハロウィーンの頃に、ちょっと読んでみようと思って購入したものの、年が明けてしまいました。(^_^;)

推理作家のオリヴァ夫人を迎えたハロウィーン・パーティで、少女が突然、殺人の現場を目撃したことがあると言いだした。パーティの後、その少女はリンゴ食い競争用のバケツに首を突っこんで死んでいるのが発見された!童話的な世界で起こったおぞましい殺人の謎を追い、現実から過去へと遡るポアロの推理とは。(文庫解説より)

この作品、幼い子供が殺されるので、わりと陰惨な内容。ポワロもののかなり後半にあたる作品で、ポワロがちょっと疲れてる感じをうけたのは私だけでしょうか?

1969年の作品で、当時すでに、幼い子供が、同じ子供に殺される・・という事件が英国でも多発していたらしく、せちがらく残酷になっていた社会情勢が反映されているのをひしひしと感じた作品でした。おとぎ話的な残酷さを予想していただけに、ちょっとばかり意外でした。

なので謎が解けても、スッキリとはしません。虚構の世界だったポワロのミステリー世界が、現実社会に迷い混んでしまったみたいな印象を受ける作品でした。

でも面白かったですよ。ポワロが犯人をつきとめていくまでの描写は、ページをめくるのがもどかしいくらいでした。

やっぱ、アガサ・クリスティーは良いですね!

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これは日本上映版だけエンディングで流れた「ナイル殺人事件」のテーマ曲。私、シングルレコード持ってました。

ミステリー・ナイル(改)

https://www.youtube.com/watch?v=fB0fAHuN688

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コメント(2件)

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ごみつさん、こんばんは。
「オリエント急行殺人事件」と同じ頃に「ナイル殺人事件」の放送もあったんですね。見ればよかったー「ナイル」の方は原作読んでいないせいか、真犯人が誰だったかくらいしか覚えていないので、今見てもけっこう新鮮に見られると思うので、次の機会は逃さないようにしたいです。
船にエジプト人の給仕?いましたよね?あの人「アラビアのロレンス」でロレンスとアリと一緒に行動していた、オマー・シャリフに負けず劣らすの美男子のベドウィン役の人だと思ったんですが、「ナイル」では卑屈な役だったので、昔テレビで見た時がっかりした覚えが。すごいどうでもいい話ですみません
「ミステリーナイル〜♪」この頃って、日本公開版だけ主題歌が挿入されることが時々あって、はっきり言って迷惑だったような(笑)今じゃ懐かしいですが。

「ハロウィーン・パーティー」初めて知りました。私も読んでみようかな。ポワロ最後の事件「カーテン」、実はうっかりネタバレを知ってしまいがっくりきて未だに読んでいないのですが、あれも確か現実的で暗いみたいですよね。時代とかクリスティの年齢とかが影響していたのでしょうか。長い期間、ヒット作を書き続けなければいけないミステリー作家のプレッシャーは半端なかったのだろうなあと凡人は相想像しています。

2016/01/30 18:13
夏 さん

こんばんは!
たぶん、「ナイル」は「オリエント」の次くらいに同じ番組枠で放映されてたと思います。
こういう、オールスターキャストものって、公開当時はおおざっぱな感じをうけてましたけど、時間がたってみると本当に貴重だな・・って思わされます。
最近は、もうこういう作品はないですもんね。

船にエジプトの給仕いました!あの彼って「ロレンス」に出てたんですね。次回、ロレンス見る時必ずチェックしてみます。

「ミステリー・ナイル」は当時、わりと好きだったんですよね。(笑)それにしても、日本上映時にこういうイメージソングをくっつける商法ってこの頃からかしら?
それこそ大半が物凄く迷惑です。(笑)最近でもよくやってますよね。

「ハロウィーン・パーティー」は、前に人から勧められてた事もあって、読んでみました。
そうか、やっぱり後半は暗いんですね・・。
1969年だから、クリスティーが描くちょっとクラシカルな世界が、現実社会とかけ離れてきたせいもあるんでしょうね。
ポワロが疲れてる様に思えたのは、クリスティ自身が疲れていたのかも・・とちょっと思ったりしました。

それにしても、長い年月、これだけの作品を発表し続けたエネルギーと才能は凄いですよね。
ごみつ
2016/01/30 23:53

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