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<<   作成日時 : 2016/03/24 19:06   >>

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The Yakuza
1974年/アメリカ (監)シドニー・ポラック
(演)ロバート・ミッチャム 高倉健 ブライアン・キース 岸恵子 リチャード・ジョーダン ジェームズ繁田 岡田英次
ハーブ・エデルマン
☆☆☆★★★

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ロサンジェルスで私立探偵をしているハリー(R・ミッチャム)は、旧友のタナーから日本のやくざ組織東野組に誘拐された娘を救出して欲しいという依頼をうける。タナーはマフィア組織の一員で、武器輸出に関する事で日本の暴力団組織と揉め事を起こしていたのだった。

かつて進駐軍憲兵として日本に勤務していたハリーは日本語が出来る上に、暴力団の幹部であった田中健(高倉健)と面識があった。依頼をうけおい日本へ向かったハリーは、田中の妹でかつて恋人同士であった田中英子とも再会する。

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すでに足を洗い、剣道の道場をひらいていた田中健は、かつて妹を救ってくれたハリーに大きな義理があるため、ハリーの頼みを引き受けるのだったが・・・。

あまり大きな期待もせずに見始めたのですが、この映画は見事な作品でした!もう、ビックリしちゃいました。

とにかくこの手の設定の西洋映画で、日本や日本人がこれほどキチンと描かれているのはまれです。日本人が持っている義理人情の概念をわかりやすく描いている上に、描写も的確。日本が舞台になっている時に必ず挿入される変な設定、変な音楽、おかしな日本人の存在は皆無です。

それだけでも凄いのですが、ストーリーも娯楽作品として許容できる範囲に無理がなく、ラストも余韻を残すシーンになっていた、私は大満足でした。

主人公のハリーはステロタイプ的なLA探偵キャラクターでフィリップ・マーロウみたいな男性なのですが、彼が日本人が大切にしている概念を理解しようとつとめる姿、ともに戦う姿が、アメリカン・ハードボイルドの世界をちっとも壊していないところに、私は最も感心しました。

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何て言うか、任侠世界とアメリカン・ハードボイルドの見事な融合作っていう感じです。

もうひとつ感心したのは、撮影の見事さです。特に最後の出入りのシーンは殺陣場面として見事で、カメラワークと映像の美しさに惚れぼれしました。

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原作はレナード・シュレイダー。これを脚色したのが弟のポール・シュレイダーです。レナード・シュレイダーは日本の大学で英文学の講師を務めていて三島由紀夫とも親交のあった方。実際に暴力団組織にも出入りをして日本の闇組織の研究もされていた事があるそうです。それに加え、この映画は東映が全面的にバックアップをしているそうで、この映画がなぜこれほど見事なのかがよくわかりました。

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この映画があったからこそ、その後のリドリー・スコットの「ブラック・レイン」が生まれる事が出来たのだろうな・・っていう気がいたします。

お勧めですよ!是非、ご覧になってみて下さい。

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