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zoom RSS チャイルド44 森に消えた子供たち

<<   作成日時 : 2016/05/01 15:23   >>

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Child 44
2014年/アメリカ (監)ダニエル・エスピノーサ
(演)トム・ハーディー ゲイリー・オールドマン ノオミ・ラパス ジョエル・キナマン ジェイソン・クラーク ヴァンサン・カッセル
☆☆☆★★

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トム・ロブ・スミスのベストセラー小説の映画化作品。原作は以前に読んでなかなか面白かったので楽しみにしていた作品ですが劇場にはいけずDVDで観賞。

1953年スターリン独裁政権下のソ連。国家保安省(MGB)のエリート捜査官レオは、変死体となって発見された戦友の息子の亡骸と対面する。他殺である事は明白だったが、「理想国家のソ連にこのような犯罪は存在しない」という理由で事件はもみ消され事故死として処理される。

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やがて妻にスパイ容疑がかけられたレオは、MGBを解任され地方の警察署の左遷されてしまう。そこで再び少年の猟奇殺人事件に出くわしたレオは、これが同一犯による恐るべき連続殺人事件である事をつきとめるのだが・・・。

妻はノオミ・ラパスです。

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ソ連で実際にあったアンドレイ・チカチーロ事件をもとに脚色された作品。アンドレイ・チカチーロは1978年から1990年にかけて52人もの女子供を殺害した猟奇殺人犯。連続殺人は資本主義社会の弊害であってソ連には存在しないという公式見解があったため、民警も捜査が出来ずそのまま10年以上にわたって野放しにされてしまった事件です。

↓G・オールドマンはソ連のゴードン警部って感じです。

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トム・ロブ・スミスは英国人の作家ですが、この作品、出来ればロシア人キャストで見たかったな。もっともそもそもこの小説自体はロシアでは発禁になっているそうなので無理な望みです。

この作品が普通のミステリーと大きく異なっているのは、当時のソ連の政治情勢、社会情勢の緊張感が背景にある事で、ソ連の体制、そしてこの連続殺人事件が、大きな2本柱として並行して物語が進行していくので、とにかく気の抜けない緊張感が持続する作品です。

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映画はかなり細部をはしょっていますが、まずまず面白く出来ていたと思いました。前述の2本柱に加えて、主人公のレオと妻との間の関係もけっこう重たいので、かなりヘビーな雰囲気ですがミステリー好きの方は楽しめると思います。

「チャイルド44」からスタートしたレオ・ドミドフものはこの後、「グラーグ57」「エージェント6」と3作出ているのですが、この映画のラストも続きが作られそうな感じになっていました。この映画ヒットしたのかな?私は是非、続く2作の映画化作品も見てみたいと思いました。

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タイトル (本文) ブログ名/日時
DVD鑑賞記録 2016 冬
DVDで見た映画の中から、まとめて感想を書き留めておきます。 奇跡の2000マイ ...続きを見る
セレンディピティ ダイアリー
2016/05/02 13:56
「チャイルド44〜森に消えた子供たち」
さて…。レビューを書こうと思ってはみたが、どう書いていいものやら…。何故なら、この作品は上質なサスペンス小説トム・ロブ・スミス作「チャイルド44」が原作であり、サスペンス・ミステリーとしては骨太に仕上がっているものの、近・現代史のソ連の歴史的背景を抜きにしては語れないからだ。幼い頃、私のソ連に対する印象は、とにかく怖い、というものであった。人種的にデカい。地理的に寒い(私は寒いのが何より苦手である)。というのに加えて、物言えば唇寒し、というか、とにかく何でもかんでも粛清で、ちょっとなんかすればシ... ...続きを見る
ここなつ映画レビュー
2016/05/19 14:07

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コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
ごみつさん、こんにちは。
元ネタの事件に興味があって早川文庫が出版されてすぐに読みました。
先日、文庫本の大処分をしたのてすが、この本は読み返そうと手元に残しました。
この事件は社会主義が事件の発覚を遅らせ、犠牲者を増やしたのがなんとも言えません。
kinkacho
2016/05/02 07:33
こんにちは。
実際の事件は、映画よりもずっとあと、つい最近起こった事件だということに驚かされます。
映画はなかなか本題に入らず、どう展開するのかと思いましたが...あの序章があって、あとの物語に深みが生まれましたね。
なかなか見ごたえのある作品でした。
セレンディピティ
2016/05/02 13:55
Kinkacho さん

こんばんは!
Kinkachoさんは元ネタの早川文庫、読まれてるんですね!

私はこの「チャイルド44」の原作ではじめてこの事件を知ったのですが、ホントにもう何ともやりきれない事件ですよね。
この記事の一番最後に広告で出てる本ですよね?

私もいつか読んでみたいです!

ごみつ
2016/05/02 22:51
セレンディピティ さん

こんばんは!
そうそう、実際の事件は映画の設定より20年くたい後だし、ホントについ最近の事なんですよね。

序章はちょっと長かったけど、あそこで背景説明や人間関係の説明がされてるんですよね。
けっこう重たい雰囲気の映画でしたけど、私はけっこう楽しめました。

ノオミ・ラパスはこういう影のある人物の方が向いてるな・・とも思いました。
彼女はリスベット以来、売れっ子になってますが、今回のこの役は良かったな〜。
ごみつ
2016/05/02 23:00
こんにちは。ご覧になったのですね。
私、この作品面白かったのですが、いかんせん内容を割愛し過ぎていると思い…もっとボリュームを反映した構成にして欲しかったです。
しかししかし…トム・ハーディって名優ですねぇ。
ここなつ
2016/05/19 14:09
ここなつ 様

こんばんは!
これ、公開時劇場に行けず、やっとDVDで観賞しました。
なかなか良かったですよね。

確かに、原作を読んでいるとはしょられかたが凄いので物足りないし、本を読んでない人には説明不足っていう感じもありました。

トム・ハーディーはホントに良い役者さんですよね〜。先日「レヴェナント」を見たのですが、レオに負けず劣らずのトム・ハーディーの演技の迫力にびっくりしました〜。
ごみつ
2016/05/19 21:12
もう四十年かそこら前のことですが、旧ソ連の軍人が新鋭戦闘機を駆って北海道に亡命してきたことがありまして。その軍人、取り調べで
「なぜ亡命してきたのか?」
と尋ねられ
「同期はどんどん出世していくのに、わたしは干されたままだったのだ」
と答えたそうです。そして、取り調べ官が
「理由はそれだけか?」
と問いかけると(取り調べ官も、さすがに動揺したのでしょう)
「妻にも我慢できなかった」
と・・・・・・・

命を張った理由がそれかよ!!と、わたしは嘆息しました。ここなつさんのブログに迷い込んで、思い出しました。
だぶるえんだー
2016/05/24 20:05
わたしゃ、もう年寄りですが、結婚も恋愛も経験していません。若いころはそれを引け目に思っていました。しかし、歳を重ねいろんなひとを観察するうち・・・・・・劣等感が消えていきました。これは慈悲なのか?呪いなのか?どちらともわかりません。
気楽に生きていけるのはありがたいですが。
だぶるえんだー
2016/05/24 20:11
だぶるえんだー 様

こんばんは!
すみません、コメント見落としていました。お返事遅くなって申し訳ありませんでした。

40年くらい前のソ連からの亡命者って、ミグで亡命してきた人の事ですよね。私もうっすらと記憶があります。
ベレンコ中尉。今、ちょっとWikiで読んでみました。
当時は大事件でしたよね。

この「チャイルド44」は、当時の共産党政権下の恐怖政治をエンターテインメントにしたみたいな内容ですが、この猟奇事件と同じか、またはそれ以上に社会そのものが恐ろしいな・・って感じました。

人は結婚しても、子供がいても、死ぬ時は一人ですからね・・。自分の人生は自分で選んでいけば良いと思います。
一人でいる孤独や心配事もたくさんありますが、家族がいるからこそ抱える不安や心配もたくさんありますしね。

自分の人生は自分のものだし、どんな境遇であれ、出来るだけ楽しんだ方が良いですよね。
ごみつ
2016/05/26 00:01

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