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<<   作成日時 : 2016/06/28 14:32   >>

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2015年/日本 (監)是枝裕和
(演)綾瀬はるか 長沢まさみ 夏帆 広瀬すず 加瀬亮 坂口健太郎 樹木希林 リリー・フランキー 風吹ジュン
堤真一 大竹しのぶ
☆☆☆★★★

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吉田秋生の同名傑作コミックス映画化作品。鎌倉の古い一軒家に暮らす3姉妹が、腹違いの妹を迎え入れ、それぞれに複雑な想いを抱えながらも日々の暮らしを通して家族としての絆を紡いでいく1年の物語を、鎌倉の四季折々の美しい風景とともに綴る。 

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このドラマの主人公の三姉妹の父親は不倫をしていた女性とともに家を出ていってしまっていた。実の母親も別の男性と再婚をし北海道にいる。残された3姉妹は、お互いを助け合いながら生活をしていた。

父親の不倫相手だった2番目の妻は亡くなり、彼は2番目の妻との間に出来た娘すず、そして3人目の妻とその連れ子とともに山形で暮らしていた。

そんなある日、父親の訃報が3姉妹のもとに届く。

血縁を亡くし、山形で肩身の狭い思いをしているすずを気遣った、3姉妹は彼女に一緒に生活しようともちかける。そして3姉妹と、腹違いの妹との同居生活かはじまる・・・。

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この作品、何か大きな事件が起きるワケでもなく、ドロドロの人間関係の愛憎が描かれるワケでもありません。どこにでもある様な、家族のいざこざの中、誰が悪人であるはずもない、人の生活のあれこれの中で、家族とは何か、生きているという事とは何か・・を淡々と描いた作品でした。

時代背景が混沌としているか、まったくの平和な社会か・・という違いがあるだけで、ひとつ前の記事の「活きる」とテーマはとても良く似ています。

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3姉妹の住む鎌倉の古い家が、小津安二郎の「晩春」の家とイメージがかぶさる事もあり、この作品は小津映画の正統な継承作品だな・・という思いを抱きながら観賞しました。

お葬式の後、北海道に住んでいる実の母親(大竹しのぶ)が久しぶりに鎌倉を訪れ、また北海道へ帰っていくシーンがあるのですが、どれほどいがみあっていてもなくす事は出来ない血縁のつながりという関係が、サラリとそしてせつなく描かれていて、私はとても好きなシーンでした。

私の母親が、私と妹がまだ幼い時に家出をし離婚している事、それと映画に出てくる鎌倉の古い日本家屋が、昨年まで住んででいた築50年超えの実家の想い出と重なり、とても心に浸透してくる作品でした。

小品ですが傑作です。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
吉田秋生は、私もお気に入りの漫画家です。「河よりも・・・」のように淡々と日常生活を描くのがとても上手い漫画家だと思います。でも、淡々と描く日常は、実はけっこうシビアな現実だったりするところも、魅力といえば魅力ですね。
鎌倉は時折、仕事で訪れます。古い日本家屋が数多く残っている古風な街です。坂が多いので歩き回るのが辛いですが、さりとて渋滞の名所なので車は使いづらい難儀な街でもありますね。
ヌマンタ
2016/06/29 11:12
ヌマンタ さん

こんばんは!
ヌマンタさん、吉田秋生さんのマンガ読まれた事あるんですね。
映画見て、原作はさぞかし素敵なマンガなんだろうな・・って思いました。

実際のところ、どんなジャンルの作品であっても、この作品みたいなただの日常を描いて心を動かす事が最も難しいですよね。
誰もが知っている日常だからこそ、一切のごまかしがきかない。

だからこの手の作品で良作を見ると、とても嬉しくなります。

鎌倉はたぶん、もう20年は訪れてないので、また行ってみたいな・・。
ごみつ
2016/06/29 23:45
こんにちは。
私も先月テレビ放映されていたのを見ましたが、すてきな作品でしたね。特に序盤のすずを呼び寄せるまでが心に残っています。
原作はコミックなのですね。ちょっと意外です。

鎌倉は子どもの頃は家族や友だち、課外活動などでよく訪れたなじみ深い場所ですが、映画で見ると、何気ない生活の風景にはっとしました。どこか遠くの海辺の街のようにも感じました。

女優陣もそれぞれ魅力的でしたが、すずちゃん、かわいかったですねー。
レオンのマチルダを思い出しました。^^
セレンディピティ
2016/06/30 12:54
セレンディピティ さん

こんばんは!
セレンディピティさんもテレビ放映でご覧になったんですね〜。
大きな事件が起きるワケでもなく、姉妹たちの細やかな心理描写だけでお話が展開していく作品だけど、しみじみと心に残る作品でしたね。
私も、原作がマンガだと知った時はけっこうビックリしました。

あ〜、そうそう!すずちゃんは確かにレオンのマチルダみたいでしたね。髪型が同じでしたね。
この作品、今時だとちょっと珍しい、古典的な女優映画の雰囲気があるな・・っていう気もしました。
ごみつ
2016/06/30 23:38
ごみつさん、こんにちは。
原作がとても好きな作品なので、映画は見ませんでした。
吉田秋生はバナナ・フィッシュなどの大作もいいのですが、この映画の原作のような日常を描いた珠玉の短編もあります。
もっとも、この原作は短編連作で既に七巻あるので短編とよんでいいのかな?
kinkacho
2016/06/30 23:40
Kinkacho さん

こんばんは。
私、「バナナフィッシュ」も読んでないんですよね〜。
やっぱりかなり原作のマンガは良さそうですね!
機会があったら読んでみたいです。7巻まで出てるんですね。

原作を読んでいないので比較が出来ないのですが、映画もかなり良い出来栄えでしたよ。
でも原作に思い入れが強いと、映像化作品は不安になりますよね〜。
ごみつ
2016/07/01 00:47

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