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<<   作成日時 : 2016/06/12 22:23   >>

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Momo
ミヒャエル・エンデ著 大島かおり訳 岩波少年文庫
☆☆☆★★★

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町はずれの円形劇場あとにまよいこんだ不思議な少女モモ。町の人たちはモモに話を聞いてもらうと、幸福な気もちになるのでした。そこへ、「時間どろぼう」の男たちの魔の手が忍び寄ります…。「時間」とは何かを問う、エンデの名作。小学5・6年以上。(文庫解説より)

児童向け小説のランキングがおこなわれると、「星の王子さま」を押さえて必ず1位になるこの作品。ずっと読まなければと気になっていたのですが、やっと読んでみました。

この作品は、時間におわれ、忙しい、忙しいと駆けずりまわっている現代人への警鐘として書かれた作品。

人は、何かに追われ、いつも時間がないとあくせくしているけれど、それは、「時間泥棒」に時間を盗まれているから。友達の話に耳を傾け、自然の声に耳をすませ、想像の世界の中で遊ぶ時間はもはや手元には残されていない。

その事に気がついたモモは、時間を奪われた友人達にために、カメのカシオペイアとともに、時間どろぼうと対決をします。

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個人的にはやはり「星の王子さま」の方が好きですが、この「モモ」は「星の王子さま」よりもはるかに子供向けに書かれたファンタジーだと思いました。子供の心に響く描写、物語設定、不思議な世界の造型というものがあって、これは見事にそれを押さえた作品になっているの感心してしまいました。

時間がテーマなので、エンデのもう一つの代表作「はてしない物語」にも通じるところがありますが、それよりも世界を小さくして、子供達にも豊饒な時間の持ち方、そして時間という目に見えないものの概念をやさしく解説しているところも良かったです。

特に時間を司っているマイスター・ホラの屋敷でのシーンは圧巻でした。このシーンにエンデの哲学がつまっています。

大人でもじゅうぶんに楽しめる面白さと、内容の厚みを持っている作品ですので、未読に方は是非いかがでしょうか?

「モモ」はドイツ語書籍の中でも圧倒的に売れている本です。(次がゲーテのファウストかな)

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