ごみつ通信

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zoom RSS 複製された男

<<   作成日時 : 2016/10/05 19:14   >>

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Enemy
2013年/カナダ・スペイン (監)ドゥニ・ヴィルヌーヴ
(演)ジェイク・ギレンホール メラニー・ロラン サラ・ガドン イザベラ・ロッセリーニ
☆☆☆★★

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ポルトガルのノーベル賞作家、ジョゼ・サラマーゴの小説の映画化作品。久しぶりで見た、結構な難解映画でした!

大学の歴史講師のアダム(J・ギレンホール)は、友人に勧められて見た映画の中に、自分と瓜二つの俳優を見つける。興味を持ったアダムは、その俳優アンソニー(ギレンホール2役)とコンタクトをとり会ってみると、顔、声、身体の特徴、生年月日等のすべてが一致していて、全くの同じ人間である事を確認するのだった。

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それぞれの妻、恋人にも見わけがつかない彼らは、彼女達を巻き込み破滅へと進んで行くのだが・・。

以下、映像上のネタバレを含みますので、未見の方はご注意下さい。

ストーリーだけ読むと、ドッペルゲンガーがテーマのミステリーホラーみたいですし、私もそれを期待していたのですが、そんな単純な作品ではありませんでした。

いわゆるシュールリアリスティックな作品で、全体のストーリーはこれは実際の生活を寓話化させたものなのだと思います。これは、恐らく一人の男の物語なんですよね。

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主人公の内面の心理と女性との関係が分裂をしている。実体はアダムなのか、アンソニーなのかはわからないのですが、母親が彼に対してとる態度でそれがわかるんです。

映画の途中、スモッグに覆われているかの様に黄色みがかった都市に、巨大な蜘蛛が現れるシーンが挿入されます。そしてラストシーン、妊娠している妻は巨大な蜘蛛に姿を変え、彼(アダム?アンソニー?)は、「やれやれ・・」という表情をして映画は終了。

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私も、難解な映画はそこそこ見てきているつもりなのですが、これは本当にわかんなかった。ストーリー自体は単純で、ドッペルゲンガースタイルなのでミステリー的にも楽しめるのですが、根底にあるテーマがわからない。蜘蛛が何を暗示するのかもわからない。

別の方のブログで、蜘蛛は「女性」というもののメタファーで、男性が女性に支配されている事を暗示していると解釈している方がいて「なるほどな・・」と思いました。

最後に、映画作品としての感想なのですが、少しまだるっこしい上にぬるい感じがしたのが残念。これだけ難解な作品である以上、映画としてはもっともっと芸術的な表現・・っていうか、観客の心に訴えるだけの鋭さが必要だろうな・・と感じた次第です。

ここは、ちょっと後日、原作の小説を読んでみようと思います!

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。
この監督さんのここ最近の作品が気になっていたのですが(ヒュー・ジャックマンのプリズナーズ、エミリー・ブラントのボーダーライン、そしてこの作品も)暴力描写が結構きついと聞いて躊躇していました。
この作品は暴力はそうでもなさそう?ですが、難解なのですね。
でも折をみて見てみたいです。
この巨大蜘蛛、六本木ヒルズにあるオブジェみたい。^^
セレンディピティ
2016/10/05 22:54
セレンディピティ さん

こんばんは!
この映画は暴力描写は全然ないですよ。その点は安心ですけど、とにかく良くわかりませんでした。(笑)

あ、そうそう、蜘蛛はヒルズのにそっくりですよね。この蜘蛛の写真検索してたらヒルズのも一緒に出てきたので、同じ事思ってる方たくさんいるみたいです。

「プリズナーズ」と「ボーダーライン」も同じ監督さんなんですね。この作品は個人的にはいまひとつでしたが、他の作品も見てみたいです!

ジェイク・ギレンホールは良かったですよ。
ごみつ
2016/10/05 23:36

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