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zoom RSS 許されざる者(2013)

<<   作成日時 : 2016/11/12 15:59   >>

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2013年/日本 (監)李相日
(演)渡辺謙 柄本明 柳楽優弥 忽那汐里 小池栄子 近藤芳正 佐藤浩市 國村準 小沢征悦 滝藤賢一
☆☆☆★★★

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1992年、イーストウッド監督の最高傑作と名高い傑作西部劇「許されざる者」のリメイク版。

そもそもイーストウッド版は、亡きドン・シーゲル監督とセルジオ・レオーネ監督に捧げられた作品で、西部劇の終焉とともに映画の世界から失われていった、男の生き様、そしてそれにからんで「暴力」というものが持つ一種のカタルシス、そしてその暴力が生みだしてしまう虚無をテーマにした傑作映画でした。

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イーストウッド作品としては、私も「スペース・カウボーイ」に次いで好きな作品なので、今回のリメイクはかなりの不安感を抱きながらの観賞でした。BSでテレビ放映されたものを観賞。

今回の作品は、明治初期の北海道が舞台。かつて幕府軍の兵士として「人斬り十兵衛」として恐れられた男が、昔の仲間から「賞金首」の話を持ちかけられる。所帯を持つも妻に先立たれ、その妻に二度と人殺しはしない・・と固く約束をしていたが、子供2人を抱えての生活に困窮していた彼はその話を引き受けるのだった・・。

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日本で開拓時代のアメリカ西部の雰囲気を出すとしたら、北海道しかないだろうとは思うのですが、これが思いのほか雰囲気があり、役者さん達の演技の見事さも手伝って、なかなかのリメイク作品になっていました。

テーマもオリジナルとほぼ同じ。追い詰められ、追い詰められ、自らの本性をさらけ出してしまうラストシーンが、悪魔的なカタルシスに満ち溢れていました。ラストは、オリジナルよりも派手な演出をしていましたが、このあたりは、ハリウッド版に負けない余韻を残すためにも良い演出だと私は思いました。

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イーストウッド版の「俺は、人殺し運が良いんだ・・」っていうセリフには、鳥肌がたったものでしたが、渡辺謙演じる人斬り十兵衛の、殺しに何のためらいも見せない封印されていた人手なし感が解放される殴り込みのシーンも見事だったと思います。

そしてその後に残されるものは、孤独と虚無。これはさかのぼれば1953年の「シェーン」そして、続く1954年の「七人の侍」から続く、孤独な殺人者(ヒーロー)と、暴力の生み出す虚無感を描いた作品の系譜なのでしょうね。

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私はこのリメイクも堪能いたしました。未見の方は是非、イーストウッドのオリジナルとあわせてご覧になってみて下さい!

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。
許されざる者はイーストウッドがかっこよくて恐ろしくて...私も好きな作品です。
日本版リメイクが公開された時に、渡辺謙さんが演じるというので気になっていたのですが見逃していました。私も近いうちに是非見たいです☆
柄本明さんがモーガン・フリーマンなのかな?^^ 楽しみです。

先日、ジャック・リーチャーを見たのですが、オープニングのところがちょっとだけ「許されざる者」みたいだったんです。テイストはかなり違いますが、トム・クルーズは現代の西部劇を描きたかったのかな?とふと思いました。男のロマンですね。
セレンディピティ
2016/11/15 09:44
セレンディピティ さん

こんばんは〜。
コメント有難うございます。

イーストウッド版、ご覧になってたら、是非こちらもお勧めですよ!見比べてむるのも面白いと思います。

そうそう、柄本明はモーガン・フリーマンです。で、佐藤浩市はジーン・ハックマンです。
この日本版のキャストも良かったですよ。

「ジャック・リーチャー」は私も見る予定です!前の「アウトロー」でもラストあたりがとても西部劇ぽかったですよね。
この作品は、現代の西部劇としてのねらいが確かにあるのかもしれませんね。

見るのが楽しみです。
ごみつ
2016/11/16 00:21

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