ごみつ通信

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zoom RSS 聖の青春

<<   作成日時 : 2016/11/16 23:18   >>

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2016年/日本 (監)森義隆
(演)松山ケンイチ 東出昌大 染谷将太 安田顕 鶴見辰吾 筒井道隆 柄本時生 竹下景子 リリー・フランキー 北見敏之
☆☆☆★★

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http://satoshi-movie.jp/

11月19日公開の映画「聖の青春」の、試写会が当ったので先行して見てきました。

幼い頃から難病のネフローゼ症候群との闘病を続け、膀胱がんによって29歳の若さで亡くなった天才棋士、村山聖の生涯を描いた作品です。先日、テレビでたまたま彼のドキュメンタリー番組も見たのですが、本当に29年という短い一生を懸命に燃やし続けて生き抜いた人です。

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幼い頃から入退院を繰り返していた息子の気晴らしになる様にと、ある日父親が将棋セットを買ってきて、それが聖と将棋との出会い。

めきめきと力をつけていった彼は、将棋の最高位である名人を獲得する事を夢見て、プロ棋士の森信雄に弟子入り。異例の速さでプロデビューを果たした聖は、当時、天才の名を欲しいままにしていた羽生善治の打倒を目指し、生まれ故郷の広島を離れ東京へ移り住む。

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しかし、刻一刻と聖の病状は悪化していた・・。

映画としては非常にオーソドックスなつくりですが、ところどころドラマチックになる様な展開も加えながら、素直な気持ちで観賞できた作品です。

何よりも、主人公の村上聖が、病気に苦しみながらも、将棋道を極めようと戦う姿が心を打ちます。やがて癌を宣告されてからも、その闘いをやめる事はない。

彼の前に大きく立ちはだかる羽生善治の存在は、彼の人生にとって大きなものだったろうな・・と思う。立ち向かうべき大きな存在があったからこそ、彼は苦しみの中でも頑張れたのだと思うし、人生の価値っていうのは、決して寿命の長さで測れるものではないのだな・・と痛感させられました。

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ひるがえって、身体に特に大きな問題もなく、生活が困窮しているワケでもないのに、弱音や不満を毎日の様にはきながら生きている自分自身が恥ずかしくなりました。

一番心に残るシーンは、聖と羽生善治が2人だけで飲みに行くシーンでのセリフ。

聖   「羽生さんの見ている海は皆とは違うんですよね。」

羽生  「深く潜りすぎて時々戻れなくなるんじゃないかと怖くなるんですよ。でも、村上さんとなら行けるかもしれない。」

20キロも体重を増やしてこの役に挑んだ松山ケンイチの良かったですが、羽生善治を演じた東出昌大の静かな演技もとても良かったです。そっくりだし。

生きているっていう事の、意味、意義、そして素晴らしさを感じた作品です。

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KADOKAWA/角川書店
2015-06-20
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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
この映画は、多分観ないと思います。同病の私には辛すぎる。私は成人後ですが、幼少期に発病した子供たちの繊細で傷つきやすい姿は、幾人も見てきました。生きることの辛さ、ただ生きているだけで辛いことは、子供にとっては凄まじいハンデです。村山少年が将棋にのめり込んだ込んだのは、病気を忘れる時間が欲しかったのかもしれません。なにかに集中していれば、その瞬間だけは忘れられますから。
ヌマンタ
2016/11/17 13:56
ごみつさん、こんにちは。
この映画は邦画だけど映画館で見たいと思っています。
亡くなられた直後ぐらいに特集をテレビで見たのがとても印象に残っていましたので。
ごみつさんのレビューを読んでも真っ向勝負の映画みたいなので、なおさら良さそうな感じです。小細工は不要なストーリーですね。
kinkacho
2016/11/17 16:36
ヌマンタ さん

こんばんは。
村上聖さんの病名を知って、ヌマンタさんと同じ・・と思ってました。

映画の中で聖さんが将棋仲間から「調子は良くなった?」と聞かれて、「調子の良い日なんて一日だってないんだよ・・」ってつぶやくシーンに胸が痛みました。
これが幼い頃から続いている・・ってどれだけ辛い事だろうと思いました。

おっしゃる通り、病気の苦しさを忘れるための夢中になれるものが、彼には必要だったし、思いがけず天賦の才があり、短いながらも生きた証になった事に、大きな救いを感じました。

心に残る作品でしたよ。
ごみつ
2016/11/17 23:35
Kinkacho さん

こんばんは!
この映画、私も試写会が当らなくても見に行くつもりでした。

彼の人生自体がテーマなので、映画はとってもオーソドックスなものになってましたし、お涙ちょうだいなところも全くないのも良かったです。

人の生きている意味っていうものを、ちょっと考えさせらたりしました。
誠実な良作だと思います。
ごみつ
2016/11/17 23:41
おはようございます。
この作品、初めてスチールを見た時に、松山ケンイチさんの役者魂に圧倒されました。
東出昌大さんも羽生善治さんの雰囲気をよくとらえていますね。
村山棋士の生涯とともに、彼と真剣に向き合った羽生さんとの友情のドラマとしても見応えがありそうです。
真摯に作られたよい作品のようですね。
セレンディピティ
2016/11/18 09:04
セレンディピティ さん

こんばんは。コメント有難うございます。
私も、この作品は予告見た時から、見ようと思ってました。

役のために、体重を大きく増減させるのは、若いうちにしか出来ないと思いますが、それにしても凄いですよね。
もちろんプロの指導の方がついているんでしょうけれど。

本当に何のてらいもない、真正面から彼の姿を見据えたドラマでした。映画としてどうこう・・と言うよりも、テーマそのものに意味がある作品で、全体的に暖かい雰囲気なのも良かったですよ。
それと羽生さんの凄さも実感できる映画でした。
ごみつ
2016/11/18 23:51
ごみつさん、こんにちは。
私は試写会に外れた者です(笑)。
でも、お金払ってでも見に行くつもりでした。

たとえ短い人生であったとしても、互いにその存在を認め会う良きライバルと出会い、夢中になれるものと出会い、命の限りを燃やし尽くすことができたなら、それは十分に尊い人生であったと思います。

そんな人生から、ぼんくらで怠け者の私は学ぶことがたくさんありそうです。
はなこ
2016/11/22 13:47
こんばんは!

はなこさん、試写会はずれちゃったんですね。
私、行けそうな試写会にはけっこう申し込んでるのですが、なかなか当たらなくて、これは珍しく当選した1本です。
感想アンケートも高評価のコメント入れて提出してきました。

本当に、はなこさんが書かれてる通りの事を映画を見ながら感じました。

私なんかも反省する事しきり。一度しかない人生、自分なりに一生懸命生きないと!と思いました。

良い映画でしたので、はなこさんもお時間とれましたら是非。
ごみつ
2016/11/23 00:30

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