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<<   作成日時 : 2017/02/16 22:48   >>

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11/22/63
スティーヴン・キング著 文春文庫

2016年「このミス」1位。その他、翻訳ミステリー大賞、LAタイムズ文学賞、国際スリラー作家協会賞受賞。

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昨年、翻訳が出ると同時にけっこう話題になっていたスティーブン・キングの「11/22/63」を読みました。文庫は上中下の3巻もので、久しぶりでキングの長編作品を堪能いたしました。

主人公の英語教師、ジェイク・エピングはある日、死期の迫っている友人のアルから、信じられない様な頼みをうける。それは、1963年11月22日、ケネディの暗殺を阻止して欲しいというものだった。

アルの店(ダイナー)の奥に隠された「穴」は1958年に通じるタイムトンネルだったのだ・・・。

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この作品、いわゆるタイムトラベルものなのですが、キングらしくホラー趣味もあったり、終盤の壮大な展開もとてもキングらしい作品でした。

「ターミネーター」じゃないけど、タイムパラドックスにかかわる、約束ごとなんかもあったり、このあたりはどうしてもタイムトラベルものの弱さではあるのですが、とにかくキングの文章の力でぐいぐいと読ませていきます。

この「穴」は常に1958年9月9日に通じていて、現在に戻ってくると、過去での行いは全てリセットされしまう。その為、主人公のジェイクは、暗殺までの5年間を過去で生活をしながら、暗殺阻止への準備をすすめていきます。

その5年のあいだに、恋人が出来て、彼女とのエピソードを織り交ぜながら、ストーリーが進行していくのですが、読み終えて感じたのは、この作品の本当の大切なパートは、ケネディの暗殺阻止ではなく、恋人のセイディーとの関係なのだなという意外な思いでした。

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時空を超えた深い愛の物語なんですよね。

ここでは詳しくは書きませんが、一番ラストのシーンの見事さはキング作品の中では圧倒的です。スティーヴン・キングの作品で、こんな気持ちで最後のページを閉じる事になろうとは思ってもいませんでした。

何はともあれ、無条件で面白い小説でもあるので、キングファンの方には是非お勧めです!

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
ある高名なSF作家が、時間旅行のアイデアはもう出尽くしたと書いていました。少々寂しいですが、そうなのでしょうね。いろいろな作品が出てきましたから。
すると、あとは、アイデアではなく物語で読者を魅了するしかない。キングのこの作品も、真っ向勝負で読者の心をつかもうと試みているのでしょう。読んでみたいです。しかし・・・・・・上中下ですか。ちょっとためらいます。
だぶるえんだー
2017/03/19 22:26
そういえば、ごみつさんが時間旅行物を取り上げるのは珍しいような。まっすぐな御気性ゆえでしょうか。時間旅行ものは曲がりくねっていることが多いですからね。
だぶるえんだー
2017/03/20 21:16
だぶるえんだー 様

こんばんは!
すみません!昨夜こちらのコメント見落としておりました!
お返事が遅くなって申し訳ありませんでした。

タイムトラベルものは大好きなのですが、どうしてもパラレルワールドみたいな矛盾が出てくるので、こじつけみたいな設定が多いのが難点ではあるんですよね。

そう言えば、時間旅行ものは映画はけっこう見てますが、本はあんまり読んだ事がないかも!です。

しかし、実際にタイムワープが出来るとしたら、どういう事になるんでしょうね。
以前見た映画の「インターステラー」の解釈が最も科学的な見解かな・・なんて思ったりしました。難しくてよくわかんなかったんですけどね。(笑)
ごみつ
2017/03/21 00:40

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