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zoom RSS 松本清張長編2冊

<<   作成日時 : 2017/02/18 18:57   >>

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例によって松本清張の長編を2冊読みました。記録で残しておきます。清張はまだまだ続くと思われます。(笑)

歪んだ複写 〜税務署殺人事件〜
新潮文庫
☆☆☆★★

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東京郊外で発見された、男の腐爛死体。その身元を追及しようとする二人の新聞記者は、次第に、あまりにも意外な事件の核心にふれてゆくこととなった。酒と女の供応に明け暮れしている、そんな悪徳税務署員の私行が招き寄せた、三つの殺人事件を通して、脱税に、収賄にと、腐敗しきった税務署の、驚くべき内情が描かれる。――現代の黒い霧に挑む著者の、代表的な社会派推理小説!(文庫解説より)

スクープをものにするために、警察に先んじて事件の真相を掴もうと奔走する2人の新聞記者が、税務署の背景にある深い闇に辿りつく話。

個人経営者や、零細企業からワイロを受け取り、減税処置をしている悪徳税務署員にまつわる殺人事件なのですが、当時、日本ではこれが社会問題になっていたのでしょうね。現在ではどうなんだろう?と思わされましたが、他の方の感想レビューを読ませていただくと、現在では綱紀粛正でこういう事はなくなった様です。どうも、当時(1961年)は相当ひどかった様ですね・・。ラストはちょっとあっけなかったですが文句なしに面白かったです。面白くない清張ってないんですよ。


「眼の壁」
新潮文庫
☆☆☆★★

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白昼の銀行を舞台に、巧妙に仕組まれた三千万円の手形詐欺。責任を一身に負って自殺した会計課長の厚い信任を得ていた萩崎は、学生時代の友人である新聞記者の応援を得て必死に手がかりを探る。二人は事件の背後にうごめく巨大な組織悪に徒手空拳で立ち向うが、せっかくの手がかりは次々に消え去ってしまう……。複雑怪奇な現代社会の悪の実体をあばき、鬼気迫る追及が展開する。(文庫解説より)

資金繰りに苦しむとある企業の真面目な経理課長が、巧妙な手口の手形詐欺にあい、会社に大きな損失を与えてしまう。その事を苦にした課長は自殺。彼の真摯な働きぶりを尊敬しながらともに仕事をしていた部下の萩崎は、必ず犯人を探し当てる事を心に誓う・・。

手形詐欺って恐ろしいな・・と思わされた作品でした。萩崎は、友人の手も借りながら本当にがんばるのですが、途中で犯人側の女性に心を奪われてしまう展開がちょっと・・な感じもしました。ただ、このあたりは映像化すればかなり説得力でそう。

清張ミステリーは、映像作品にぴったりですよね。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
清張シリーズ、続いていますね。
今回はどちらも会計、経理にからむ事件なのですね。

先日、ベン・アフレックの「ザ・コンサルタント」を見たのですが、彼が会計士で、表の世界では、庶民に節税のテクニックを伝授して助けてあげるいい会計士、という設定でした。^^

こういう数字がからむ話はおもしろそうです。
セレンディピティ
2017/02/20 15:22
セレンディピティ さん

こんばんは。
もうしばらく清張は続きそうです。
清張友達が会うたびに貸してくれるのですが、本当にどれも面白いので、あらためて松本清張の凄さを実感しています。
今回の2冊は、ちょっと金融がらみでしたが、数字っぽい展開はありませんでした。テーマはやっぱり社会悪ですね。

「ザ・コンサルタント」なかなか評判が良かったですよね。私もDVDになったら見てみたいです。
ごみつ
2017/02/21 00:41

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