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<<   作成日時 : 2017/03/15 16:06   >>

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Nostalghia
1983年/イタリア (監)アンドレイ・タルコフスキー
(演)オレーグ・ヤンコフスキー エルランド・ヨセフソン ドミツィアナ・ジョルダーノ
☆☆☆★★★

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タルコフスキー監督はこの作品を撮るためにソ連を出国し、完成後に亡命をしたそうです。なので、この作品の主人公、ソ連からの亡命詩人は監督自身を投影させた人物なのだと思います。

例によってお話がとてもわかりにくいので、ストーリーを少し詳しく記載しておきます。

ロシア人の詩人、アンドレイ・ゴルチャコフは、通訳のイタリア人女性とともにイタリアのトスカーナを訪れていた。かつて、帰国すれば農奴となる事がわかっていながら帰国し自殺してしまった、音楽家のパーヴェル・サスノフスキーに関する取材のためにイタリアを訪れていたのだ。

教会に飾られていた聖母画を見た夜、彼は自分の故郷の夢を見る。彼は心臓を病んでいて余命わずかである事を知っていた。

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その後訪れた温泉場のバーニョ・ヴィニョーニで、世界の終末を信じ何年にもわたって家族を幽閉し狂人と呼ばれているドメニコという男に出会う。

彼は「蝋燭に火を灯し、広場の温泉を渡りきることが出来たら、世界は救済される」と告げ、アンドレイはそれを実行する事を約束する。

その後ドメニコは、第九を大音量で流し、広場にあるマルクス・アウレリウス像の上で焼身自殺をはかるのだった。

アンドレイは何度も失敗しながら、蝋燭の火を消さずに温泉を渉りきることに成功するが、その瞬間に倒れる。彼は懐かしい故郷の風景を夢見ながら死んでいくのだった・・。

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ストーリーを読んでも何だかよくわからないだろうと思うし、私もよくわからないのですが、恐らく映像やセリフの中に様々な黙示録的な暗示があるのだと思います。そしてどれほど離れていても忘れる事の出来ない懐かしい故郷へのノスタルジーの描写。

これらが、信じられないほど、美しい映像で綴られていきます。この前に見た「ストーカー」もそうですが、汚濁したもの、普通なら目をそむけたい、近寄りたくない様な場所が、彼の手にかかると芸術作品の様な映像になるんですよね。

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映画はこちらの眠気を誘うテンポで展開されていき、しかも何だかよくわからないので、いつしか観賞者も故郷を夢みながら眠りに落ちてしまう・・という恐ろしい映画です。(笑)

タルコフスキーは故郷を深く、深く愛しているんですよね。「惑星ソラリス」の中で私が最も好きなシーンは、ソラリスの力で、まだ若く美しい母親に樽の中で体を洗ってもらう主人公のシーンなのですが、このノスタルジー描写は本当に凄かった。

今回は会社のタルコフスキー好きの同僚からDVDを貸していただいたのですが、また続けてタルコフスキーの映画をどんどん見ていきたいと思っています。何だかわかんない映画ばっかりですが、私は彼の映像表現がとても好きです。

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