ごみつ通信

アクセスカウンタ

zoom RSS イ・サン その1

<<   作成日時 : 2017/08/11 18:49   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

画像


韓国で2007年から2008年に放映されたイ・ビョンフン監督の歴史ドラマ「イ・サン」全77話を観賞しました。

李氏朝鮮第22代国王である正祖ことイ・サンを主人公としたドラマ。イ・サン(正祖)は、祖父である英祖に父親を殺されている事(謀反の罪で米櫃に閉じ込められた)、何度も暗殺されかけている事、それと、ハングルを創始した世宗と並び名君の誉れが高い事、道半ばで病死している事等、波乱万丈の人生を歩んでいる事もあり、何度もドラマや映画の題材になっている王です。

画像


私が今までに見ただけでも、ドラマでは「風の絵師」「漢城別曲」、映画では「王の涙」に登場していますが、基本的にどの作品を見てもいつもイ・サンは苦しそうだし、悲しそうなんですよ。父親を死に追いやった首謀者であり、イ・サン自身の命を何回もつけねらっていた宮中の一大勢力である老論派への復讐心も強く、どうしてもちょっとストーリーはダークトーンにならざるを得ないところがある王なんですよね。

さて、今回の「イ・サン」ですが、イ・ビョンフン監督が大ヒットドラマの「宮廷女官チャングムの誓い」に続いてヒットさせたドラマですが、以前に見た「トンイ」と同じく、大いに感心しながら毎回観賞しました。

画像


前述した通り、ともすれば暗くなりがちなイ・サンのドラマを、最初から最後まで明るいトーンでつらぬき通しています。

作劇法は「トンイ」とほぼ同じなのですが、陰謀ストーリーに集約されがちなイ・サンのドラマを、子供の頃にとある出来事から友情をかわす様になった平民の2人の存在を加えて、イ・サンの心のよりどころにさせています。

画像


平民の子供2人は、やがて男子のパク・テスは王を守る武官となり、女子のソン・ソンヨンは図画署(王宮の出来事を絵画で記録する部署)の画員となり、やがてはイ・サンの側室になります。

正祖の側室には、宜嬪という平民の娘出身者がいて、絵画の才能があり、王に深く愛されたという記録が残っているところからうまれたキャラクターだと思うのですが、この2人の純愛ストーリーが並行して描かれる事でかなりお話がやわらかくなっているんですよね。

それとコメディリリーフ役のキャラクターの配置も絶妙で、シリアスなストーリー展開が決して重たくならない様に物凄く塩梅を加減しているのも特徴。

画像


このドラマでの悪役は英祖の正室を首領とした老論派なのですが、絵に描いた様な悪役ぶりもわかりやすくて非常によろしい!

大奥の確執みたいなのもほどほどに描かれ、人間関係はとてもわかりやすく脚色、アクションシーンもまずまずの見せ場をつくるし、本当にお茶の間ドラマの鏡です!凄いのは1話の中にだれるシーンがほとんどないんですよね。「トンイ」もそうでしたが、あれよあれよと言う間に1話が終わり、最後は必ず「え〜!どうなっちゃうの!?」っていうシーンで終わります。

さらに凄いな・・って思うのは、大切だと思われるセリフに関しては、すぐ後で聞いた人間の脳内で繰り返されるので、聞き落しはまずありません。これだけ書くと「しつこいんじゃない?」って思われるかもしれませんが、これが結構悪くないんですよ。ドラマの筋書きを追うのが苦手な人もついてこられる配慮がされてるんですよね。

そんなこんなで、役者の演技やら、お話の展開のさせ方やらも、ちょっと様式美っぽいものすら感じます。

画像


お茶の間ドラマの鏡って言うとちょっとバカにしたくなると思うのですが、あなた、これは是非ご覧になって確認して欲しいです。それと、ドラマの居心地の良さ・・。見てて疲れないし、なかなかこんなドラマ作れる監督さんはいないと思いますよ。

と言う事で、遅ればせながら見た「イ・サン」はとても良かったのでお勧めです。アマゾン・プライム・ビデオで鑑賞。何度かちょっと中断がはいって半年以上かけて見ましたが、見終わって万感の思いにつつまれました。それくらい正祖の生涯は波乱万丈だし、気の毒でもあります。王っていうのは彼に起った事すべてに耐える事が出来なければだめなんだな〜。

さて、このドラマを支えているのは、制作者の力量に加え、キャストの魅力の力も大です!その2へ続きます。

画像

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。
イ・サン、おもしろそうですね!
続きものが苦手でドラマはつい避けてしまう私も、ごみつさんの記事を拝見してすご〜く見てみたくなりました。
NHKかと思ったら、こちらはBS-TBS制作なのですね。
韓流にしては、それほどドロドロしてなさそう?なところもいいですね。^^
セレンディピティ
2017/08/13 09:22
セレンディピティ さん

こんばんは!
コメント有難うございます。

私も長丁場ドラマは、基本的に歴史ものしか見てないけど、はまると楽しいですよ。
アメリカのドラマを最近、見ないのはダラダラとシーズンをひきのばしていく昨今の手法がイヤで・・。(^_^;)
大ヒットしてた「LOST」とか「HEROES」も途中でやめちゃいました。

このドラマは、最初はスカパーで、そのあと、BSやら、NHK地上波やら、民放やらで何度も放映されたみたい。
この監督さんの作風は、とにかく基本的に明るいんですよ。

韓国は映画もドラマも良い作品けっこうありますよね。日本もがんばらないとね〜。
ごみつ
2017/08/13 23:18

コメントする help

ニックネーム
本 文
イ・サン その1 ごみつ通信/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる