ごみつ通信

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<<   作成日時 : 2018/02/08 19:01   >>

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Three Billboards Outside Ebbing, Missouri
2017年/イギリス・アメリカ (監)マーティン・マクドナー
(演)フランシス・マクドーマンド ウディ・ハレルソン サム・ロックウエル アビー・コーニッシュ ジョン・ホークス ピーター・ディンクレイジ ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
☆☆☆★★★

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http://www.foxmovies-jp.com/threebillboards/

アメリカ、ミズーリ州の田舎町エビング。娘を殺されたミルドレッドは、まったく進展しない操作に業を煮やし、道路わきに立つ3枚の立て看板に警察署長を名指しにした抗議メッセージの広告を出す。署長のウィロビーは困惑しながらも冷静に対処をしようとするが、部下のディクソン巡査はミルドレッドへの怒りを露わにする。

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署長は人望があり尊敬されていたため、ミルドレッドは町民全体を敵にまわす事となるが・・・。

前の記事の「デトロイト」がアメリカの問題を痛烈に描いた社会派ドラマでしたが、同じ様にアメリカの問題を提起しているこの作品は、私はてっきりかなり辛辣でブラックなドラマだろうと予想していました。

でも、そんな映画じゃなかったんです!

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これは傷ついた魂の再生の物語であり、人と人とのつながりがいかに大切なものであるかを描いたヒューマンドラマでもありました。

登場人物が良い人ばかりなので、現実はこうはいかないでしょうが、この映画を単なるファンタジックな夢物語にしていないのは、主演のフランシス・マクドーマンドの見事としか言いようのない深い演技、彼女の演技をうけとめる警察署長を演じたウディ・ハレルソン、ディクソン巡査を演じたサム・ロックウエルの演技が素晴らしかったからです。この3人が今回のアカデミー賞にノミネートされてるのは当然だと思いました。

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この3人のキャラクターそれぞれが関係しあいながら、自らの生きていくべき道、とるべき道を、一連の騒動の中から選び取っていくのです。

つきつめれば、他人への色眼鏡をはずすことの大切さ、お互いを理解しあう事の大切さ、人の心の痛みをわかちあえる事の大切さを描いている作品だとも思いました。

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本当にここ最近見た人間ドラマとしては、久しぶりで最高の作品を見たという感慨に包まれております。

お勧め!!是非、見に行かれて下さい。

↓ この曲は「デトロイト」でも使われてました。「スリー・ビルボード」ではどこで流れるかチェックしてみて下さいね〜。

Walk Away Renee (Lyrics) From "Three Billboards Outside Ebbing Missouri" - Four Tops

https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=xf4KTT4fyCs

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スリー・ビルボード 【映画】
THREE BILLBOARDS OUTSIDE EBBING, MISSOURI 2017年 アメリカ マーティン・マクドナー監督 フランシス・マクドーマンド、ウディ・ハレルソン、サム・ロックウェル、アビー・コーニッシュ、ジョン・ホークス、ピーター・ディンクレイ、ルーカス・ヘッジズ、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、ケリー・コンドン、キャスリン・ニュートンほか ...続きを見る
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2018/02/18 10:38
スリー・ビルボード
アメリカ・ミズーリ州の田舎町エビング。 さびれた道路沿いの広告看板に、地元警察の署長ウィルビーを批判するメッセージが表示される。 それは、7ヶ月前に娘を殺された母親ミルドレッドが、進展しない捜査に腹を立てて出した広告だった。 人望あるウィルビーを攻撃したことで、ミルドレッドは非難を浴びることに…。 クライム・サスペンス。 ...続きを見る
象のロケット
2018/02/19 09:17

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
ごみつさん☆
久しぶりに洋画で深みのある人間ドラマを観たってかんじしますよね〜
それもジメッと重たいのではなく、アメリカらしいカラッとした部分もあってそれが面白さに繋がって行ったような。
「魂の再生」まさにその通りですね!
アカデミー賞もノミネートされて当然!ってかんじです☆
ノルウェーまだ〜む
2018/02/09 00:20
ノルウェーまだ〜む 様

おはようございます。
アメリカ映画で、これだけ深みのあるドラマを見たのは個人的には久しぶりでした。
監督が英国人で劇作家だからでしょうか・・。

そうそう、これが日本映画だったらもっとウェットで感情的な作品になってた気がしますよね。

ラストシーンも見事でしたね。ああいう風に余韻を感じさせるエンディングシーンを見たのも久しぶりでした。
あのシーンは、観客一人ひとりの心に委ねられてて、なおかつあの2人が心から通じ合った瞬間でもあるんですよね。

アカデミー賞が楽しみです!
ごみつ
2018/02/09 10:15
こんにちは。
ごみつさんもまだ〜むさんも絶賛されてますね。
私はままおもしろくは見れたけれど、そこまでの”深み”は感じ取れなくて...
ただラストの2人の雰囲気は爽快でしたね。

会話の端々からいろいろなメタファーを感じ取れましたし、単純なようでいて、実は深い作品なのだろうなーと思います。
音楽の使い方もうまかったですね。

http://blog.goo.ne.jp/serendpt3/e/65b57e2ac976ecb224758e14bbb0156d
セレンディピティ
2018/02/09 12:13
セレンディピティ さん

おはようございます。
この映画、ちょっとクセのある作品なので、あまりピンとこない方もいそうですよね。

監督さんが演劇畑のせいもあるのでしょうが、舞台劇っぽい設定っていうか、ストーリーにとても寓話性が高い感じがしました。

個人的にはそれこそが「物語」の面白さなのかな〜なんて、この映画を見ながら感じたんですよね。

あとはフランシス・マクドーマンドの演技の素晴らしさに舌を巻きました。

映画って色々な表現方法があって、そういうのを楽しむのも醍醐味ですよね。
ごみつ
2018/02/10 09:23
ごみつさん、こんにちは。
この作品といい、デトロイトといい、いい作品みたいなのですが、現在のkinkachoはシリアスな作品は楽しめないと思うので、映画館では見ないでしょうね。
そして、マンハントとダークタワーを見て、斜め上の方向で楽しんでしまいました!!
kinkacho
2018/02/16 08:48
kinkacho さん

こんばんは!お忙しい中コメント有難うございます。

忙しかったり、疲れている時はシリアスものは避けちゃいますよね。
このところ、私も多忙で全然映画に行けていないのですが、ダメ映画でも(笑)「マンハント」は見に行くつもりです。
「憤怒」と比べたいのと、主役のチャン・ハンユー(ドラマ「水滸伝」の宋江演じてた人)が好きなので、そのあたりが楽しみなのです。

「デトロイト」も「ビルボード」もとても良かったので、DVDででもいつか是非。

明日、朝早いので、Kinkachoさんのブログには明日おじゃましますね〜。
ごみつ
2018/02/17 01:25
こんにちは!
私もようやく観てきました。
明るい気持ちになれる話ではないのに、何かブンガク的な透明感があって、とても気に入りました。KINENOTEであの名作『パディントン2』を超えるユーザー評価を得ていることを「そんなばかな」と訝っていたのですが、すんなり納得できました。
俳優たち、みんな素晴らしかったけど、ひとりあげるとすればサム・ロックウェルかな。ディクソン巡査の多面性を最後まで矛盾なく演じきって余韻を残すって、只者じゃない気がします。
Tae
2018/02/18 10:36
Tae さん

こんばんは!
わ〜、Taeさんも見に行かれたんですね!
これ、けっこうお話がひねってあるので、Taeさんは気に入ると思ってました!

そうそう!Kinenoteではこのところ1位スリビル、2位パディントンで推移しています。それにしても「パディントン」の高評価は凄いですね。
私も1作目から見てみたいと思ってます〜。

主役の3人は全員素晴らしいので迷いますが、サム・ロックウェルが実はこの映画で最も重要なキャラクターですよね。
誰もが、誰かとの関係の中で、自分自身を変化させていく。

本当はこういう人だろうと思っていた人が、予想できない行動をする。それは、人の多面性の表現でもあるだろうし、一番大事なテーマである「人は変わることが出来る」っていう事の表現なんでしょうね。

私もこの映画には非常〜に感銘を受けました。
ごみつ
2018/02/18 22:25

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