ごみつ通信

アクセスカウンタ

zoom RSS ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書

<<   作成日時 : 2018/04/18 01:41   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 10

The Post
2017年/アメリカ (監)スティーブン・スピルバーグ
(演)メリル・ストリープ トム・ハンクス サラ・ポールソン ブルース・グリーンウッド マイケル・スタールバーグ マシュー・リス
☆☆☆★★★

画像


http://pentagonpapers-movie.jp/

J・F・ケネディとリンドン・ジョンソン、両大統領によりベトナム戦争が泥沼化していた1971年。ベトナム戦争を分析した国防総省の機密文書(ペンタゴン・ペーパーズ)をニューヨーク・タイムズがスクープする。

全米が騒然とする中、ニクソン政権は裁判所に記事の差し止め命令を要求。出遅れていたワシントン・ポストでは、ペンタゴン・ペーパーズを入手するため情報源に接触し全文を手に入れる。それを公表すれば、裁判沙汰となり会社の存続を危うくしかねない。

画像


亡き夫にかわり社主となっていたキャサリン・グラハムは、公表をするか否かの決断に迫られる・・・。

画像


今だからこそ公開すべき作品だとの思いから、スピルバーグ監督は、この作品をメジャー映画としては最速の、企画からわずか10ケ月で完成、公開させたのだそうです。しかも「レディ・プレイヤー・ワン」と同時進行!ホント、凄いとしか言い様がないですが、昔、「シンドラーのリスト」と「ジュラシック・パーク」を同時進行で監督した時の経験を生かしたんだそうですよ!(これもマジで凄い)

キャサリンは国防長官のマクナマラとは友人関係。

画像


映画は、しょっぱなのベトナム戦争のシーンから、「あ〜、来たぞ、来たぞ!」って感じで、私、まずこの映画が素晴らしい!と感じたのは、時代の空気感の描き方が本当に見事だっていう点です。

そして、まったくけれんみのない正攻法の展開と、主張されるテーマが、観客にストレートに伝わってくるのです。こういう真正面から観客に訴えかけてくる映画を撮るのは本当に難しい事ですよね。鼻白む映画にしないために必要な事は、的確なストーリー展開と重要なポイントをきっちりと押さえて、観客が見逃し三振するくらいの気迫で直球を投げ込んでくる事だと思う。

画像


これはスピルバーグの得意技ですけど、今回も良かった。

劇映画としてこの題材が向いていたのには、もう一つ理由があって、ワシントン・ポストの社主のキャサリンがそれまでは専業主婦だったまったくの素人だった事。会社に何かあっても記者たちは転職すれば良いが、経営責任者はそうはいかない。一世一代の決断を彼女はとるワケですが、そこに至るまでの彼女の心情描写も見事でした。

画像


そして、そして、あのラストシーン。あのシーンはまんま「大統領の陰謀」(ウォーターゲート事件)へ続くワケですが、スピルバーグは観客に対して続けて「大統領の陰謀」への鑑賞へ入れる様なストーリー作りと、映像表現をたんじゃないかしら?

ちなみにトム・ハンクスが演じてたベン・ブラッドリーは、「大統領の陰謀」ではジェイソン・ロバーツが演じてますよ!私も近いうちに再見しようと思ってます。

マスコミのあるべき姿を思い起こさせてくれる作品です。お勧めです!

最初のベトナムのシーンで流れるのはCCRのこの曲です。やっぱり60〜70年代のロックはしびれますね!

Creedence Clearwater Revival - Green River (Lyric Video)

https://www.youtube.com/watch?time_continue=2&v=L5V9nK7-OkM

あと、ちょっとオマケですが、あの昔の新聞の活字の写植とか、印刷のシーン、凄く良かったね〜。興奮ちしゃい
ました。今度、印刷博物館、行ってみようかな・・。

画像





大統領の陰謀 [Blu-ray]
ワーナー・ホーム・ビデオ
2011-04-21

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 大統領の陰謀 [Blu-ray] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル






ペンタゴン・ペーパーズ 「キャサリン・グラハム わが人生」より
CCCメディアハウス
キャサリン・グラハム

ユーザレビュー:

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ペンタゴン・ペーパーズ 「キャサリン・グラハム わが人生」より の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル




キャサリン・グラハム わが人生 (フルバージョン)電子版
CCCメディアハウス
キャサリン・グラハム

ユーザレビュー:

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by キャサリン・グラハム わが人生 (フルバージョン)電子版 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(3件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 【映画】
THE POST 2017年 アメリカ スティーヴン・スピルバーグ(監督) メルル・ストリープ、トム・ハンクス、サラ・ポールソン、ボブ・オデンカーク、トレイシー・レッツ、ブルース・グリーンウッド、マシュー・リス、アリソン・ブリーほか ...続きを見る
Balkan's Memorandum
2018/04/18 19:01
「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」
私は大変困惑している。今年の鑑賞作品で、4月からの物を殆どアップできていないのだ。鑑賞ペースが落ちていて書く作品がなかったという訳ではない。逆に本数見過ぎてアップが追いつかないという訳でもない。これはつまり…書く能力が著しく落ちている、ということなのか?忍び寄る老い…?この場でその足音を耳にするなんて、いやはや…なのである。だが、そうも言っていられないので、現在の鑑賞作品に追いつけるよう粛々と書いていくしかない。もちろん仕事ではないので、「せねばならない」感は希薄である。希薄ではあるけれど、書く... ...続きを見る
ここなつ映画レビュー
2018/05/17 13:09
ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書
1971年、アメリカ。 ベトナム戦争が泥沼化し反戦の気運が高まっていたこの時期に、国防総省がベトナム戦争について調査・分析した7000枚に及ぶ文書の一部が、ニューヨーク・タイムズにスクープされた。 ライバル紙に先を越された、ワシントン・ポストの女性発行人キャサリン・グラハムと編集主幹ベン・ブラッドリーは、残りの文書を独自に入手し機密文書の全貌を公表しようとする…。 社会派ドラマ。 ...続きを見る
象のロケット
2018/05/19 11:38

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
ごみつさん、こんにちは。
ペンタゴン・ペーパーズ、私も見に行きました。記事がたまっているので、書くのはもう少し先になりますが...。><
すごくよかったですよね。私も冒頭のベトナムのシーンから、ぐっと心をつかまれました。活字が組まれて、輪転機が回るところは興奮しました!
まるで「大統領の陰謀」のプリクエルかのように作られたラストもよかったです。思わず再見したくなりますね。

それにしても2つの大作を平行してって...スピルバーグ監督、すごすぎです。@@
セレンディピティ
2018/04/18 15:58
ごみつさん、こんにちは!
レビュー、楽しみにしていました。

いや、ほんと、輪転機が動きだすシーンに向かって加速度的に盛り上げていくストーリーテリングのうまさは、さすがスピルバーグとしか言いようがありませんね。ぐっときました。

スピルバーグ作品といえば、私は「ジョーズ」と「激突」が好きなんですが、この作品はそれらと同じくらい気に入ったかも。どこに共通点があるのかなあ?

昔、朝日新聞社を見学して、最後にいただいた刷りたての夕刊がちょっと温かかったことを思いだしました。
Tae
2018/04/18 19:00
ごみつさん、こんばんは🌆
ペンタゴンペーパーズ見に行かれたのですね!
私も見に行きました。
さすがスピルバーグ、としか言いようのない、寸分も飽きさせない展開と盛り上がり、それぞれのキャラクターが持つ性格と信念のわかりやすさ。そしてラストシーンのエピローグ。存分に楽しめました。
実はちょっと前に「大統領の陰謀」をテレビの録画で見ていたので、まさかの偶然でした。
一つ言わせてもらうと、私は「大統領の陰謀」の方がアートディレクションが格段にカッコよくて好きです。オフィスと従業員の服装がモダンでオシャレ!
やっぱり私にとってはあの時代に作られたアメリカ映画がアーティスティックで大好き💕
ペンタゴンペーパーズはその点では、当時のオフィスや服装に忠実だったかもしれませんが、メリル・ストリープのスカーフ調のワンピースとかは、ちょっと現代風だなぁと思ってしまいました。
あと、大統領の陰謀は全体的に照明が暗いシーンが多く、スリリングです。それも私好みの一つかな。

ぜひごみつさんも大統領の陰謀と比較してみてください🎬
dumbo
2018/04/18 20:23
セレンディピティ さん

こんばんは!
私も記事がけっこうたまっちゃってて(;^ω^)、どうにかしないと・・なのですが、時間とか体力の関係でなかなか作れません。お互いにボチボチといきましょう〜。

この映画も文句なしに良かったですね。最初のベトナムのシーンでは、「プライベート・ライアン」を思い出したりしました。
映画のほとんどが室内劇なので、冒頭のシーンは短いですけど重要ですよね。
映画はまさに、「大統領の陰謀」へのプレリュードみたいでしたよね。

スピルバーグは、映画のどの部分で自分が関わればよいのか、どこは人にまかせれば良いのかが、完璧にわかっているんでしょうね。だから平行して2本撮れるんでしょうが、それにしても凄いでうよね〜。(;^ω^)
ごみつ
2018/04/18 21:19
Tae さん

こんばんは!
コメントとTB有難うございます。

やっぱり印刷機のシーンは興奮しましたか!?新聞が印刷されるシーンは、昔はドラマでよく使われましたよね。
何だか、ああいうシーン見ると興奮しちゃいます。(笑)

スピルバーグの凄さってどこにあるんでしょうね?毎回あまりにも社会現象レベルのヒットをさせるのに加えて、合間合間につくる社会メッセージ性の高い映画なんかを見続けてきて、どこに彼の作家としての本質があるのか、よくわからなかったりしますね。

私が一番好きなのは「未知との遭遇」ですが、初期の「激突!」と「ジョーズ」も最高です。
ごみつ
2018/04/18 21:25
dumbo さん

こんばんは!
先日は楽しい時間を有難うございました!
映画は行けなかったけど、美術鑑賞も楽しかったですね。

映画は見たかったので、あの後すぐに見に行きました!
予想通りの出来で、じゅうぶん満足出来ました。

「大統領の陰謀」は見たのがかなり前なので、私も再度見てみるつもりです!これはウォーターゲート事件直後に撮られた映画なので、時代を感じる密度の濃さとか、リアルさに関しては確かにちょっとかなわないだろうな・・とは思います。

再見するのが凄い楽しみになってきた〜。

私は見逃したのですが、ちょっと前にリーアム・ニーソン主演で公開されていた「ザ・シークレットマン」は、ディープスロートことFBI副長官のマーク・フェルトを描いた作品なんですよね。これもDVDになったら見たいと思ってます。dumboさんも是非!


ごみつ
2018/04/18 21:31
ごみつさん☆
えーっ!?「シンドラーのリスト」と「ジェラシックパーク」を同時進行で撮影したのですか!?こりゃ凄い!!
今回の2作品の同時進行より、技術の面を考えるとずっと大変そうですが、年齢的にパワフルだったことを思うと、このお年でこの2作品も十分凄いですよね☆

「大統領の陰謀」は未見ですので、近いうちに探してみたいと思います!!
ノルウェーまだ〜む
2018/04/19 22:27
ノルウェーまだ〜む 様

こんばんは!
早速のコメント有難うございます。

今回の同時撮影は、「シンドラー」と「ジュラパ」の同時監督の時の経験を生かして撮影したってインタビューで語ってました。
こんな事、他の監督じゃ出来ないですよね!(;'∀')

「大統領の陰謀」は70年代の映画なので、ちょっと見づらいかもですが、もしも機会ありましたら〜。
「ペンタゴンペーパーズ」のあのラストシーンが、「大統領の陰謀」のファーストシーンですよ!
ごみつ
2018/04/20 01:13
ごみつさま、こんにちは。
遅ればせながら作品レビューをブログにアップ致しまして、遅ればせながらご訪問&コメントさせていただきます。
映画の内容にはさほど関係ないのですが、記事に書かれていらっしゃる。
>あの昔の新聞の活字の写植とか、印刷のシーン、凄く良かったね〜。興奮ちしゃい
ました。
に激しく同意です。
…私が新入社員の頃は、活版印刷の工場見学研修があって、輪転機の迫力に驚かされたものですが、いまや、「活字を拾う」なんて単語、きょとーん?とされてしまうのでしょうね…。
そして正におっしゃるように、時代の空気感がとてもうまく表現されていたし、そこでのざわつきも過剰でなく表わされていたと思いました。
ここなつ
2018/05/17 13:16
ここなつ 様

こんにちは!
コメントとTB、有難うございます。

蒸気機関車とかもですが、”機械”が稼働する姿って、何だか興奮するんですよね。PCの登場で世の中様変わりしましたが、やっぱ昭和生まれは産業革命世代の最後の生き残りなんでしょうかね。(笑)

それとこの映画で最も心をつかまれたのはあの時代の空気感の描写です。そういうのは役者の演技にも要求されるので、主役の2人以外は渋めの実力派を揃えてたのもこの映画の成功の要因かな・・って思いました。

最近思うんですけど、マイケル・スタールバーグ(この映画ではニューヨーク・タイムズの編集長)の最近の活躍ぶりが凄いですよね。どんな映画にも出てますよね。「君の名前で僕を呼んで」のお父さんとか、「シェイプ・オブ・ウォーター」とか。大注目中です。
ごみつ
2018/05/17 17:58

コメントする help

ニックネーム
本 文
ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 ごみつ通信/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる