LOGAN/ローガン

Logan
2017年/アメリカ (監)ジェームズ・マンゴールド
(演)ヒュー・ジャックマン パトリック・スチュワート リチャード・E・グラント ダフネ・キーン ボイド・ホルブルック スティーブン・マーチャント
☆☆☆★★★

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http://www.foxmovies-jp.com/logan-movie/


X-メンシリーズの中でもひときわ目立った存在だったウルヴァリンことローガン。ローガンはウルヴァリンが記憶喪失だった頃につけられた名前で、本名はジェームズ・ハウレット(劇中でも名前が使われてました。)です。

X-メンの1作目が公開されたのが2000年。それから17年にわたって活躍してきたヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンの最後の作品です。

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すでにミュータントの大半が死滅した2029年。超人的な治癒能力で戦い続けてきたローガンはその能力を失いつつあった。

彼はリムジンの運転手として日銭を稼ぎ、老齢となり認知症を患っているチャールズ・エグゼビア(プロフェッサー)の面倒を見ながらひっそりとメキシコ国境近くで暮らしていた。

↓チャールズは「X-メン・ファイナル・ディシジョン」でジーンに粉々にされちゃったのに何で生きてるんだっけ?と思っちゃいましたが、「フューチャー&パスト」の時に歴史が変わったんでしたよね。

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ある日、ガブリエラというメキシコ人女性があらわれ、ローラという一人の少女をノースダコタまで連れていって欲しいという依頼をうける。ローラは武装集団から追われていたのだった。

ローガンは、ローラ、チャールズとともにノースダコタへ向けてアメリア縦断の旅に出る事になるのだが・・・。

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この作品はR15指定で、たぶん「X-メン」シリーズの中では初めてのR指定作品だと思うのですが、監督のジェームズ・マンゴールドのインタビューを読むと、戦い続けてきた一人の男の人生と、その最後を語るためには、表現に規制のかからないR指定が必要だった・・と語っています。

↓キャリバンは「X-メン アポカリプス」ではエン・サバ・ヌールの部下でしたよね。

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と言う事で、この作品、今のアメリカの世相を反映したもなのか、今までの「X-メン」にはなかった暗いリアリズムに溢れていました。それと残酷描写、暴力描写も今までにはなかったレベルです。

なので、これは「X-メン」ファンの間でも好き嫌いや評価ははっきりとわかれてしまうだろうな・・と思いながら観賞しました。特にチャールズの衰えた姿はファンならずともショッキングだと思います。彼ほどのテレパス能力のあるミュータントが認知症になってしまったらどうなるのか・・。考えもしなかった事なので、そのあたりも衝撃的でした。

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結論から言うと、私はこの作品、大いに気に入りました。いわゆるちょっとしたディストピア作品になっているのですが、ミュータント達にとってまったく希望のない世界で、新しく誕生した若いミュータント達にバトンを引き継ぐ物語でもあります。

ウルヴァリンが生まれたのは、アメリカ南北戦争の時代。この映画の舞台は2029年なので、ローガンは200年近くにわたって孤独に戦い続けてきた男なんですよね。その彼が、最後に自分が望んで手に入れる事が出来なかった心の平安を感じながら死んでいく・・。

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この映画では、名作西部劇の「シェーン」がとても効果的に使われていたのも心に残りました。と言うのも、私は「シェーン」のテーマが流れてくるだけで涙がどわ~っと出てしまうほど「シェーン」が好きだからなのですが、シェーンの生き方と、ローガンの生き様が重なる様で、もう本当に心から泣けました。

さて、新しいミュータント達の活躍が次回作では見られるのでしょうか。次回作「ニューミュータンツ」は来年
公開みたいです。新しいX-メンシリーズのはじまりですね。

エンディングに流れるのはジョニー・キャッシュの"The Man Comes Around"。黙示録的な内容の曲。これが流れてちょっと私、放心状態ですぐに席を立てなかったな~。

Logan Ending Credits - Johnny Cash - The Man Comes Around

https://www.youtube.com/watch?v=aJ5uRxWCb2g




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この記事へのコメント

セレンディピティ
2017年06月22日 09:34
おはようございます♪
Xメン・シリーズはドロップアウトしてしまったのですが^^;
本作は最後のウルヴァリン...ということで、私も見たいな~と思いながら、ぐずぐずしています。
背景がわからなくても大丈夫かな?というのと、バイオレンスが心配で...

でも、「シェーン」にオマージュを捧げている?とかどこかで読んで、実は「シェーン」だけは見たんですよ!
私もとっても感銘を受けました...。
ごみつさんのお話をうかがって、やっぱりローガン、見なくちゃ...という気持ちになっています。
ごみつ
2017年06月22日 15:03
セレンディピティ さん

こんにちは!
「ローガン」は、ほぼ今までのX-メンシリーズとのお話の流れは関係ないので、ウルヴァリンとプロフェッサーの事さえ知っていれば大丈夫ですよ。
もう、今までの「X-メン」とはアプローチの仕方が全然違います。

ウルヴァリンの戦闘とは実際はどんなものなのか・・、ミュータント達はどういう風にまわりの人間を巻き込んできてしまったか・・ていうリアリズムに徹底していて、暴力描写が凄いのですが、それほど多くはないので大丈夫だろうと思います。(^_^;)

「シェーン」ご覧になったんですね!私は今まで見てきた西部劇の中でこの「シェーン」が一番好きです。
「シェーン」が効果的に物語の中で使われていますよ。

何にせよ、ウルヴァリンとはこれでお別れなので、お時間がとれたら劇場に足を運んでみても良いかな~って思います。
ノルウェーまだ~む
2017年06月24日 00:26
ごみつさん☆
えー!次回作がもう決まっているのですね?
ミュータンツってあの若い子たちが活躍するのかしら?
それはもう楽しみすぎですぅ~♪
ウルヴァリンの血と魂を引き継ぐ物語が生まれるのですね♪

キャリバンは誰だっけ??って思ってました実は…そっか、アポカリプスの悪いチームだったですか(笑)
ごみつ
2017年06月24日 02:03
ノルウェーまだ~む 様

こんばんは!
コメントとTB有難うございます。

そうそう、X-メンがらみの作品は3本くらい予定が決まってるらしいですよ。恐らく今後は新しいミュータント達のお話になるのかな?

「ニュー・ミュータンツ」の主役は「スプリット」のあの女の子みたいです。今回の娘ウルヴァリン(ローラ)も出るのかな?何にせよ楽しみですね!

googleで「X-メン アポカリプス キャリバン」って画像検索すると出てきますよ。「あ~、こいつか!」ってわかると思います。(笑)
ヌマンタ
2017年06月24日 14:53
大人が読める漫画というテーマに関しては、日本とアメリカではだいぶ考え方が違うように思います。その違いが、アメコミの実写化にも、色濃く反映していますね。
どちらがイイ、悪いの問題ではないので、これはこれで受け入れますけど、娯楽作品として如何なものかと思ったのも事実です。
ごみつ
2017年06月24日 23:51
ヌマンタ さん

こんばんは!
ヌマンタさんが記事で書かれていた感想と評価も、本当にその通りだと思いました。
私も「スーパーマンVSバットマン」では許せなかったですからね~!

R15指定にした時点で、子供には見せるつもりがなかったっていう事だし、確かにそれで良いのか・・?っていう疑問もありますね。

私は個人的には気に入りました。また「X-メン」1作目から見直してみようかな~。

ところで!!
次の「アベンジャーズ」に、「ガーディアン」のスター・ロードの出演が決まってしまいました~~!!
私、「スパイダーマン」ですら参加に反対なのに、もう泣きたいです。絶対見に行くけど。

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