ダンケルク

Dinkirk
2017年/イギリス・アメリカ・フランス (監)クリストファー・ノーラン
(演)フィオン・ホワイトヘッド トム・グリン=カーニー ジャック・ロウデン ハリー・スタイルズ アナイリン・バーナード ジェームズ・ダーシー ケネス・ブラナー キリアン・マーフィー マーク・ライランス トム・ハーディー マイケル・フォックス (声)マイケル・ケイン
☆☆☆★★★

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http://wwws.warnerbros.co.jp/dunkirk/

1940年。第二次世界大戦の西部戦線では、英仏連合軍の兵士40万人がドイツ軍の猛攻の前にフランス北端の港町ダンケルクに追い詰められてしまう。

これに対しイギリスが決行した救出作戦(ダイナモ作戦)にはヨットや漁船など多くの民間船も参加し、兵士の犠牲を最小限に抑えることに成功した。「ダンケルク」はこの史上最大の撤退作戦を描いた作品です。

クリストファー・ノーラン監督が、はじめて史実を映画化するという事で話題になっていましたが、映画は冒頭からいきなりの市街地での銃撃戦、そしてダンケルクの海岸に集まった英国兵達のシーンになります。

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後は撤退を成功させて英国へ戻るまで、ず~っと緊張感を要求される描写が続くので、この作品の106分っていう上映時間は人が映像作品で緊張感を持続させるリミットなのかもしれませんね。

兵士達の撤退シーンは、詳しい人物描写もなし、ドラマチックなエピソードももちろんなし、セリフも極端に少なく、何って言うんでしょうか、映像の完璧な構図と色調もあいまって、私は龍安寺の石庭でも見ている様な感覚を覚えました。

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映画は、陸(浜辺)が1週間、海(船)が1日、そして空(戦闘機)が1時間という、時間軸になっていて、それが最終的に一つの結果に終息していく・・っていう構成になっていて、意外と複雑なつくりになってましたよね。だから、同じシーンが繰り返されたりしてましたが、「メメント」とか「インセプション」とか、ノーラン監督はつくづく時間を分解するのが好きな人なんだな~って思いました。

全体的に素晴らしいとしか形容のしようがない映像でしたし、民間の小型船がダンケルクに続々と集まってくるシーンでは思わず涙があふれてきてしまいましたが、とにかく、私が最も心を掴まれたのは、メッサーシュミットとスピットファイアーの空中戦のシーンです。

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それほどたくさん戦争映画を見ているワケでもないのですが、これほど素晴らしい空中戦のシーンを見るのは初めてです。そしてパイロット達のあの淡々とした姿。あれですね、戦闘機のパイロットっていうのは、特別な存在ですね。最後まで残るトム・ハーディーがもうかっこよくてかっこよくて、この映画の中での彼の存在は作品のテーマ性からするととても異色でした。

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敵機を撃ち落とし、兵士達を退却させ、燃料きれての、す~っと敵陣に不時着しての、乗っていた機を燃やしての、ドイツの捕虜になるまで、これほとんど、詫びと寂の世界だと思いました。もうこのスピットファイアーのシーンが見られただけでも100点満点の価値ある作品でした。

まだフランス軍が残ってるから・・ってダンケルクに残った指揮官のケネス・ブラナー。泣けた。

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リアルな戦場を体感できる様に作られた作品ですので、是非、是非、劇場でご覧になって下さい!私は通常の劇場の2Dで見ましたが、IMAXで見ないとこの映画フルサイズで見られないそうです。(さらに言うと、本当のフルサイズでは日本のIMAXでは見られないんだそうですが。)

お勧めです!

おまけ

1967年アンリ・ヴェルヌイユ監督のフランス映画で「ダンケルク」っていうのがあるのを知りました。ジャン・ポール・ベルモンド主演。取り残されたフランス軍のお話みたいです。これも見てみたい!

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この記事へのコメント

セレンディピティ
2017年09月21日 11:36
こんにちは。
ダンケルク、よかったですよね。
実はあれからIMAXでもう一度見たのですが、いくつか見逃していたところや勘違いしていた場面がありました。
IMAXだと特に空中戦のみごとさが堪能できました。
トム・ハーディ、かっこよかったですね...

大阪に唯一、ノーラン監督が撮ったほんとうのフルサイズで見られるIMAXがあるそうです。(そこまでは見に行かないけど。^^)

67年のダンケルクは、他の方が紹介されていて知りましたが、見てみたいですね。DISCASでは扱ってないようですが...
とりあえず、BBC製作のカンバーバッチの「ダンケルク」を見てみようと思います。
ごみつ
2017年09月21日 16:11
セレンディピティさん 

こんにちは!
セレンさんIMAXでも見に行かれたんですね~。私も時間とれたら行きたいな。そうか、大阪ではフルサイズで見られる劇場があるんですね!東京にも出来れば良いのにね。

そうそう67年のフランスダンケルクはレンタルにないんですよね。BSとかでテレビ放映でもされないかしら。
カンバーバッチ版、見たら感想聞かせて下さいね。こっちはテレビミニシリーズで3時間もあるので、もっと詳細に内容がわかりそうですね。
セレンディピティ
2017年09月21日 16:30
ごみつさん、再び失礼します。><
IMAXですが、やはり大阪のでも十分なサイズではないようですね。
大阪のはIMAXレーザーといって国内ではベストですが、ノーランクオリティで見るにはIMAXフィルムというさらに大きなシアターでないと見られないみたいです。(そしてそれは日本にはない)

いい加減なことを言って、失礼しました。><
ごみつ
2017年09月21日 21:20
セレンディピティ さん

こんばんは!
返信有難うございます。

私もツイッターで見かけた情報を、調べないでそのまま記事にしただけだったので、こちらこそすみませんでした。(^_^;)

IMAXって言っても色々な種類があるんですね~。実は私、まだ一度もIMAX見た事ないんですよ。
いずれ体感してみたいです。

情報有難うございました。
ノルウェーまだ~む
2017年09月22日 00:20
ごみつさん
なるほど!確かに石庭のような侘び寂びの世界観です~
トムハの燃料切れからの~~の部分はまさにそのものだったと言っていいですね☆
どこか厳かで武士のようなそんなトムハが超格好良かったデス。
ごみつ
2017年09月22日 00:40
ノルウェーまだ~む 様

こんばんは!
コメントとTB有難うございます。

何だか、この映画、欧米映画っぽくない悟りの境地っぽい雰囲気があった感じしませんか?(^_^;)
ドキュメンタリー的なリアリズムともまた違う感じで、私はそこも気に入りました。

トムハはちょっとかっこよすぎでしたよね~~。
彼が無事に生きて故国へ帰れた事を祈りたいです!
ここなつ
2018年01月02日 11:10
明けましておめでとうごさいます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
…って、このだいぶ前の貴記事に年始のご挨拶もちょっと失礼かと思いますが…でも、今貴記事を拝見して、スピットファイアの侘び寂びの部分!大変共感致しました!侘び寂びの理解=日本人=お正月、という無理矢理な結び付けでご容赦下さい!
ごみつ
2018年01月02日 23:18
ここなつ さん

明けましておめでとうございます!
前の記事でも全然Okですよ~。ご挨拶、有難うございます。
今年もよろしくお願いいたします。

そうそう、私がこの作品を並みいる候補からチョイスしたのも、あのトムハのスピットファイアのシーンがあるからだと思います。それくらい素晴らしいシーンでしたよね。

この映画、私は「龍安寺の石庭」映画だと思ったので、お正月にピッタリです!(笑)

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