9月に見た映画

9月はけっこう映画を見ましたが、まとめて簡単に記録まで。

「ザ・ファイター」
The Fighter
2010年/アメリカ (監)デヴィッド・O・ラッセル
(出)マーク・ウォールバーグ クリスチャン・ベイル エイミー・アダムス メリッサ・レオ
☆☆☆★★

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実在のアイルランド系ボクサー、ミッキー・ウォードの波瀾のボクシング人生を描いた作品。

深夜に地上波放映されていたので録画。吹き替えにて観賞。実録もの好きなM・ウォールバーグが製作、主演。ミッキー(M・ウォールバーグ)は才能はあるもの、かつては天才ボクサーだったが麻薬中毒になってしまった兄のディッキーや、マッチメイクに無頓着な家族のせいで、連敗続きだった。恋人から「家族から離れないとだめになる」と言われ、再起をはかるのだった・・。

アメリカのブルーカラーの生活の描写や、ボクシングシーンは良かったのですが、個人的にはどうもしっくりこない作品でした。こういう作品、好きなのにどうしてかな・・と思ったけど、たぶんミッキーの家族達があんまりにもうんざりファミリーだったからだろうな~。

それと私がミッキー・ウォードを知らないっていうのも大きいと思う。D・O・ラッセル監督は「世界にひとつのプレイブック」もそうだったけど、結構クセのある人間ドラマを手掛ける人なんだな~。


「ヴィクトリア女王 世紀の愛」
The Young Victoria
2009年/イギリス・アメリカ (監)ジャン=マルク・ヴァレ
(演)エミリー・ブラント ルパート・フレンド ポール・ベタニー ミランダ・リチャードソン ジム・ブロードベント トーマス・クレッチマン マーク・ストロング
☆☆☆★★

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NHKで7月~9月にかけて放映していたドラマ「女王ヴィクトリア・愛に生きる」にすっかりはまってしまった私。それで、この映画も急遽ツタヤレンタルで観賞。

ドラマに関してはまたあらためて記事にいたしますが、とにかく一言だけ。ルーファス・シーウェルが演じるメルバーン卿(首相)がめちゃくちゃ素敵です!!私もいい加減な年齢なので、好みのタイプの俳優にきゃあきゃあ言う事もめっきりなくなりましたが、彼はホントにメガトン級にタイプなのです!(笑)

ドラマのファーストシーズンはヴィクトリアがアルバートと結婚して第一子を産むところまででしたが、この映画も同じくらいなところまでのストーリーでした。まずまず面白かったです。

この映画ではメルバーン卿を演じていたのはポール・ベタニー。ちょっと計算高い男として描かれてましたが、最終的には、ヴィクトリアの事を真剣に考えてくれてました。若いヴィクトリアはどれだけこの色男の首相を頼りにしただろうな・・と感慨深かったです。

エミリー・ブラントのヴィクトリアは、ちょっとビターな感じで良かったですよ。

「ダーク・シティ」
Dark City
1998年/アメリカ (監)アレックス・プロヤス
(演)ルーファス・シーウェル キーファー・サザーランド ジェニファー・コネリー ウィリアム・ハート イアン・リチャードソン リチャード・オブライエン
☆☆☆★

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 盛大にネタバレします。アマゾンプライムビデオで観賞。

真夜中の安ホテルの浴室のバスタブで男(ルーファス・シーウェル)は目を覚ます。自分の顔、名前、なぜそこにいるのかすら思い出せない。服を着ているとシュレーバー博士と名乗る男から電話がかかり、そこからすぐに逃げる様に指示されるのだが・・。

これ、きっと誰も見ないと思うので思いっきりネタバレで書きますが、ここは宇宙人が地球に移住するための準備のためにつくられた宇宙ステーションみたいなところで、人々(地球から拉致されてきたのかな?)はそこを自分の世界だと信じて生きているんですよね。

で、宇宙人達は人の記憶を入れ替えたり、人生の設定を変えたりして色々と実験をしているんです。それに気がつき宇宙人の片棒をかつがされていたのがキーファー・サザーランド演じるシュレーバー博士。ルーファス氏演じる主人公はその事に気が付き宇宙人と対決する事になる・・っていう映画です。

観客はラストまでここは地球だと思ってるので、宇宙の中の閉ざされた場所だと知り絶望的な気持ちになるっていうダークSFなのですが、「え~!そりゃ~ないだろう~~」と思った。宇宙空間に投げ出されたW・ハートも可愛そう。

という事で、私のルーファス・シーウェルのおっかけが始まりましたので、しばらく彼の作品が続きます。(笑)映画はう~ん・・っていう出来でしたが、若いルーファス氏が素敵だった~~。

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もうひとつオマケ。ジェニファー・コネリーが"Sway"を歌うシーン。(本当に歌っているのはアニータ・ケルシー)

Anita Kelsey - Sway

https://www.youtube.com/watch?v=m5dwTjPy5tI

「エクス・マキナ」
Ex Machina
2015年/イギリス (監)アレックス・ガーランド
(演)ドーナル・グリーソン アリシア・ヴィカンダー オスカー・アイザック ソノヤ・ミズノ
☆☆☆★★

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「ザ・ビーチ」の原作者で、映画の脚本もてがけてきたアレックス・ガーランドの初監督作品。アレックス・ガーランドの作品はどれもけっこう一筋縄ではいかない内容のものが多いけど、これもその1本でした。アマゾンプライムビデオで観賞。

世界最大の検索エンジンを開発したブルーブック社の社長のネイサンは、従業員のプログラマーであるケイレブを人里離れた自分の豪邸に招く。ネイサンは、そこで秘密裏にAIロボットを開発していた。ケイレブはロボット達の実用性、そして人間性についてのテストに協力させられるのだが・・。

これはネタバレしませんので、是非ご覧になって見て下さい。これは、もう夢物語じゃないと思います。AIに関しては、その開発と使用に関しては最大限の注意を持たないと、あっという間にスカイネットもしくはマトリックスですよ、間違いなく。

見てみてね。

「ポンペイ」
Pompeii
2014年/アメリカ・カナダ・ドイツ (監)ポール・S・アンダーソン
(演)キット・ハリントン キャリー=アン・モス エミリー・ブラウニング アドウェール・アキノエ=アグバエ ジェシカ・ルーカス ジャレッド・ハリス キーファー・サザーランド
☆☆☆★★

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ヴェスヴィオ火山の大噴火によって一瞬にして火砕流に呑み込まれた古代都市ポンペイを舞台に描かれる、一人の奴隷戦士(ケルト人)と、貴族の娘との愛を描いた作品。アマゾンプライムビデオで観賞。

公開時気になってたものの、評価がよくなかったので見に行かなかったんですよね。でも、これなかなか良かったです。私は好き。さすが、P・S・アンダーソン。

あんな大噴火の中で、ああじゃこうじゃ争ってる場合か!とか、これもうとっくに死んでるでしょ!?みたいな状況の中を逃げるところとか、つっこみどころ満載ですが、楽しい。主人公のケルト戦士、ちょっとコナン・ザ・グレートみたいなのよね。劇場で見ても良かったな、これ。

ヒロインのエミリー・ブラウニングはこれまたはまってるドラマの「アメリカン・ゴッズ」に出てる女優さん。「アメリカン・ゴッズ」に関してはまたあらためて。

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「衝動殺人 息子よ」
1979年/日本 (監)木下恵介
(演)若山富三郎 高峰秀子 田中健 大竹しのぶ 近藤正臣 尾藤イサオ 藤田まこと 加藤剛 花沢徳衛 高岡健二 吉永小百合 田村高廣 中村玉緒
☆☆☆★★★

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これひとつの記事に出来なくてごめんなさい!でも、もうここでまとめてしまいます。戦前から名脚本家、名監督として活躍されてきた木下恵介監督の晩年の作品の1本です。テレビ放映を録画観賞。

原作は佐藤秀郎のノンフィクションで、実話の映画化作品です。

昭和40年代。殺人事件で殺された被害者には、何の補償もされず、いわば殺され損の状態だった。ゆくゆくは工場をつがせようとしていた20代の一人息子を通り魔に殺された川瀬周三(若山富三郎)は、その事に納得がいかず、法律書を買い勉強をはじめる。やがて工場も売り払い、同じ様な被害にあった人達と連携するために、全国津々浦々訪ねてまわるのだった。

この作品では、「犯罪被害者給付金制度」が設けられるまでの、遺族たちの闘いの姿が描かれていきます。

私が見た木下作品は、「お嬢さん乾杯!」「カルメン故郷に帰る」「二十四の瞳」「喜びも悲しみも幾歳月」の4本だけなのですが、思い起こせばどの作品も、懸命に生きる貧しい人達を暖かい目線で描いた作品でした。しかもこの4本、いずれも掛け値なしの名作です!

「衝動殺人 息子よ」は、現代社会がどれほど殺伐とせちがらくなってしまったかをあらためて思い出させられる作品でした。

そしてこの作品、高峰秀子の最後の映画出演作品です。彼女の演技と存在感は別格。おそらく日本映画界のベスト女優なんじゃないかな~。この頃まだじゅうぶんお若いのでもったいないな・・とも思いました。

「ヘラクレス」
Hercules
2014年/アメリカ (監)ブレット・ラトナー
(演)ドウィエン・ジョンソン イアン・マクシェーン ルーファス・シーウェル ジョセフ・ファインズ ジョン・ハート レベッカ・ファーガソン 
☆☆☆★★

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ルーファス・シーウェルおっかけ作品。アマゾンプライムビデオで観賞。

ルーファス氏が見たいだけで、全然期待してなかったのですが、これ良かったよ!ものすごく気持ちの良い、娯楽映画らしい良作です。

全能の神ゼウスと人間の間に生まれたデミゴッド、無敵のヘラクレス!!なんちゃってね~(笑)な作品なんですけど、その無敵伝説を、彼は仲間とともにつくりあげてきたんですよね。そして傭兵稼業で稼いでいるのです。

そんな状態になってしまうまでには色々とあったのですが、あんまりあれこれ考えなくてもとても気持ち良く楽しめる映画なのでお勧めですよ。D・ジョンソンは良いよね。シュワルツネッガーくらい作品に恵まれればもっとレジェンドスターになれるんだけどな。

ルーファス氏演じる仲間のアウトリュコス

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このエンディングは本編みた後だとグ!っときますよ~。

Hercules - End Credits: Preview (2014) | SD

https://www.youtube.com/watch?v=pP8I2I6lCi0

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この記事へのコメント

セレンディピティ
2017年10月11日 17:32
こんにちは。
映画、たくさんご覧になりましたね! 全部記事にされるのはたいへんだったでしょう。私はこの中では、「ザ・ファイター」「エクス・マキナ」を見ています。

「ザ・ファイター」はラッセル監督だったんですね!今思えばなるほどです。
この監督さんの作品は「~プレイブック」「ザ・ファイター」「ジョイ」と見ましたが、たしかにどれもダメダメ家族の話ですね。^^ ラッセル組というか、俳優さんは常連さんが多いですね。
本作では、激やせして役作りにのぞんだクリスチャン・ベイルのプロ根性に圧倒されました。

「エクス・マキナ」は「Her/世界でひとつの彼女」を思い出しました。「Her~」の時は声だけのAIを好きになるか!と思いましたが、姿があったら好きになり得るかも...と思わされる作品でした。なかなか実験的な作品でしたね。

ヴィクトリア女王については、これまでに何度も映画化されていますが、実は見たことがなくて...今アメリカで公開中のジュディ・デンチの「ヴィクトリア&アブドゥル」が気になっていて、以前ごみつさんがご紹介された「Queen Victoria至上の愛」をとりあえず見ようかな~と思っていました。今回ご紹介された「~世紀の愛」も是非見てみたいです。

ごみつさんが追いかけているルーファス・シーファスさん、すてきなおじさまですね。フィルモグラフィを見ると「ホリデイ」「ツーリスト」を見ているはずですが、記憶にない...覚えておきますね。(^_-)-☆
ごみつ
2017年10月12日 00:50
セレンディピティ さん

コメント有難うございます!

「ザ・ファイター」、個人的にはちょっとなじめない感じだったのですが、役者さん達の演技も素晴らしくて見て良かったです。そうそう、ラッセル監督作品なんですよね、これ。「ジョイ」はどうでした?彼はジェニローがお気に入りみたいですね。「アメリカン・ハッスル」も是非見たいと思ってる作品です。

「エクス・マキナ」は良い作品だと思ったのですが、何かラストがあんまりで~。(^_^;)でも、映像表現っていうかあの静かな感じが私はとても気に入りました。あのAI女性達はけっこうひ弱だったけど、あれが戦闘能力高かったら怖いですよね!アンドロイドは要注意!!

ヴィクトリア女王は治世が長いし、ちょうどイギリスの産業革命が進歩して大英帝国の最盛期だったりで、面白いエピソードがてんこ盛りの女王なんですよね。

けっこう恋多き女性で、アルバートが亡くなったあとに寵愛したのが、「至上の恋」の馬番のジョン・ブラウンで、彼の死後は、インド人のアブドゥルを寵愛するんですよね。なので、「至上の恋」を先に見ておくと時系列としては良いかも。演じるのも同じJ・デンチだし。私もアブドゥル、絶対見たいな。

ルーファス・シーウェルは本当に素敵なおじ様なのですが、残念ながら私より年下です。(爆)
彼の事は前から知ってたのですが、脇で悪役っぽいのを演じる事が多くて注目してなかったのですが、もうドラマ「ヴィクトリア
で開眼してしまいました!もう、めちゃくちゃ素敵ですよ。

主演作品がほとんどないので、脇役中心ですが、もうちょい追っかけて見て行くつもりです。(^_-)-☆
ここなつ
2017年10月12日 12:39
こんにちは。
「ヘラクレス」良かったでしょう!!私も大変面白く鑑賞しました。公開当時ロック様のキャラも手伝って「色モノ」的な位置づけでしたが、いやいやどうしてどうして!神話を上手に取り込んだ大スペクタクルでしたよね!
ノルウェーまだ~む
2017年10月12日 14:32
ごみつさん☆
「ヘラクレス」面白かったですよね~!
この手の娯楽アクション大作は忘れ去ってしまうことが多いのですけど、私公開当時に観たのに今でも結構よく覚えているんですよ☆
神話ものなのにどこか至極納得するものがあって・・・
なかなかに見ごたえありました♪
ごみつ
2017年10月12日 22:59
ここなつ 様

こんばんは!
コメントとTB有難うございます!

「ヘラクレス」良かったです!見終わって、何だか幸せな気持ちになりました。
で、いや~、やっぱりロック様って凄いな~ってつくづく感心したりましました。

私も見る前は馬鹿らしい(笑)特撮史劇みたいなんだろう・・って思ってたので、友情物語にホロリとさせられました。
ラストも良かったですよね~。
ごみつ
2017年10月12日 23:02
ノルウェーまだ~む 様

こんばんは!
コメント有難うございます。

ここなつさんに続いて、まだ~むさんまで!「ヘラクレス」人気に驚かされております。
心に残るのは、やっぱ、この作品、人間ドラマ部分(友情物語とか)がきちんとしてたからでしょうね。

ただのドッカ~ン作品だと、思いのほか心に残らないものなんですよね。
kinkacho
2017年10月14日 08:49
ごみつさん、こんにちは。
ごみつさんのおっかけ魂に火がついてますね~あのTVドラマよかったですもの。
ヴィクトリアの映画は映画館で見てます。あの頃、「Mrs. Brown」というアルバートの死後のヴィクトリアを描いた映画もあったり、プチマイブームでした。
ごみつ
2017年10月14日 16:29
Kinkacho さん

こんにちは!
Kinkachoさんも「ヴィクトリア」見てましたか!ドラマの出来もまあまあだったけど、私はメルバーン卿の魅力にやられてしまって、好きすぎてなかなか記事がつくれずにいます。(笑)

映画のおっかけするもの、金城武祭り以来久しぶりです。(笑)

「Mrs.Brown」の続編?みたいな感じで、またジュディ・デンチ主演で「Victoria and Abdul」っていうのが今度やるので楽しみです!

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