特別展 縄文 1万年の美の鼓動

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http://jomon-kodo.jp/

上野の東京国立博物館で開催中の「特別展 縄文 1万年の美の鼓動」に行って来ました。数年前に「土偶展」は行った事があるのですが、これほどの数の縄文の美術品をまとめて見るのはこれが初めてです。

縄文時代って1万年も続いて、北は北海道、南は沖縄まで、日本列島3000キロにくまなく出土品が見つかるんですね。

国宝1 中空土偶 ジンジャーブレッド・マンみたい? 出土地=北海道函館市

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先日、NHKスペシャルで「人類誕生」という3回の番組を見ましたが、ネアンデルタール人との生存競争を勝ち抜いたホモ・サピエンスがどの様にして大陸から島国へ渡っていったのか・・?というところまでが取り上げられていました。

https://www.nhk.or.jp/special/jinrui/

日本列島へわたってきたホモ・サピエンスは、当時まだ地続きだった北海道への厳しい厳冬ルート(当時は氷河期でした)か、または海を船で渡ってきた南のルートの2種類が考えられるそうですが、遣隋使船や遣唐使船ですらしょっちゅう沈没していたこのルートを原始時代の人間がどの様に渡ってきたのかは、今でも解明はされていないそうです。

道具を進化させてきた人類が、木で丸太船を作った・・というのが有力な説な様なのですが、それにしてもどれほどの船が沈んだ事か・・。いつの世にもチャレンジャーはいると言う事か、もしくは追放された人々だったかもしれないそうですね。

国宝2 仮面の女神 出土地=長野県茅野市

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何にせよ、そうやって大陸から日本へ渡ってきた渡来人たちが、日本の国土で築き上げていったのが縄文時代。

縄文美術について、詳しくは調べた事も検証した事もないので、ザクっとした感想になりますが、会場の中で思ったのは、後世の美術世界を拘束する事になる(もちろん美を花開かせる事にもなる)、宗教というものの縛りのない、本当にプリミティブな美しさに溢れているな・・という事でした。

国宝3 合掌土偶 体育座りしながらの合掌です。 出土地=青森県八戸市

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でも、神がいないワケじゃないんですよね。神とはこの大自然そのものなんです。

縄文ブームの火付け役となった岡本太郎氏の言葉にもあった様に、「人間と自然が、その血と血と交換しあった荒々しい時代」であり、また自然によって生かされている人間たちの感謝の念と大いなる畏れが、彼らの残した物の中に溢れているな~と感じました。

国宝4 縄文の女神 八頭身美人で現代美術にも匹敵する、と評されているそうです。出土地=山形県最上郡

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さて、今回の展覧会の目玉は、縄文の国宝6点すべてが会場に集結している事です。今までに縄文遺跡は9万件以上発見されているそうなのですが、国宝はたったの6個。これだけでも見に行く価値があると思いますよ。

国宝5 縄文のビーナス 出土地=長野県茅野市

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火焔型土器が集結しているコーナーは迫力ありました!

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国宝6 火焔型土器 国宝はこの1点だけです。 出土地=新潟県十日町市

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私の一番好きな遮光器土偶は重要文化財なのね。これ、絶対に宇宙人なんだよな!昔、学研だかの図鑑にもUFOに乗った遮光器土偶が縄文人をビビらせてる図解がのってたんだよ。(笑)

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その他、たくさんの土偶たちに出会えますよ。今回、動物のかたちの土偶なんかも見られました。可愛かったですよ。

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会期は9月2日(日)まで。けっこう混んでますがお勧めの展覧会です。楽しかったです。(*^ー゚)b

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この記事へのコメント

dumbo
2018年08月17日 01:18
ごみつさん、こんばんは🍍
縄文展面白そうですね!
こうやって見ると、縄文人は下半身デブ系だったのかなと。足も短いですね。
私も下半身に贅肉が付きやすいので、その血を受け継いでいるような気がします💦
ごみつさんが信じる宇宙人の土偶ですが、アフリカや南米の古代遺跡にも、瞳が一文字で爬虫類っぽい顔つきの似たような土偶があります。想像力の偶然にしてはよくできてるなって思うので、当時は本当に別の種類の生物がいたのかも、と思ってしまいます。
セレンディピティ
2018年08月17日 01:28
ごみつさん、こんにちは。
縄文展、行かれたのですね。
教科書に出てくるような貴重な出土品の数々を実際に見ることができて興奮してしまいますね。どれもきれいな形で残っていてすばらしい。こんなのが土の中から出てきたら驚きますよね...。
拝見すると、たしかにプリミティブではあるのだけれど、ごみつさんもおっしゃっているように、現代美術に通じるデザイン性を感じます。
最後の子ブタちゃん?かわいいな~。豚は家畜として作られたものだから、野生のイノシシかしら。
太古に思いをめぐらせるのもまた楽しいですね。
kinkacho
2018年08月17日 06:22
ごみつさん、こんにちは。
縄文時代、kinkacho達が学校で習ったよりはるかに高度で文化的な生活をしていたと最近の本で読んだところです。
こんな美術を生み出すということは生活も豊かで安定していたんだろうなと想像します。
ごみつ
2018年08月18日 00:50
dumbo さん

こんばんは!
縄文展、チケットをいただいたので足を運んでみたのですが、なかなか面白かったですよ。土偶が好きなので、楽しめました。

下半身デブ(笑)なのは、たいてい女性の土偶で、多産、安産の願いがこめられてるみたいです。
この頃は、華奢な女性はもてなかったでしょうね~。(;^ω^)

ところで、アフリカや南米にも遮光器型の土偶があるんですね!?
これは、ますます異星人がやってきた可能性が高くなりましたね!着てるものも宇宙服っぽいんだよね。(笑)

ところで、うちの店、9月に大きなイベントがあって、今多忙を極めております。
ビアホールは無理そうなんだけど、イベントが終わったらまた飲みに行きましょうね~。メールしますね!(*^ー゚)b
ごみつ
2018年08月18日 00:55
セレンディピティ さん

こんばんは!
そうそう、昔、教科書で見た作品が、目の前にズラリ・・と展示されているのは、なかなかの迫力でした。
こうして見てみると、国宝に選ばれる作品は芸術性の高さに加えて、形が完全なものが選ばれてるみたいですね。

ちょっと現代美術っぽく感じられるのは、そもそも現代アーチスト達がプリミティブな造形に影響を受けている事も多そうですね。

最後のはイノシシです。他にも色んな動物がいましたよ。可愛くて、この展覧会のちょっとした癒しコーナーでした。(*^ー゚)b
ごみつ
2018年08月18日 00:59
Kinkacho さん

こんばんは!

展覧会行ってから、私も何か縄文について本読みたいな~なんて思ってました。
岡本太郎の本を読んでみようかな~?

縄文文化が栄えた頃って、丁度氷河期が終わって地球が温暖になっていった時期らしいですよね。だから結構生活は安定してたのかもしれませんね。

もしくは異星人である遮光器土偶が、指導したのかもしれません。(*^ー゚)b シツコイ
ノルウェーまだ~む
2018年08月20日 10:02
ごみつさんは本当に多趣味でいらっしゃっていつも感心しています。
土偶!その造形は既に完成されていて、今のどのデザインも超越しているかんじですよね。
とうか、どのデザインも追いつけないと言うか…

私も重要文化財くん大好きです!!
そして動物の土偶は初めて見ましたが、可愛いですね☆どれもよく残っていたと驚くばかりです。

私の知り合いが古墳好きで、古墳にコーフン!っていうライブをしている女性と古墳巡りのツアーがあったりと楽しんでいるんですよ(笑)
ごみつ
2018年08月21日 01:15
ノルウェーまだ~む 様

こんばんは!
いえいえ、それほど多趣味でもないんですよ。(;^ω^)
ここ10年以上、旅行とか出かける機会がとれないので、近場で楽しめるものを探してる感じです。(;^ω^)

縄文展、けっこう面白かったですよ。
ホント、イケてるデザインを造ってやるぜ!っていうアーチスト精神がない分(あったかも?)、素朴な力強さを感じますよね。

重要文化財くん(宇宙人)は昔から大好きで、以前、土偶展に行った時ストラップを買ったのですが、失くしてしまいました。

古墳にコーフン!ライブ良いですね!
そう言えば、みうらじゅんが昔、埴輪のマンガ、「学園ハニワもの、ハニーに首ったけ」っていうのを描いてたのを思い出しました。古代美術、人気ありますね~。(*^ー゚)b
himari
2018年08月25日 15:50
ごみつさん☆
私も昨日行って来ました。こんなに縄文時代の作品を網羅して見るのは初めてでした。
生活で使う壺に意匠を凝らしたり、お洒落や権威のためにアクセサリーを身に付けたり、私達の生活は縄文時代の延長にあるのだなあ、なんて感じました。翡翠はこの時代ですでに特別な石だったようですね。
小さな土偶で男女一対のものが展示されてたのですが、男よりふくよかな女
の方が大きく作られていて、平塚らいてうさんの「原始、女性は太陽だった」という言葉を思い出しました。
昨日は作品の発するパワーに圧倒されっぱなしでしたが、一夜明けて面白さがじわじわと湧いてきてます。
ごみつ
2018年08月26日 02:55
himari さん

こんばんは!
わ~、himariさんも「縄文展」行かれたんですね!
本当に、これだけ、縄文の作品が一堂に会した展覧会は珍しいんじゃないかしら?私も初めての経験でした。

何だか、縄文時代の世界に身を置いている様な迫力がありましたよね。

女性は新しい生命を、自分の命をかけて産む存在。太古、人の命が自然に左右されていた時代には、とても大切にされたんじゃないかな・・とも感じました。

人間が家族をつくるのは、種の生き残りのための戦略だっていう説をテレビで見ました。子供を産む女性を男性が守り、妻子のために狩猟に出る。
家族は支えあって、厳しい環境の中を生きていたんだな・・なんて考えると、この土偶たちの造形の意味もわかってくる様な気がしますね。

himariさんの記事も楽しみにしてますね!(*^ー゚)b

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