コスモス:時空と宇宙

Cosmos: A Spacetime Odyssey
2014年/アメリカ(ナショナル・ジェオグラフィック・チャンネル)

画像


アマゾン・プライム・ビデオでアメリカのドキュメンタリー科学番組「コスモス:時空と宇宙」全13話を視聴しました。この番組は、1980年に放映されたカール・セーガン博士の「コスモス」のリブート版です。

カール・セーガン博士の「コスモス」が日本でテレビ放映されたのが1980年、ちょうど私は高校生だったのですが、この番組が当時の私にどれほど大きな影響与えたかは、ちょっと説明が出来ないくらいです。

画像


今、自分が生きている世界の深遠さに畏れおののいたと言うか、何もかもが知らない事ばかりだったので、番組の翌日は家族はもちろん、同級生や、部活のメンバーをとっつかまえて延々とその驚きを説明したりしてました。まわりは大変な迷惑だったろうと思います。(;^ω^)

その後カール・セーガン博士の一般向けの著作は、小説の「コンタクト」以外は全て読破しました。当時、小説はちょっと読む気が起きなかったんですよね。音楽はヴェンゲリスでサントラLPも買いました!

Evolution Vangelis Alpha Cosmos

https://www.youtube.com/watch?v=eYRtwjFnjgM

さて今回のリブート版「コスモス」のナビゲーターは、ニール・ドグラース・タイソン博士で、彼は17歳の時にセーガン博士と実際に出会い大きな影響をうけたのだそうです。

同じ17歳に衝撃を受けながら馬鹿な私とは違い(笑)、彼はやがて天文物理学者となり、この新しい番組をつくる事になります。こうして、人の想いっていうのは、次世代に受け継がれていくのだな・・と感慨深い気持ちで鑑賞しました。

画像


前作から早や40年近くになり、その後の新しい発見や、地球環境の変化などもあり、新しい科学ドキュメンタリーとして大いに楽しみ、勉強させられ、また感銘をうけました。これも素晴らしい番組です。

様々な時代の科学の進歩がアニメーションで説明されるのですが、このアニメはあんまり好きじゃないかな・・。出来れば実写が良かった。

画像


番組内で博士は、「想像の宇宙船」に乗ってどこにでも出かけて行きます。

縦型でちょっとジャンゴ・フェットの宇宙船っぽいのね。(笑)

画像


ブラックホールに近づき

画像


DNAの中にも入っていきます。

画像


どのエピソードも面白かったのですが、私が特に印象に残ったのは、「生物の眼の進化」についてでした。眼っていうのは、もともと生物が水中で獲得したもの。水中でものを見るために進化してきたので、生物が陸上にあがってからは機能は劣化しているのです。

要するに魚眼の状態がマックスの機能なのでしょうか?、とにかく陸で物を見る能力を進化させるには、一度進化を逆戻りしなくてはならず、それはもう無理なんだそうですよ。

その他、地球は頻繁に木星の重力の影響を受けて、地軸や軌道まで変わってしまう事があり、それが氷河期を生んでいるのだそうです。これも知らなかったから驚いた。現在は氷河期と氷河期の間の間氷期。現在の間氷期は1万年ちょっと前にはじまり、あと数万年は続く予想だそうです。

スーパーカミオカンデにはいきなりアナログなゴムボートで(笑)

画像


現在を生きる者として最も心に刺さったのは、地球温暖化の問題でした。地球っていうのは、奇跡的なバランスの二酸化炭素量をキープしている事により、今の豊かな生態系を維持している。

あとほんのちょっと増えたら、灼熱地獄と化している金星の二の舞になるかもしれず、かと言って少なすぎるとスノーボールになってしまう。これ以上二酸化炭素が増えない様に、世界全体が考えて行動しなくてはならないデッドラインにきていると説明されてました。これに関しても色々な説明がされていますので、是非、多くの方に見てもらいたいです。

1話目では、さく~っとこの宇宙の姿を説明され、知られている限りでの宇宙の果てまでの姿を見せてくれたのですが、観測が行きどまりになってしまっている領域があり、そこから先は謎で「宇宙の壁」と呼ばれているそうです。

「じゃあ、この宇宙の外側ってどうなってるの?」

ハッブル・ウルトラ・ディープ・フィールド 130億光年先の銀河。遠くを見る事は過去を見る事。これは130億年前の宇宙の姿なのです。

画像


実はこの問題は考えるのが怖くて、考えても仕方ないし気にしない事に決めてる問題なので、それを話しはじめた時、ちょっと「怖いからやめて~」って思っちゃいました。(;゚Д゚)

無限大の終わりが存在しない様に、無限小の終わりも存在しないんですよ。じゃあ、この世界ってどうなってるの?存在って一体何なの?どこまでもどこまでも世界が広がっているの?終わりがないってどういう事なんでしょう?

怖くなりませんか?

とりあえず現在の科学者たちは、多数の宇宙がまるで泡の様に次々と生まれては消える、マルチバース(多元宇宙論)という理論を考えているそうです。

↓これは番組内の映像ではありません。

画像


私のテキトーな解説ではよくわからないでしょうし、間違えてるかもしれないので、是非是非、このドキュメンタリーをご覧になってみて下さい。

番組内に度々登場する宇宙カレンダー 150億年前この宇宙はビッグバンにより誕生しました。その150億年を1年にしたカレンダーです。

画像


1月1日   ビッグバンにて宇宙誕生
4月上旬に銀河系が誕生
9月9日   太陽が誕生
9月14日  地球が誕生
10月9日  生物(細菌)が発生
11月12日 植物が誕生

以降、地球の生き物の歴史は全て12月に起こります。

12月1日  大気が生成
12月18日 プランクトン誕生
12月19日 魚類誕生
12月21日 昆虫誕生
12月22日 両生類誕生
12月23日 爬虫類誕生
12月24日 恐竜が誕生し28日に絶滅します。
12月25日 哺乳類誕生
12月27日 鳥類誕生
12月30日 霊長類誕生

人間の歴史はすべてが12月31日の出来事です。

22時40分 猿人誕生
23時58分 ホモ・サピエンス誕生


地球では過去に5回の大量絶滅があり、その度に全生物のほとんどが死滅してきた。現存の生物はすべからく、その大量絶滅を生き延びてきたもの達なのです。

来年のカレンダーがどうなるのかは誰にもわかりませんが、一つだけ確かなのは63億年後に太陽が寿命を迎えるという事だけです。

画像

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

セレンディピティ
2018年10月03日 00:16
ごみつさん、こんばんは。
一世を風靡したカール・セーガンのコスモスから、もう40年近くが経つのですね。当時、影響を受けた高校生がその後を引き継ぎ、こうした形でバージョンアップしていくというのはすてきなことですね。
何より、科学と技術の両輪の発展で、新しいことも次々わかってきていますしね。
タイソン博士、私も名前だけは知っていました。
それにしても最後のカレンダーを見ると愕然としますね。なんだかこの規模で考えると、CO2もプラスチックもちっぽけな抵抗みたいに思えてきちゃうな...ほんとうはそれではいけないのだけれど。^^;
ごみつ
2018年10月03日 03:15
セレンディピティ さん

こんばんは!
コメント有難うございます。

「コスモス」は一世を風靡しましたよね~。そうそう、あれからもう40年近くになるんですね。
番組時代と出来は、カール・セーガン版の方が良いのですが、新しい科学の発展、発見もあるし、CG技術が進歩しているので、この新版も見ごたえありましたよ。
タイソン博士はこの番組ではじめて知りましたが、翻訳された著作があったので図書館で予約しちゃいました。

確かに宇宙の歴史の規模で見ると、今の地球が抱えてる問題なんてちっぽけなんだけど、現在生きている人間や生物にとってあるべき環境を整えるのは人間の責任ですよね~。

昔、火山がメガトン級の大爆発をして、二酸化炭素をはじめとした有毒ガスが地球上に蔓延して生物が大量絶滅した事があるそうなのですが、今、人間が排出している二酸化炭素の量はその時に匹敵してるそうです。(;゚Д゚)
しかも二酸化炭素を酸素にかえてくれる森林を伐採しているので、かなり危険な状況らしいです。

先日の台風も凄かったけど、そうやってちょっとづつ環境が変化していってるのかと思うと怖いですよね。
ごみつ
2018年10月03日 03:18
セレン様

誤 番組時代と出来は

正 番組自体の出来は

です。スミマセン。

この記事へのトラックバック