ONCE ダブリンの街角で / シング・ストリート 未来へのうた
ジョン・カーニー監督作品、2作をアマゾンプライムで鑑賞しました。
「ONCE ダブリンの街角で」
Once
2006年/アイルランド (監)ジョン・カーニー
(演)グレン・ハンサード マルケタ・イルグロヴァ
☆☆☆★★
アイルランドのダブリンが舞台。地元の男とチェコ移民の若い女がストリートで出会い、音楽を通して心を通わせていく様を、挿入される音楽の数々とともに紡いでいく物語。
男は父親の電気店を手伝いながら、ストリート・ミュージシャンとして日銭を稼いでいる。チェコからの移民女性は、ストリートで花を売ったり、ビッグ・イッシューを売ったりして家族の生計を支えている。
この映画では、主役の2人には名前がないんですよね。音楽を通じて心を通わせあった、一組の男女の物語として語られていく。ほとんどドキュメンタリー一歩手前っていう感じの作劇ですが、それだけに音楽の素晴らしさっていうものが全面に押し出されて、人間同士のつながりの暖かさが時下に伝わってくる作品です。
男を演じているグレン・ハンサードはアイルランドの人気バンド「ザ・フレイムス」のリーダーで、ジョン・カーニー監督はかつて「ザ・フレイムス」のメンバーだったそうです。女を演じるマルケタ・イルグロヴァはチェコのシンガーソングライターですって。
何ていうか、彼らの出自を知ってみると、ヨーロッパの土壌の中で昔から脈々と受け継がれてきたのであろう、フォークソングのつながり・・みたいなのを感じますね。
Once - Glen Hansard Marketa Irglova - When your minds made up
https://www.youtube.com/watch?v=IPL5Qk4JufU
「シング・ストリート 未来へのうた」
Sing Street
2015年/アイルランド・イギリス・アメリカ (監)ジョン・カーニー
(演)フェルディア・ウォルシュ=ピーロ ルーシー・ボーイントン エイダン・ギレン
☆☆☆★★
1985年、大不況にあえぐアイルランドが舞台。父親の失業により私立学校から荒れた公立学校へ転校させられる事になった14歳の少年コナーと、モデルを目指しているラフィーナとの出会いと恋を描いた青春映画です。
高嶺の花のラフィーナを口説きおとすために、コナーは成り行きでバンドを結成する事になる。MTVっぽいイメージビデオの撮影のためにラフィーナを仲間に加えるのですが、コナーたちがどんどん、音楽にのめりこんでいく様子が見ててとても楽しい映画でした。
時は80年代という事もあり、「あ~、あの当時はこんなダサいビデオを超カッコ良い!!」って憧れてたんだよな~
なんて恥ずかしい様な、懐かしい様な気持ちになりました。
↓映画のサントラが彼等のアルバムになってるみたいで面白い。ホント、80年代まじでダサいですね。(笑)
映画が明るいので感じにくい部分もありますが、当時のアイルランドの何もかもが閉塞した感じも伝わってきました。登場人物たちが高校生なので、自分自身と重ねあわせるには、実はほとんど同世代である彼等の気持ちを感じるためには、私たちも「バック・トゥ・ザ・フューチャー」しないといけないんですよね。(笑)
主役のコナーを演じるフェルディア君はとってもハンサムで可愛いです。それとラフィーナを演じるルーシー・ボーイントンは「ボヘミアン・ラプソディ」のメアリーの人ね!後から気がつきました。
↓それ!「バック・トゥ・ザ・フューチャー」!私も一緒に踊りたいんですけど。(笑)
Sing Street - Drive It Like You Stole It (Official Video)
https://www.youtube.com/watch?v=fuWTcmjnEGY
2本見て感じたのは、ジョン・カーニー監督の「音楽が好きで好きで仕方がない気持ち」と、他の監督からは感じる事が難しいほどの底なしの優しさと暖かさですね。ダメな人間を決して置き去りにしない人。
「シング・ストリート」での厳格な校長は、暴力で解決しようとする事の象徴になっていたんだと思う。
だって、こんなにも素晴らしい「音楽」が世界には溢れているのに、暴力や戦争なんてナンセンスなんだよ!っていう監督のささやかなメッセージかな・・って思いました。
カーニー監督作品は、あと「はじまりのうた」を見ましたが、やっぱり年齢が近い「はじまりのうた」が一番心に響いたかな~。っていうか、シナトラの「ニューヨーク・ニューヨーク」がチョイスされてただけで、アメリカのショービジネスを愛する私には決定打でした。
ジョン・カーニー監督には、「ONCE」の前にキリアン・マーフィーとスティーヴン・レイが出てる「オン・エッジ」(未公開)っていう作品があるんですよね。機会があったらこっちも観たいです!キリアンが歌うみたいなんで。
「ONCE ダブリンの街角で」
Once
2006年/アイルランド (監)ジョン・カーニー
(演)グレン・ハンサード マルケタ・イルグロヴァ
☆☆☆★★
アイルランドのダブリンが舞台。地元の男とチェコ移民の若い女がストリートで出会い、音楽を通して心を通わせていく様を、挿入される音楽の数々とともに紡いでいく物語。
男は父親の電気店を手伝いながら、ストリート・ミュージシャンとして日銭を稼いでいる。チェコからの移民女性は、ストリートで花を売ったり、ビッグ・イッシューを売ったりして家族の生計を支えている。
この映画では、主役の2人には名前がないんですよね。音楽を通じて心を通わせあった、一組の男女の物語として語られていく。ほとんどドキュメンタリー一歩手前っていう感じの作劇ですが、それだけに音楽の素晴らしさっていうものが全面に押し出されて、人間同士のつながりの暖かさが時下に伝わってくる作品です。
男を演じているグレン・ハンサードはアイルランドの人気バンド「ザ・フレイムス」のリーダーで、ジョン・カーニー監督はかつて「ザ・フレイムス」のメンバーだったそうです。女を演じるマルケタ・イルグロヴァはチェコのシンガーソングライターですって。
何ていうか、彼らの出自を知ってみると、ヨーロッパの土壌の中で昔から脈々と受け継がれてきたのであろう、フォークソングのつながり・・みたいなのを感じますね。
Once - Glen Hansard Marketa Irglova - When your minds made up
https://www.youtube.com/watch?v=IPL5Qk4JufU
「シング・ストリート 未来へのうた」
Sing Street
2015年/アイルランド・イギリス・アメリカ (監)ジョン・カーニー
(演)フェルディア・ウォルシュ=ピーロ ルーシー・ボーイントン エイダン・ギレン
☆☆☆★★
1985年、大不況にあえぐアイルランドが舞台。父親の失業により私立学校から荒れた公立学校へ転校させられる事になった14歳の少年コナーと、モデルを目指しているラフィーナとの出会いと恋を描いた青春映画です。
高嶺の花のラフィーナを口説きおとすために、コナーは成り行きでバンドを結成する事になる。MTVっぽいイメージビデオの撮影のためにラフィーナを仲間に加えるのですが、コナーたちがどんどん、音楽にのめりこんでいく様子が見ててとても楽しい映画でした。
時は80年代という事もあり、「あ~、あの当時はこんなダサいビデオを超カッコ良い!!」って憧れてたんだよな~
なんて恥ずかしい様な、懐かしい様な気持ちになりました。
↓映画のサントラが彼等のアルバムになってるみたいで面白い。ホント、80年代まじでダサいですね。(笑)
映画が明るいので感じにくい部分もありますが、当時のアイルランドの何もかもが閉塞した感じも伝わってきました。登場人物たちが高校生なので、自分自身と重ねあわせるには、実はほとんど同世代である彼等の気持ちを感じるためには、私たちも「バック・トゥ・ザ・フューチャー」しないといけないんですよね。(笑)
主役のコナーを演じるフェルディア君はとってもハンサムで可愛いです。それとラフィーナを演じるルーシー・ボーイントンは「ボヘミアン・ラプソディ」のメアリーの人ね!後から気がつきました。
↓それ!「バック・トゥ・ザ・フューチャー」!私も一緒に踊りたいんですけど。(笑)
Sing Street - Drive It Like You Stole It (Official Video)
https://www.youtube.com/watch?v=fuWTcmjnEGY
2本見て感じたのは、ジョン・カーニー監督の「音楽が好きで好きで仕方がない気持ち」と、他の監督からは感じる事が難しいほどの底なしの優しさと暖かさですね。ダメな人間を決して置き去りにしない人。
「シング・ストリート」での厳格な校長は、暴力で解決しようとする事の象徴になっていたんだと思う。
だって、こんなにも素晴らしい「音楽」が世界には溢れているのに、暴力や戦争なんてナンセンスなんだよ!っていう監督のささやかなメッセージかな・・って思いました。
カーニー監督作品は、あと「はじまりのうた」を見ましたが、やっぱり年齢が近い「はじまりのうた」が一番心に響いたかな~。っていうか、シナトラの「ニューヨーク・ニューヨーク」がチョイスされてただけで、アメリカのショービジネスを愛する私には決定打でした。
ジョン・カーニー監督には、「ONCE」の前にキリアン・マーフィーとスティーヴン・レイが出てる「オン・エッジ」(未公開)っていう作品があるんですよね。機会があったらこっちも観たいです!キリアンが歌うみたいなんで。




この記事へのコメント
ONCEは最初に見た時は地味すぎてピンとこなかったのですが、味わい深い作品でしたね。2人の間に通い合う濃密な空気にどきっとしました。
シング・ストリートは、私的には80年代の雰囲気が懐かしく、ストライクな作品でした。オリジナル曲もわざわざ80年代風に作ってあって凝っていましたね。
ルーシー・ボーイントン、私もボヘミアン・ラプソディを見た時にシング~のラフィーナだと知りました。ミュージシャンにインスピレーションを与えるミューズを2回も演じるなんてすごいですね。
キリアンの「オン・エッジ」も気になります。
こんばんは。
コメント有難うございます。お加減はいかがですか?あまり無理なさらないでゆっくりして下さいね。
2本とも本当に優しい映画で、音楽への愛に溢れているので気持ちよく鑑賞できました。
確かに「ONCE」の方はかなり地味ですよね。でも女性の方が実は既婚者だったのもリアルだったし、ラストも良かった。変な恋愛ドラマになってなかったのが良かったです。
「シング・ストリート」は主人公が若者なので、青春映画の様に楽しめますね。見た3本の中では最もキャッチーな作品だと思いました。
オリジナル曲も良かった。あと、あのお兄さんが良かったな~。
「オン・エッジ」はどうもDVD(日本版)が出てないっぽいのですが、動画配信はあるみたいなんですよね・・。アマゾンプライムにはないので、いつ見れるかはわからないのですが、機会があったら見ようと思ってます!