メリー・ポピンズ・リターンズ

Mary Poppins Returns
2018年/アメリカ (監)ロブ・マーシャル
(演)エミリー・ブラント リン=マヌエル・ミランダ ベン・ウィショー エミリー・モーティマー コリン・ファース メリル・ストリープ ディック・ヴァン・ダイク アンジェラ・ランズベリー
☆☆☆★★★

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前作、1964年、ジュリー・アンドリュース主演の「メリー・ポピンズ」は、リバイバル上映を劇場で鑑賞した思い出深い作品。

1960年代のミュージカル映画を見て育ってきた私世代には、心情的にちょっとはずせない作品でした。それに、監督が大好きな「シカゴ」を撮影したロブ・マーシャルだったので、はずれはない!と思い劇場へ行って参りました。

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ストーリーは前作から25年後、大恐慌時代のロンドン。大人になったバンクス家の長男マイケルは妻を亡くし、男手一つで3人の子供を育てていた。しかし借金の返済が出来ず、自宅を手放さなくてはならない危機に陥っていた。そんなある日、空からメリー・ポピンズが再びやってくる・・。

マイケルを演じるのはベン・ウィショー

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鑑賞して思ったのは、よくぞここまで、昔のミュージカル映画のクラシカルな雰囲気をなくす事なく、昔と同じ様な夢と魔法とファンタジーの世界をこの21世紀の観客に与えてくれたな~という事でした。

メリー・ポピンズが飛ばされた凧とともに空から降りてくるシーンで早や落涙。これがディズニー・マジックってものなのだな!と思ったり。

そもそも私は、どんな作品でもミュージカルナンバーがはじまる度に目にじわじわ~っと涙が溢れてきちゃうんですよ。これは理屈じゃなく、歌と踊りがはじまった途端に、その作品はファンタジー世界となり、ミュージカル作品にしかない夢の物語に私を誘ってくれるからなんです。

これ一番お気に入りのナンバー ちょっと「シカゴ」っぽいんですよね、これ。

A Cover Is Not the Book
https://www.youtube.com/watch?v=GNvV6N7veRs

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子供も大人も見て楽しめるミュージカル作品としては、実写映画としてはこれ以上の作品はないかもしれませんね。比べるなら、あとは「チキ・チキ・バン・バン」かな。

今回の続編ですが、現在のCG技術を使えばもっともっとリアルに美しく映像化出来るところを、わざとそうしていないのがまず良かった。

アニメーションも昔のディズニーアニメですよね、これ。ただそれが合成と感じさせることなく見事に実写に融合していたのは、流石に最新技術だな~と思ったりもしました。

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エミリー・ブラント素晴らしかったです。このところ、「クワイエット・プレイス」だの「ボーダーライン」だのハードな映画の彼女ばかり見ていたので、感嘆させられました。共演のリン=マヌエル・ミランダは、「ハミルトン」の脚本家で主演の人なのね!ピューリッツァー、グラミー、トニー、エミーとめちゃくちゃ受賞歴のある方。

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ラストの風船のシーンも良かった。ミュージカルを愛する人なら誰でも楽しめる作品です。

個人的に一つだけ残念かな・・と思ったのは、この映画の顔となる様なキャッチーなナンバーが見つけられなかった事かな・・。前作だと、「チムチムチェリー」とか「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」(長い・・^^;)みたいな後世に残るみたいなヒットナンバーっぽいのが欲しかったな~。

一番キャッチーなのはテーマ曲なので、これがこれからも有名なナンバーになっていくと良いな。

最後にディック・ヴァン・ダイクが出てきてくれて物凄く嬉しかったです。

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この記事へのコメント

セレンディピティ
2019年02月10日 23:56
ごみつさん、こんばんは。
メリー・ポピンズ、よかったですよね。
しばしに夢の世界
音楽が…という感想を、Twitterなどで目にしましたが
個人的には結構気に入っています。
毎日You Tubeでサウンドトラックを聴いて楽しんでいます。

さんざん株券探したり、時計をもどしたりして苦労したのに
最後にディック・ヴァン・ダイクの鶴の一声ですべて丸く収まって大笑いしました。^^
ごみつ
2019年02月11日 00:16
セレンディピティ さん

こんばんは!
「メリー・ポピンズ」良かったです!本当に、夢の世界にいる様で幸せな時間でした。

音楽は私も決して嫌いではないのですが、1~2曲、スタンダードになる様なキャッチーな楽曲があれば良かったな~なんて思ったり。
それと、エミリー・ブラントがこんなに歌がうまいとは!とビックリしつつ感動しちゃいました。

多分、ディック・ヴァン・ダイクには裏でメリー・ポピンズが手をまわしていたんだと思います。(笑)

それと、コリン・ファースだけ風船で飛べないのはホント可愛そうだった~。あの弁護士たちは飛べてたのにね!

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