大統領の執事の涙

The Butler
2013年/アメリカ (監)リー・ダニエルズ
(演)フォレスト・ウィテカー オプラ・ウインフリー キューバ・グッディング・Jr. レニー・クラヴィッツ デヴィッド・オイェロウォ ヴァネッサ・レッドグレーヴ マライア・キャリー クラレンス・ウィリアムズ三世 ロビン・ウィリアムス ジェームズ・マースデン リーヴ・シュレイバー ジョン・キューザック アラン・リックマン ジェーン・フォンダ
☆☆☆★★★

画像


アマゾンプライムで鑑賞。これ良かった!!思ったのですが、これ邦題で損してませんか?主演もフォレスト・ウィテッカーだし、何となく泣かせの多い映画みたいな気がして、ちょっと敬遠していたのです、愚かにも。

原題は"The Butler" ああ、この短いタイトルの中にどれほどの意味が込められている事か・・。これからは、原題も必ずチェックしないとナ!

ホワイトハウスで歴代大統領7人に仕えた、実在の黒人執事セシル・ゲインズが主人公。公民権運動やベトナム戦争など激動するアメリカの歴史を、図らずも政治の中枢から目撃することになった彼とその家族の波瀾万丈の人生を綴った作品です。

妻のグロリアを演じるのはオプラ・ウィンフリー

画像


セシルは南部の農園で働く家族とともに暮らしていたが、雇い主から母親をレイプされ、抗議をしようとした父親は銃殺された。母親は精神を病んでしまう。

セシルの母親を演じるのはマライア・キャリーです!

画像


その後、農園からハウスニガー(家働きの下男)として屋敷の仕事を任されたセシルは、白人に仕えるための作法を叩き込まれる。

成長したセシルは農園を逃げ出し、幸運な出会いもあり、高級ホテルのボーイの職を見つけるが、そこでの仕事ぶりに目をつけられ、ハワイトハウスの執事に大抜擢。7人の大統領に仕える事になります。

その大統領を色々な俳優が演じててとても楽しかった!フォードとカーター両大統領は、ドラマ上はスルーされてました。

アイゼンハワー大統領(ロビン・ウィリアムス)

画像


ケネディ大統領(ジェームズ・マースデン)

画像


ジョンソン大統領(リーヴ・シュレイバー)

画像


ニクソン大統領(ジョン・キューザック)

画像


レーガン大統領(アラン・リックマン)とナンシー(ジェーン・フォンダ)

画像


セシルの息子のルイスは公民権運動にのめりこむ様になっていき、父親の仕事を白人にこびへつらう卑しい仕事だと軽蔑する様になる。キング牧師の暗殺後、ブラック・パンサー党に入隊した息子をセシルは勘当してしまいます。

画像


全部書いてると長くなっちゃうので、これ位しておきますが、戦後のアメリカの黒人達の歴史を、政治の舞台から、差別撤廃運動の現場から・・と多角的に追う事の出来る、とても良い映画でした。

息子との和解、そしてオーラスには大きな感動が待っていますので、是非ご覧になってみて下さい。

ホワイトハウスの執事仲間でレニー・クラヴィッツが出てます!

画像


歴史はうねりながら続いていく。今のアメリカを見ると、この問題の根の深さ、深刻さをつくづく感じますが、こうして歴史を振り返れば少しづつ、良くなってきているんですよね。希望を持ちたくなる映画でした。お勧め!
大統領の執事の涙
原書房
ウィル ヘイグッド

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト


この記事へのコメント

kinkacho
2019年02月12日 08:47
ごみつさん、こんにちは。
これ、映画館で見ました。
邦題が良くないな~というのは同感です。
歴史の流れを目の前で見るというのはどんな感じかな~?
しかも自分の人生もクリアしていかないといけないし、なかなか波乱万丈だわ~
と当時思ってました。
セレンディピティ
2019年02月12日 11:39
ごみつさん、こんにちは。
本作、私はとても好きな作品です。
公開時は”ぬるい”という意見も目にしましたが、セシルの苦難もきちんと描きつつ、アメリカの歴史、黒人を取り巻く歴史についてわかりやすく描かれていて、多くの人たちに見て欲しい作品と思いました。
家族のドラマとしても心に残る作品でしたね。
ノルウェーまだ~む
2019年02月12日 22:16
ごみつさん☆
これこれ!ずっと見たいと思いながら、後回しにしてしまっていました。
このところ寒いし、fuluとamazonプライムビデオをにらめっこしていましたが、なんだかほとんど見ちゃったし、ぐっと惹かれる映画ないなーと、スティーブンキングをつらつら読んでいたのでした。明日見よっと!
ごみつ
2019年02月13日 01:34
kinkacho  さん

こんばんは!
Kinkachoさんもご覧になってたんですね!
ね~、これ邦題良くないですよね。そのせいで、鑑賞がすっかり遅くなってしまいました。(;^ω^)

全ては目撃出来なかったでしょうけど、7人もの大統領のすぐそばにいて、社会が動いていく様を見るのは、ちょっと普通では無理だから、凄い経験ですよね。

息子世代が、公民権運動にはまっていく様が許せなかったのは、自分が恐ろしい経験をしてきたからでしょうし、あの当時、アメリカで黒人として生きていくのは本当に大変な事だったのだろうな~・・。

良い映画でしたよね。
ごみつ
2019年02月13日 01:39
セレンディピティ さん

こんばんは!
コメントとTBも有難うございます!
セレンさんの記事は憶えていたのですが、検索で探そうと思ってたところだったので、感謝!

「ぬるい」っていう意見があったんですか?そりゃ、ハードにしようと思えばいくらでも出来る題材だけど(「デトロイト」みたいに)、この映画はセシルの生涯がテーマだから、この作風で正解だと思いますよね。

たくさんの人に鑑賞をお勧め出来る作品。ちょっとした歴史の勉強にもなりますしね。

遅まきながらですが、見て良かったです!
ごみつ
2019年02月13日 01:43
ノルウェーまだ~む 様

こんばんは!
これ良かったですよ。お勧め。

戦後のアメリカの黒人の歴史を知る事も出来るし、大統領達とのあれこれも面白かったです。

セシルが子供の頃は、まだまだStrange Fruits(奇妙な果実)の時代だったんですよね。
自分の国があんなだったら、本当に辛いと思ったりしました・・。

この記事へのトラックバック

  • 「大統領の執事の涙」

    Excerpt: オバマ大統領も大絶賛されたという歴史ドラマ、「大統領の執事の涙」(Lee Dan Weblog: セレンディピティ ダイアリー racked: 2019-02-12 11:40
  • 大統領の執事の涙

    Excerpt: 黒人差別が当たり前だった時代のアメリカ南部。 綿花畑の奴隷として生まれた少年セシル・ゲインズは、ハウス・ニガー(家の中で働く奴隷)に昇格した後、ホテルのボーイとなり、遂には大統領の執事にスカウトされる.. Weblog: 象のロケット racked: 2019-02-13 09:23