グリーンブック

Green Book
2018年/アメリカ (監)ピーター・ファレリー
(演)ヴィゴ・モーテンセン マハーシャラ・アリ リンダ・ガーデリーン
☆☆☆★★★

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https://gaga.ne.jp/greenbook/

アカデミー作品賞を見事受賞した本作を鑑賞してまいりました!

1960年代、まだ人種差別が色濃く残る南部での演奏ツアーへ向かうために、天才黒人ピアニストのドクター・シャーリーは、ニューヨークのナイトクラブで用心棒を務めていたイタリア系の男、トニー・リップを運転手として雇う。

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2人は黒人が利用できる施設を記したガイドブック、「グリーンブック」を手に、南部へ向けて旅立つのだが・・。

良かったですよ~、この映画。映画全体が暖かさに満ちていて、当時のアメリカの人種差別問題なんかが随所に描かれながらも、基本的にはこの2人が友情を育んでいく物語になっていて、とても気持ちよく鑑賞できました。

1962年型キャデラック・ドゥビルに乗って、一路ディープサウスへ! 私、このころのアメ車、大好き。

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受賞を逃してしまったスパイク・リーや、もっとシビアな作品を好む人達から、この映画のアカデミー作品賞受賞にああだこうだと批判めいた意見もあがりましたが、良いじゃんか!ほっこりとなごみたい時だってあるんだよ。

人間の性善説、人種を超えた友情、そんなのを笑いあり、涙ありで、見たい時だってあるんだよな。(とは言え、スパイク・リーの「ブラック・クランズマン」も早く見たい)

トニーはとっても家族思い。この小さな次男君がこの物語を書いたのね。

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とにかくこの作品、ロードムービーとして最高でしたし、数々のくだらない(笑)コメディー映画を撮り続けてきたファレリー兄弟(今回はピーターだけ)が、こんなに上質な映画を撮るとはちょっとした驚きでもありました。(これは「ミスター・ダマー」を見ていないとわからないと思うんですが。(;^ω^))

心に残るシーンはたくさんあったのですが、とりあえず、最初のコパカバーナっていうナイトクラブのシーンからもう最高。ああいうクラブに一生に一度で良いから行ってみたい。

ケンタッキーフライドチキンのシーンも面白かったし、チャームストーンのエピソードも良かった。

ヴィゴの太りっぷりが最高です。

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シャーリーを演じたマハーシャラ・アリは見事に2回目の助演男優賞を受賞。主演男優賞は取り損ねたけど、ヴィゴ・モーテンセンの役作りは見事でした。

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凄く気持ちの良い作品なので万人にお勧め。是非、劇場へ見に行かれて下さい!

これが本物のグリーンブック。辛い歴史がここにつまってるだろうと思う。

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この記事へのコメント

kinkacho
2019年03月21日 06:01
ごみつさん、こんにちは。
とってもいい映画でしたよね。誰に薦めてもOKという稀な映画でした。
と言うことで、知り合いに薦めたら一緒に見ようと二度目を見てきました。
二度見てもホッコリしました。
ノルウェーまだ~む
2019年03月21日 18:30
ごみつさん☆
なるほど!本物のグリーンブックは映画に登場したものよりも、もっとガリ版刷りっぽくて、ぐっと本質を突いてますね~

ほかの作品を全部見たわけじゃないから何ともですが、重たい作品やバッドエンドを好む私でもこの作品がアカデミー賞なのは納得です!!ほっこりしたい時だってありますよっ!

ヴィゴには主演男優賞あげたかったです☆
セレンディピティ
2019年03月21日 22:29
ごみつさん、こんばんは。
内容的にはかなりいろいろな要素を詰め込んでいますが、それを感じさせずにうまーくまとめてありました。
ちょっぴり教科書的なところもあるけど、ユーモアがあって、暖かくて素直に感動できる作品でした。
何より2人のキャラクターが魅力的でしたね。
ラストがクリスマス...というのも心憎かったです☆
ごみつ
2019年03月22日 00:04
Kinkacho さん

こんばんは!
この映画が嫌いだな~って思う人はほとんどいないんじゃないですかね。
これと言って深いテーマ性がある作品じゃないけど、主役の2人の魅力でいつまででも見ていられる感じでした。

お友達と2回目行かれたんですね!お友達もほっこりと楽しまれた事と思います。
ごみつ
2019年03月22日 00:08
ノルウェーまだ~む 様

コメントとTB有難うございます。
見に行ってからだいぶ時間がたちましたが、今でもこの映画の色んなシーンを思い出したりしています。

私も同じく、重たいテーマの映画とか、人間のダークサイドを描いた作品とか、芸術性の高い映画とかが好きなんですが、やっぱり、時々は笑って泣いてほっこりしたいです!

それに主役の2人の魅力もあって、物凄く気持ちの良い映画ですよね。楽しかったです!

ヴィゴにも主演男優賞とって欲しかったけど、やっぱラミにもとって欲しかったので、これは辛いところです~~。
ごみつ
2019年03月22日 00:13
セレンディピティ さん

こんばんは!
コメントとリンクも有難うございます。

そもそもは、当時の黒人差別が物語の根底にあって、そういう問題を描きながら、これほど気持ち良く見られる映画って、考えて着ると稀だと思います。

ホントだったら「こんなに良い人いるワケないし、こんなにうまくいくワケない」とか思っちゃう様なベタなお話が、実話っていうところがまた心を打ちますよね。

久しぶりで、本当にほっこりした映画です。
ここなつ
2019年03月22日 18:43
記事をアップされたのですね~。うんうん、心温まる作品でしたよね。
私、トニーの奥さんが好きです。最初から黒人に偏見を持っていなかったことに加えて、ラストで「手紙をありがとう」とシャーリーに囁くシーン。すっごく良かったです。
ごみつ
2019年03月23日 00:39
ここなつ さん

こんばんは!
この映画、良かったですよね~。ハートウォーミングな映画はそれこそたくさんあるけれど、この映画くらい、心から楽しめた作品は久しぶりでした。
やっぱ役者さんの力かしら?

トニーの奥さん、すごい良い人でしたよね。まったく偏見がない白人って、当時は珍しかったじゃないかな・・、ホント、素晴らしいご夫婦ですね。

手紙のシーンも良かった~~。
Tae
2019年04月06日 23:45
ごみつさん、こんばんは!

ここ10年のアカデミー作品賞受賞作のNo.1を選ぶとしたら、私、コレかもしれません。ヴィゴの主演作ってこともあるけど、基本がコメディで、適当に力が抜けているところがとても気に入りました。

そうそう、キャデラック、かっこよかったですよね。ダイナーやモーテルにもワクワクしました。トニーが選んだ音楽を聴きながらアメリカをドライブしたいです。

私もようやく感想を書いたので、TBさせていただきますね
ごみつ
2019年04月07日 00:36
Tae さん

こんばんは! 「グリーンブック」行かれたんですね!
そうそう、この映画、はっきり言ってどうって事もないホッコリ映画なんだけど、何とも言えない味わいがあるんですよね。 ヴィゴとマハーシャラ・アリのコンビが醸し出す、あの独特のバディ感とか、あと、60年代のアメリカの風景や車、ダイナーとか、見てて心地良いんですよね。

トニーとドライブしてもチャームストーンをくすねたり、ゴミを車外に放り出してはダメですよ!(笑)

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