アトミック・ブロンド

Atomic Blonde
2017年/アメリカ (監)デヴィッド・リーチ
(演)シャーリーズ・セロン ジェームズ・マカヴォイ ジョン・グッドマン ティル・シュヴァイガー エディ・マーサン ソフィア・ブテラ ジェームズ・フォークナー ビル・スカルスガルド トビー・ジョーンズ
☆☆☆★★

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当時、劇場に見に行きたかった本作、最近アマゾン・プライムにアップされたので早速鑑賞しました!


ベルリンの壁、崩壊が迫った1989年秋。潜伏中のMI6のスパイが何者かに殺害され、極秘リストが奪われた。

その極秘リストの奪還と、二重スパイ”サッチェル”の正体をつきとめ抹殺する事を命に、ローレン・ブロートン(シャーリーズ・セロン)がベルリンは派遣される。

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ベルリンで活動する同じMI6のスパイ、デヴィッド・パーシヴァル(マカヴォイ)と合流。しかし彼女の行動は敵に筒抜けになっていた。誰が敵か味方かわからない中、彼女はミッションを遂行していくが・・・。

↓パーシヴァルは「スプリット」の人格の中の一つみたいなキャラクターだったな~。

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原作は2012年に刊行されたグラフィック・ノベル"The Coldest City"。この原作って、絶対に「寒い国から帰ってきたスパイ」を下敷きにした作品なんじゃないかな~って思いました。

謎だらけのストーリーやアクションシーンに目を奪われるけれど、根底にあるのは冷戦下で命をかけて活動をしてきたスパイ達の悲哀と運命を描いた作品でした。

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ちょっと詳しくは書けないのですが、これを劇場でご覧になった皆さん、このお話の展開と最後のオチの意味がわかりましたでしょうか!?

私は、全然わかんなかった。出来ればもう一度見た方が良いのかもな~。その際は、吹き替えで見た方が理解しやすいって、どなたかのブログに書いてありましたよ。

見終わって、この映画の背景の複雑さを解明している方のブログも読んでみたのですが、仮にわかったところで、何故そんな状態になっているのかまではわからないんですよね。

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それこそがこの映画のテーマなんだろう・・と思ったりもしました。

実は、この1回見ただけじゃ、背景がまったくわかんない語り口っていうのが、映画としては失敗ではないかと感じて少し辛目の点数にしましたが、アクションシーンはかなり凄いので必見ですよ。

何が凄いって、戦闘シーンのリアルさ。この手の映画って、たいてい主人公はセガールとか、女性ならブラック・ウィドウみたいにめちゃくちゃ強くて、手下レベルならあっという間にやっつけちゃうでしょ?

でもこの映画は違うんです。何人も相手にすれば息もあがる、自分も傷つく、足がもつれて倒れこむ、そんなところまでリアリズムで描いてて凄い!だから見ているこっちも物凄く痛いんですよ。

↓スパイグラス(密告者)を守るためのこの戦闘シーンは凄かった。

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これは凄かった。シャーリーズ・セロン、40歳にして、なお美しく、そして体当たりで演技を見せてきてくれます。80年代の音楽も満載。ネオンサインをモチーフにしたデザインもチープに妖しくて、なかなかの作品でした。

アクション映画、スパイ映画のお好きな方にはお勧め!ただし、お話が複雑なので、しっかりと隅々まで気を抜かずに見てみて下さいね。
The Coldest City
Cross Cult
Anthony Johnston

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この記事へのコメント

セレンディピティ
2019年04月18日 23:47
ごみつさん、こんばんは。
シャーリーズ・セロンの魅力が存分に味わえる作品でしたね。
冷戦末期のダークで殺伐とした雰囲気がスタイリッシュでしびれました。シャーリーズの体を張ったアクション、かっこよかったけれどリアルに痛そうでした。相手もまったく容赦しなかったですものね。
〇〇が裏切り者というのと、最後の結末は覚えていますが、途中は結構複雑でしたね。

https://blog.goo.ne.jp/serendpt3/e/e7ee70de5075c1bcd2fed2dc75770a24
ごみつ
2019年04月18日 23:59
セレンディピティ さん

こんばんは!
早速のコメント、有難うございます。

本当にシャーリーズ・セロンは凄かったですね。
「マッド・マックス」で彼女の凄さはほとほとわかってたつもりでしたが、美しさもハンパじゃない本作、体の張り方がプロフェッショナルでした。

そうそう、背景が冷戦なのと、間もなくその冷戦体制も終わりを告げようとしているあのタイミングならではのシニカルさもあったりして面白かったです。

○○が裏切り者っていうのは、途中、色んなところでわかる様になっているみたいなんですよね。
もう一度、吹き替えで見てみようかな~などと思ってます。
Tae
2019年04月19日 17:43
こんにちは!
これ、私も首をひねりまくりました。
細かいことは忘れてしまったのですが、たしか、「二重スパイを捜せ」って話ですよね? にも拘わらず、そいつがどんな情報を漏らしているのか、それがどれくらいヤバイことなのかっていう前提の部分があまり語られなかったような……
アクション映画ならともかく、スパイ映画で、そこ、モヤモヤしたくないですよね。
私ももう一回観てみようかなぁ。
ごみつ
2019年04月20日 00:54
Tae さん

 こちらのコメント、ネタバレ満載。未見の方は読まないでね。

こんばんは!
あ!Taeさんも劇場でご覧になってたんでしたね。記事、覚えてますよ。

シャーリーズ・セロンの魅力だけでも楽しめる映画ではあるのですが、「ちょっとこのお話、どうなってんの?」なところありますよね。
ラストで、観客は「何!?」とはなるけれど、ミッションを成功させるまでのあれこれが振り返ってもよくわかんないっていうか・・。結局、三重スパイの話でしたよね。

とある超大国のお釈迦様の手の上で、みんな踊らされてました、っていうお話なんでしょうけれど。

もう一度見る時は吹き替えが良さそうですよ。字幕だと、セリフから得られる情報が完全じゃないらしいです。
この映画をわかり辛くしている、一番のネックはソ連チームの存在なんだと思うんですよね。
私ももう一回見ようかな~。
ここなつ
2019年04月22日 13:01
こんにちは。
シャリーズ・セロン姐さん、めっちゃカッコ良かったですよね!?
お話も二重スパイモノは結構私好物ですので、堪能した作品でした。
やはり女スパイとは、あそこまで完璧なボディと完璧なフェイスであって欲しい…(願望)。
ごみつ
2019年04月22日 14:10
ここなつ 様

こんにちは!
コメントとTB有難うございます。

記事には話がわかりにくいだの何だの文句つけてますが、実際のところ、シャーリーズ・セロンを見るだけでも100点あげて良いくらい大満足でした!
カッコ良かったですよね~、美しいし!

ただ、あの複雑なスパイたちのからみとかが、もっとわかれば、ラストシーンのカタルシスももっと上がった気がして、ちょい残念だったんですよね~。
zebra
2019年09月08日 20:06
DVDでみました アクションは面白かったのですがやはりセロンは怖い女です。

>このお話の展開と最後のオチの意味がわかりましたでしょうか!?
>見終わって、この映画の背景の複雑さを解明している方のブログも読んでみたのですが、仮にわかったところで、何故そんな状態になっているのかまではわからないんですよね。
 同感です。正直言いますと、理解が追い付くのに時間がかかりましたね。入り組んだ時間差や誰が敵で誰が味方かわからない、疑心暗鬼だらけでした。何回かDVDで見てようやくすべての状況が呑み込めました。一度見た程度ではすべてはわかりませんでした。

>何人も相手にすれば息もあがる、自分も傷つく、足がもつれて倒れこむ、そんなところまでリアリズムで描いてて凄い!だから見ているこっちも物凄く痛いんですよ。
 撮影にあたってアクションシーンはホント過酷なトレーニングだったそうですからね。
 相手も傷つくけれど自分も傷つく。だがその傷も国は手当てもしてはくれない、自分で何とかしろ、政府の裏稼業に身の保証なんか求めていては務まらないってことですか。 


そんな彼女のようなスパイという不安定かつ不信感だらけの職業にぴったりな偉人の格言あります。

 「困難な情勢になってはじめて誰が敵か、誰が味方顔をしていたか、そして誰が本当の味方だったかわかるものだ」
(小林多喜二 作家 )
ごみつ
2019年09月10日 01:30
Zebra 様

こんばんは。はじめまして!
コメント有難うございます。

こういう入り組んだストーリーのものは1回見ただけじゃわからない事が多いですよね。最初は話の筋を追うので精一杯なので、何度か繰り返してみると気が付くところもたくさん出て来そうです。

私がこの作品を気に入ったのは、物語の面白さとかシャリーズ・セロンのファッションとかカッコよさもあるのですが、何と言ってもあのアクションのリアルさです!
CGとかスタントでごまかしてないし、あれはトレーニング大変だったろうと思います。凄いシーンでしたよね。

誰が敵か、誰が味方か、それとも全員がお釈迦様の手の上なのか!?
スパイものの醍醐味でもありますよね。( `ー´)ノ

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