隋唐演義 ~集いし46人の英雄と滅びゆく帝国~ 1

画像


中華歴史ドラマ「隋唐演義 ~集いし46人の英雄と滅びゆく帝国~」全62話を見ました。DVDレンタルで見たのですが、レンタル料が安くなる時を狙いながらちょっとずつ鑑賞したので、1年以上かかってしまいました。(;^ω^)

清代に書かれた「隋唐演義」と、「説唐全伝」をもとに、お話を再構築して作られたドラマとの事です。

物語は隋の文帝が陳を滅ぼし、中国全土を統一したところから始まります。煬帝が父親である文帝を殺し、帝位につくと、その暴政により民の苦しみはますますつのっていく。

画像


そんな中、打倒・隋をかかげて、46人の英雄好漢が集まり一大勢力となる。彼らが拠点としたのが瓦崗寨。「水滸伝」の梁山泊みたいな感じです。

煬帝を中心とした宮廷のドラマを縦軸、そして瓦崗寨の好漢達の様々なドラマが横軸となって、織りなされるドラマです。

画像


あれやこれやとあって、瓦崗寨が分裂してしまった後は、主力キャラクターはほとんどが李世民のもとに集まってきます。

そして唐の建国で終了。李世民の帝位簒奪クーデターまでは描かれません。

さて、このドラマなんですが、30億の製作費をかけた大作なのですが、確かにセットや衣装も豪華、キャストも有名どころ(「水滸伝」からたくさん出演しています。)を揃えているのですが、とにかくドラマつくりが物凄く雑でした。(笑)

画像


このところ、中国のドラマもかなりあか抜けて、ドラマ作りのうまくなってきたな・・と思ってたので、何だかだいなし。
ただ、面白いので途中でやめようっていう気は一度も起こりませんでした。

私は歴史ドラマは基本的に政治ドラマを見たい派なので、このドラマも宮中劇の方が好みでした。でも、中国人を知りたければ、民を描いた作品の方が核心が掴めるな・・という意を「水滸伝」に続いて新たにしました。

「水滸伝」と違うのは、招安(朝廷に帰順)みたいな事をしないし、隋も滅ぼして、唐が建国されるので最後まで気持ちよく見られるっていうところかな・・。

画像


隋から「水滸伝」の北宋の時代まで400年近くあるワケですが、中国人達の感覚がまったく変わってないのでしみじみします。きっと今でも変わってないんだろうな。

中国を侮る事のない為にも、皆さん、是非、中華歴史ドラマを鑑賞なさって見て下さい。一番近くにいる超大国です。「敵を知り己を知れば百戦危うからず」です。

画像


簡単な登場人物紹介に続きます。

画像

この記事へのコメント

ヌマンタ
2019年04月17日 15:32
この時代は、春秋戦国期に負けないくらい面白いのですが、シナ人の悪い癖で一部修正されています。揚広はともかく、李一族はおそらく純粋な漢民族ではないでしょう。西域の血が混じっていると思われます。だからこそ、唐王朝は歴代でも屈指の国際色豊かな王朝でした。
また名前をみても、明らかに異民族だと分る人も多数います。純粋な意味での漢民族の王朝は、晋が最後であったと私は考えています。五胡十六国時代には異民族入り混じっちゃいましたから。その後を受けた隋、唐の代では混血が普通だったはずです。
でも、だからこそダイナミックな発展を遂げたのが中華文明だと思いますね。
ごみつ
2019年04月18日 02:02
ヌマンタ さん

こんばんは。
やっぱり、純粋な漢民族の王朝って晋が最後なんでしょうね。
そもそも、漢の時代に、匈奴が飲み込まれてしまってるので、いずれにしても昔から中国は多民族国家なんでしょうね。

唐は本当にインターナショナルな王朝で、それこそ、ヌマンタさんがおっしゃてる様な背景があったからでしょうね。
私、もし、昔の中国に生まれる事があったとしたら、絶対に全盛期の唐の長安が良いです。
(または、清朝全盛期の北京。平和に暮らしたいので。(笑))

先日、Kinkachoさんにお会いした時にも、お話したのですが、中国の歴史は本当に面白いし、ダイナミックですよね。
この歴史を知らずして、中国は語れないんだな~っていうのを、ここ10年くらいで気が付かされました。
だぶるえんだー
2019年04月19日 19:11
  白泉社から
「天竺熱風録」
という漫画シリーズが出ています。唐初が背景。気が向いたら読んでください。
  唐や隋の帝家が遊牧民族系であったという話、若いころに読みました(確証はないようですが)。わたしはべつになんとも思いません。東夷の末ですので。しかし楊や李の姓を背負う人々は気にしたのでしょう。やれやれ。
  有名な、征服王ウィリアムは、母方の祖父が革職人であったことをひどく気にしたそうです。世界中で同じことがあったのでしょう。
ごみつ
2019年04月20日 01:06
だぶるえんだー 様

「天竺熱風録」は原案が田中芳樹さんなんですね!田中芳樹さんはそのままズバリ「隋唐演義」っていう小説も書かれていますよね。

私、中国の作品だけは、中国で書かれたものか、中国でつくられた作品が良いんですよね~。
あの、中国人の「あんた達は一体どうしてこうなった?」な、突拍子のなさ、感性のヘンテコさが、日本人の手になると消え失せてしまうんですよ。(笑)

それで、中華歴史ドラマをおっかけて鑑賞しているというワケなのです。

中国はあれだけの広大な国境を遊牧民族国家と接しているので、征服されたり、混ざったりしちゃうのは仕方ないんですよね。
ただ凄いな・・と思うのは、征服されると、異民族をすべからく漢化しちゃって飲み込んじゃうところかな。

だから清は、辮髪強制したりして、がんばったのでしょうが、最終的にはかなり漢化しちゃった様な気がします。

これは漢字の力だろうな・・と私は素人分析しています、わからないけど。(笑)
だぶるえんだー
2019年04月21日 19:42
  ほほう。田中先生、そんな作品も。情報ありがとうございます。
  イスラム世界でも遊牧民が次第に呑みこまれていくという現象が見られたそうです。武力で敗れた側が文力で逆転。文化というものは、案外に強いのかもしれません。そうだ。気が向いたら
「SFが読みたい!2019年版」
という、早川書房のムックを開いてみてください。中華圏小説家の活躍が語られています。わたしはケン・リュウしか知りませんでしたが・・・・・・・いつのまにか勢いづいているようです。クール・チャイナ!!

アーーーー日本はそのうち文化でも圧倒されてしまうかもしれません。去年の末、ある紙の漫画雑誌で新鮮な作品を見つけまして。インターネットで作者の身元を調べたら、台湾の人だったのです。
ごみつ
2019年04月22日 01:10
だぶるえんだー 様

こんばんは!
「SFが読みたい2019年版」、SFを読む時の参考になりそうです。
そうなんです!中華圏の作家のSFは今、凄いんですよ!
ケン・リュウさんのも早く読まなきゃ!と思ってるのです。
美術やイラストなんかの世界でも、中華系の方は凄い方がたくさんいて、ビックリしちゃいますよ。

中華歴史ドラマにはまって見始めたのが10年ちょっと前なのですが、その頃、ドラマを見ながら、「ああ、これちょっと遅れてはいるけれど、これからあっという間に凄くなるな・・」とひしひしと感じたのですが、今や凄いですもんね。

日本も、隣国をバカにしてばかりいないで、自分たち自身が粉骨砕身しないと、取り残されちゃうよ!と最近は焦りを感じます。
だぶるえんだー
2019年05月10日 18:09
 小生先日
「マスターZ」
という作品を映画館で見ました。ごみつさんの御気持が半分くらいわかりました。よくこんなこと思いつくな!!
  香港が中国に還って、もう23年ですか。幼い日に憧れたチャイナ・ヒーローが復活し世界を席巻してくれたら嬉しいのですが。
ごみつ
2019年05月11日 00:45
だぶるえんだー 様

こんばんは!

「マスターZ」は、中華映画ファンの間では、かなり評判の良いさくひんで、私も気にってる作品です!

面白かったですか?私もDVDとかになったら絶対に見てみますね。なかなか凄いでしょ、中華映画。(;^ω^)

幼い頃に憧れたチャイナ・ヒーローと言えば、ブルース・リーとジャッキー・チェンですが、ジャッキーは今でもがんばってくれてますよ。
今、「フォリナー」っていう映画が公開されてて、次の休みに見に行こうと思ってます。

この記事へのトラックバック