2019年7月に見た映画

7月は劇場に見に行った映画は「スパイダーマン」だけでしたが、テレビ放映やDVDでは幾つか鑑賞出来ました。

「タバコ・ロード」
Tabacco Road
1941年/アメリカ (監)ジョン・フォード
(演)ダナ・アンドリュース チャールズ・グレープウィン ジーン・ティアニー ウォード・ボンド マージョリー・ランボー
☆☆☆★★

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テレビ放映を録画して鑑賞。ジョン・フォードの作品ですが、有名なスターが出ていないのに加え、南部のプアホワイトを描いた作品という事もあって、日本公開は1988年になってから。

ジョン・フォード監督と言えば西部劇で有名ですが、アイルランドものも含めた社会派ホームドラマ路線の作品があって、それはその系譜の1本。

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原作はアスキン・コールドウェルの小説で、1930年代のジョージア州を舞台に、極貧の農民一家の暮らしを描いた作品。ただ暗いシリアスドラマではなく、貧しすぎる上にまったく教育がないので、とんでもないキャラクターになってしまっている人々のドタバタコメディー調の作品です。

そんな中に貧しい人間達が生きていく事の過酷さを感じさせる、ちょっと通好みな作品でした。

頭おかしくなったのか!?っていう様なドタバタが展開されるので疲れますが、結局住み慣れた土地を追われて貧民救済センターに向かおうとする老夫婦の姿をとらえた映像が物凄く素晴らしくて見惚れました。

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「失われた龍の系譜 トレース・オブ・ア・ドラゴン」
龍的深處 - 失落的拼圖
2003年/香港 (監)メイベル・チャン
(演)ファン・ダオロン ジャッキー・チェン
☆☆☆★★★

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DVDレンタルで鑑賞。ドキュメンタリーです。

Lingmuさんに紹介いただいた作品で、ジャッキーファンのためのドキュメンタリーだろうと気楽に見始めたのですが、これ凄かったですよ!

世界的映画スターとなったジャッキー・チェン。彼はある日父親から、自分の本当の姓は”ファン”だと知らされる。母親は重病を患っており、伝える事が出来るうちに自分たちの過去を教えておく事にした・・と父親は真実を話しはじめる。

細かくは書きませんが、ジャッキーの父親は激動の中国の歴史を生き抜いてきた人で、それはもうビックリする様な体験をしてきている人でした。

父も母も再婚同士で、両親ともに、大陸に子供を残してきてしまっていた。なので、ジャッキーには兄弟が他に4人もいたのです。ジャッキーの両親の身の上を追いながら、それはまさに中国の現代史をおっていく壮大なドキュメンタリーになっていて、人間ってどんな境遇に置かれても、こうして生きていけるものなのだな・・とあらためて思わされました。

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本当に凄いので、それでジャッキー・チェンもこれをドキュメンタリーとして記録しておこうと思ったのだと思う。ジャッキーもたいがい凄い人ですが、恐らく、このお父さんには生涯、かなわない・・と思っていたんじゃないでしょうか。


「インクレディブル・ハルク」
The Incredible Hulk
2008年/アメリカ (監)ルイ・レテリエ
(演)エドワード・ノートン リヴ・タイラー ティム・ロス ウィリアム・ハート
☆☆☆★★

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MCUシリーズ2作目!アマゾンプライムで鑑賞。

1作目の「アイアンマン」に続く第2作目。もともと、マーベルキャラクターの中でも、「ハルク」は1970年代に大ヒットテレビシリーズがあった事もあって、かなり知名度の高いキャラクターだったんですよね。

ロス将軍の命を受け、人体への放射線抵抗を研究していた科学者のブルース・バナーは、実験中の事故で大量のガンマ線を浴びてしまう。それ以来怒りを感じて心拍数が200を超えると巨大な緑色のモンスターに変身してしまう特殊体質となってしまった。

彼を利用しようとする軍から逃れるために、ブラジルに身を隠していたが発見されてしまい・・。

久しぶりで見ましたが、エドワード・ノートンのハルク、良いんですよね~。結局、彼は降りてしまって、マーク・ラファロに代わってしまいましたが、エドワード・ノートンの痩身のインテリっていう雰囲気が良かったので残念なんですよね。

もちろん今となっては、マーク・ラファロが、私達のハルクなんですけどね。

ティム・ロスのハルクは、エイリアン4の人間のDNA入りエイリアンみたいで気持ち悪かったな~。

さて実験に大失敗してやけ酒をあおるロス将軍(ウィリアム・ハート)のもとにあらわれたのは!「アイアンマン2」へ続きます!

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「馬上の二人」
Two Rode Together
1961年/アメリカ(監)ジョン・フォード
(演)ジェームズ・スチュワート リチャード・ウィドマーク リンダ・クリスタル ジョン・マッキンタイア ハリー・ケリー・Jr.
☆☆☆★★

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テレビ放映を録画して鑑賞。ジョン・フォードの西部劇です。この作品は1956年の「捜索者」のテーマにもっと踏み込んだ内容の映画でした。

西部開拓時代、ネイティブインディアンによって、白人の子供や女性がよく誘拐されていたみたいなんですよね。さらわれた者達を、必死に探し続ける家族も多く、誘拐した白人が戻って来れる様に、商品(主に銃)と引き換えに交渉をしてくれる人間がいて、この作品ではジェームズ・スチュワートがその役。

リチャード・ウィドマークは騎兵隊なのですが、護衛としてジェームズ・スチュワートとともに部落へと乗り込んでいく。

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ところがさらわれた子供はすっかりインディアン部族の人間と化していたり、女性は誰かの妻にさせられている。幸運に戻ってこれても、差別の目でみられ、彼等には居場所がまったくないのです。

けっこう重たいテーマで、決して楽しい作品ではないですが、リチャード・ウィドマークが純真で不器用な軍人を演じるのが珍しくて、そこは楽しめました。

「祈りの幕が下りる時」
2017年/日本 (監)深澤克雄
(演)阿部寛 松嶋菜々子 溝端淳平 田中麗奈 ミクラ緑子 烏丸せつこ 春風亭昇太 及川光博 伊藤蘭 小日向文世 山崎努
☆☆☆★★

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テレビ放映を録画して鑑賞。これ良かった!私の好みのテイストの映画でした!

東野圭吾さんの、加賀恭一郎シリーズは映画は「麒麟の翼」、本も1作目の「新参者」を読んだ事がありますが、けっこう人情味路線で良いんでしょね。

この作品は新参者シリーズの完結編で、加賀恭一郎の過去なんかも全てわかる内容になってるんですね。それをからめて2つの殺人事件の謎を追っていくのですが、親子の絆がテーマになっててホントに良かった。

ミステリーなので詳しくは書けませんが、小日向文世が良かった。それと松嶋菜々子!

これはどなたにでもお勧め。ここから見ても大体わかると思います。録画消しちゃったけど、とっておけば良かったナ。記事書いてたらもう一回見たくなりました。

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「キアヌ・リーブス ファイティング・タイガー」
Man Of Tai Chi
2013年/アメリカ・中国・香港 (監)キアヌ・リーブス
(演)タイガー・チェン キアヌ・リーブス カレン・モク ユエ・ハイ サイモン・ヤム
☆☆☆★★

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キアヌ・リーブスの監督作品が、普通~に香港カンフー映画との噂をききつけ、DVDレンタル。

ホントに、悪い白人が黒幕の香港カンフー映画でした。(笑)

主役のタイガー・チェンは、マトリックスでスタントマンをやってた方で、その時にキアヌと知り合ったらしいです。脇を固める面々も香港映画でおなじみの役者さん達。

武闘家をスカウトして、闇の殺人ショーを行わせているキアヌ・リーブスを、タイガー・チェンと香港警察が協力してやっつけるお話です。

タイガー・チェンは太極拳の使い手。太極拳は動きがとっても美しいのでそのあたり楽しめました。

映画としては、何でキアヌがこれを撮らなきゃいけないのかさっぱりわからないし、ストーリーが杜撰なのが致命的ですが、私は楽しかった。キアヌはこういうアクションが本当に好きなんだな~とわかってほっこりしますね。

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さて暑い真夏がやってきました!7月が涼しかったぶん、昨年よりはラクですが、蒸し暑いので体調管理には気を付けましょうね!



新参者 (講談社文庫)
新参者 (講談社文庫)


この記事へのコメント

2019年08月04日 00:15
ごみつさん、こんばんは。
映画もたくさんご覧になりましたね!
私はここ2カ月くらいまったく見ていません。><

「祈りの幕が下りる時」は先に原作を読んでいて、映画も見ました。
原作もすごくおもしろかったのですが、加賀の母親もからんでくる複雑な話なので、これをどうやって映像化するのか...と少々心配でしたが、上手にまとまっていて、映画は映画でおもしろかったです。
現代の「砂の器」という感じでしたよね。(^_-)-☆

https://blog.goo.ne.jp/serendpt3/e/ff467ccff3623ad5b96210d03fdbe4fd

南部を描いた作品が好きなので、タバコ・ロードも気になります♪
ごみつ
2019年08月04日 01:08
セレンディピティ さん

こんばんは!
セレンさんの「祈りの幕」の記事、よく覚えてますよ。

新参者シリーズの映画化作品は、「麒麟の翼」も良かったので楽しみに鑑賞しましたが、こっちも凄く良かった。

特にラストあたり、松嶋菜々子が母親に「あんたには、お父ちゃん以上の地獄を見てもらわなあかんな~」って言った時の迫力が凄かった。
ホント。「砂の器」みたいな家族の一大悲劇ドラマになってたのが胸をうちました。

劇場はちょっと足が遠のいてますが、家ではボチボチと鑑賞してました。
学校はそろそろ夏休みですか?
勉強があるとなかなか映画とかも難しいでしょうが、1年間はがんばって下さいね!(*'ω'*)
2019年08月04日 17:02
ごみつさん☆
暑い夏はお家映画鑑賞もいいですよね~
私も短期バイトが終わったので、夏休みDVD祭りでもしようかな…

ハルクはいつの間にか役者が変わっていて、でもそれ以上にハルクに変身してインパクトあり過ぎて、その変化をすっかり忘れていましたが、私も実は最初のエドワードノートンのハルクがしっくりきてました。
新参者シリーズは大好きなのですが「祈りの~」は私には「麒麟の翼」ほどは好みでは無かったのです~友人は物凄く泣いたって言ってましたが…
ごみつ
2019年08月05日 00:08
ノルウェーまだ~む 様

こんばんは!
夏のバイトお疲れ様でした。

8月に入っていきなり暑くなりましたね。こんな時はあまり出歩かずに家でDVDっていうのも良いですよね。

そうそう、「ハルク」はエドワード・ノートンが降りちゃってガッカリだったんですよね~。まあ、色々とあったのでしょうが・・。

「祈りの幕」いまひとつでしたか?私は、悲劇性が強い作品だし、けっこう気に入りました。
小日向さんのお父ちゃんが、哀愁あって凄く良かったです。(/_;)