2019年9月に見た映画

だいぶ涼しくはなってきましたが、もうしばらく高めの温度は続きそうですね。暑い暑いと言っているうちに、いよいよ今年もあと3か月。ホント~に早いですね~。

さて9月に鑑賞した映画6本をまとめて。


「突撃」
paths Of Glory
1957年/アメリカ (監)スタンリー・キューブリック
(演)カーク・ダグラス アドルフ・マンジュウ ラルフ・ミーカー ジョージ・マクレディ リチャード・アンダーソン スザンヌ・クリスチャン
☆☆☆★★★

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先日見た「バリー・リンドン」が素晴らしかったので、未見のキューブリックも制覇していこうと思いDVDレンタル。キューブリック初期の作品です。

第一次世界大戦。ドイツ軍を撃退するために、フランスの上層部はドイツ軍がおさえている要所を攻略する命令を出す。兵が疲弊しきっている事を知るダックス大佐(K・ダグラス)は抗議するも無視され作戦は実行される。フランス軍は大敗し、責任の追及のために軍法会議がひらかれる・・。

戦争の愚かさと恐ろしさを描いた作品。前半の塹壕からの攻撃のシーンは物凄い迫力で、カメラワークの見事さにも見惚れてしまいます。普通の監督じゃないのがすぐにわかりますよ、特に塹壕のシーン!

事を丸く収めるために上層部が決定した判決には、気分が悪くなってしまいます。人間ってどうしてこうも愚かな戦いをいつまでも、いつまでも続けるんだろう。原作はハンフリー・コッブの小説。

フランス軍に捕まって、皆の前で歌を歌わされるドイツ人女性を演じたスザンヌ・クリスチャンはこの後、キューブリック監督の奥さんになった人だそうです。

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「ザ・シークレット・マン」
Mark Felt: The man Who Brought Down The White House
2017年/アメリカ (監)ピーター・ランデズマン
(演)リーアム・ニーソン ダイアン・レイン マートン・ソーカス ジュシュ・ルーカス マイケル・C・ホール トム・サイズモア ブルース・グリーンウッド ノア・ワイリー トニー・ゴールドウィン アイク・バリンホルツ ジュリアン・モリス エディ・マーサン ブライアン・ダーシー・ジェームズ
☆☆☆★★★

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ウォーターゲート事件の内部告発者“ディープ・スロート”こと元FBI副長官マーク・フェルトを描いたポリティカルサスペンス。アマゾンプライムで鑑賞。

ウォーターゲート事件は1974年。以来、ディープ・スロートの正体は謎のままだったのですが、30年後の2005年に本人が自分がディープ・スロートだと名乗りでる。この映画はマーク・フェルトの自伝をもとに描かれた作品で、あの事件の裏の真実を語っていく作品で、見ごたえがありました。

何より堪能出来たのは、マーク・フェルト(リーアム・ニーソン)を取り囲む人物たちを演じる役者さん達の抑えた演技の素晴らしさです。タイム誌の編集長を演じたブルース・グリーンウッド以下、上に名前があがってる役者さん達、名前だけでは誰かわからないと思うのですが、どの人もよ~く映画やドラマで見かける人達です。

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本当に地味な作品ですが、キャスティングが見事だと思いました。


「博士と彼女のセオリー」
The Theory Of Everything
2014年/イギリス (監)ジェームズ・アーシュ
(演)エディ・レッドメイン フェリシティ・ジョーンズ デヴィッド・シューリス ハリー・ロイド エミリー・ワトソン アダム・ゴドリー マクシーン・ピーク
☆☆☆★★

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天才物理学者スティーヴン・ホーキングと、妻になるジェーンとの出会いから別れまでを描いた作品。アマゾンプライムで鑑賞。

ケンブリッジ大学の大学院に在籍中、スティーヴンは詩を学ぶジェーンと出会い恋に落ちる。だが直後にスティーヴンは難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症、余命2年の宣告を受ける。しかしジェーンは全てを受け入れる事を決め、2人は結婚。子供も生まれ、順風満帆に見えた生活だったが、命はながらえたものの、スティーヴンの症状が悪化するに従い、2人の間にも亀裂が生じ始める・・。

ホーキング博士のドラマにしては、内容がとってもライトで、ファンタジックすぎるきらいはあるのですが、ドラマとしては良く出来ていて楽しめました。

主役の2人がとても良かったのも見どころですが、特にアカデミー主演男優賞を受賞したエディ・レッドメインの演技は本当に見事でした。

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「奇蹟がくれた数式」
The Man Who Knew Infinity
2016年/イギリス (監)マシュー・ジェームズ
(演)デーヴ・パテル ジェレミー・アイアンズ トビー・ジョーンズ スティーヴン・フライ デヴィカ・ビセ
☆☆☆★★

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インドの天才数学者ラマヌジャンと、彼を見出した英国人数学者G.H.ハーディの友情と業績を描写した伝記ドラマ。アマゾンプライムで鑑賞。

サヴァン症候群を患っている著者による「僕には数字が風景に見える」っていう本があるのですが、この世には数学に特殊な才能を持つ人間がいますよね。

恐らくラマヌジャンもそんな一人で、正式な高等数学の勉強もしていないにも関わらず、驚くべき発見がなされていた。ラマヌジャンはそれを「寝ている間にナーマギリ女神が教えてくれた」等と語っていて、それこそが天から与えられた才能だったのでしょうね。

ケンブリッジ大学の数学者ハーディは彼の手紙の内容に驚き、1914年インドに住む差出人のラマヌジャンを大学に招聘。やがて二人は世界を変えるような数式を導き出していくのだが・・。

ラマヌジャンはその後、インドへ帰国するものの、1920年に病気で若くして亡くなってしまう。彼の英国での生活の苦労や、悲劇的な運命を思うと、人間の一生のはかなさも感じるし、数奇な人生を背負わされた彼の苦悩に思いを馳せさせられました。

面白い映画でした。それにしてもデーヴ・パテルは本当に大スターになりましたね~。それとラマヌジャンの妻を演じたデヴィカ・ビセがすごくきれいでした。

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「けんかえれじい」
1966年/日本 (監)鈴木清順
(演)高橋英樹 浅野順子 川津祐介 佐野浅夫 浜村純 加藤武
☆☆☆★★

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岡山中学の名物男“喧嘩キロク”(高橋英樹)キロクに喧嘩のコツを教えるのが、先輩のスッポン(川津祐介)。そのスッポンのすすめでキロクは、OSMS団に入団した。OSMS団とは岡山中学五年生タクアンを団長とするバリバリの硬派集団。そのOSMS団と関中のカッパ団とが対決する!

テレビ放映を録画して鑑賞。

私、実は鈴木清順の作品って見た事がなくて、これが初清順映画でした。脚本は新藤兼人。いわゆる戦前のバンカラ学生達を描いた作品で、その後の本宮ひろ志や車田正美のマンガなんかのオリジナルとなったケンカ文化発祥の作品らしいです。

主演のキロクを演じる高橋英樹はハンサムだし適役。キロクはケンカはめっぽう強いけれど、女の子はからきし苦手。心を寄せているマドンナの道子の前に出ると突然おとなしくなってしまう。

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ラストあたりで、北一輝と出会うシーンがあり、彼の思想に心を掴まれたキロクが上京するシーンで映画は終わります。ただ北一輝のエピソードは、原作にも脚本にもなく、鈴木監督が独自で加えたエピソードとの事。

この作品は、私はあんまり好きじゃないな~。テーマや、表現方法が好きじゃない。でもエポックメイキングな作品ではあるので見て良かったです。マドンナの道子を演じた浅野順子は大橋巨泉の奥さんになった方です。


「マイティ・ソー」
Thor
2011年/アメリカ (監)ケネス・ブラナー
(演)クリス・ヘムズワース ナタリー・ポートマン トム・ヒドルストン ステラン・スカルスガルド イドリス・エルバ 浅野忠信 レネ・ルッソ アンソニー・ホプキンス レイ・スティーヴンソン サミュエル・L・ジャクソン ジェレミー・レナー
☆☆☆★★

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MCUリバイバル4作目!「ソー」の1作目、久しぶりで見たな~。DVDレンタルしました。

神の世界“アスガルド”で最強の戦士ソー。しかしその傲慢さゆえに無用な争いを引き起こし、ついには神々の王である父オーディンの怒りを買ってしまう。王位継承権を剥奪されたうえ、最強の武器“ムジョルニア”も奪われ、地球に追放されてしまう。

次期の王位をねらう弟のロキは、地球にいる兄を亡きものにしようと企むのだが。

ソーの成長物語になってて楽しかった。ナタポーとの恋、ファイティングダディことスカルスガルドとの絡みも楽しい。それと、ロキを演じるトムヒも最高です。そして真のヒーローとなった時、ムジョルニアは彼のもとへ戻ってくるのだった!

それにしてもS.H.I.E.L.D.(シールド)って、しょっぱなからかなり重要な事、あれこれやってたのね~。それと、ノークレジットですが、ホークアイがこの映画から登場してます。ホークアイはシールドのメンバーだったんだな。

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さて、次は「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」です!!


無限の天才 新装版 ―夭逝の数学者・ラマヌジャン
無限の天才 新装版 ―夭逝の数学者・ラマヌジャン

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この記事へのコメント

2019年10月09日 00:39
ごみつさん☆
いつにも増してバラエティーに富んだラインナップですね!?
この中で見たのは「博士と~」と「奇跡が~」ですが、両方舞台が大学だったりして、雰囲気が似ていて、「奇跡が~」を見たんだっけ見てなかったっけ?というかんじです(苦笑)

「ソー」で既にシールド出てきてましたっけ?クリヘムが最もキュートで格好良かった時ですね(笑)
「けんかえれじい」の相性がハンパないですねぇ~これだけでお腹いっぱいなかんじ・・・とても学生に見えないのも笑えます。
ごみつ
2019年10月10日 01:10
ノルウェーまだ~む 様

こんばんは。
コメント有難うございます。

そうそう、「博士~」と「奇蹟~」は、雰囲気が似ている感じがあって、どちらもオーソドックスなつくりのドラマなので、続けて観ると、このエピソードはどっちのだったっけ?とこんがらがっちゃう感じでした。(笑)

両方とも面白く鑑賞出来ましたが、どっちもオーソドックスすぎて、少し物足りない感じもしたかな~。

MCU,こうしてリピートしてみると、色々と気が付く事もあって楽しいです。ソーみたいに、宇宙だか異次元だかからやってきたキャラクター、普通ならビックリ!ですが、S.H.I.E.L.D.が落ち着いていられるのは、もう既にキャプテンマーベルに出会ってるからですよね。

「けんかえれじい」はとにかくず~っとケンカしてる映画でした。(笑)

2019年10月10日 08:32
ごみつさん、こんにちは。
9月もたくさんご覧になりましたね!
この中では「博士~」「奇跡~」「マイティソー」を見ています。

「博士~」は夫婦愛にフォーカスした作品で、2人の気持ちの動きがていねいに描かれていて、感情移入しながら見ていました。
実際にはどろどろした部分もあったかもしれませんが、美しい物語となっていましたね。
http://serendipitydiary.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-f3f9.html

「奇跡~」は同じ研究者もの?ながら師弟愛を描いた作品でしたね。
異文化と階級社会の中で研究することの苦労、色眼鏡をかけずにラマヌジャンの才能を見出したハーディの偉大さが心に残りました。
http://serendipitydiary.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/post-ccbe.html

ソーはとにかく楽しかった!
クリス・ヘムズワースを知ったのはたぶんこの作品が最初と思いますが、ザ・スターという感じでほんとうに魅力的でした☆☆☆

ザ・シークレットマンは公開時に気になっていました。
たしか似たような作品を見るのが続いて、見送ってしまったような...。
いずれ見てみたいです♪
ごみつ
2019年10月10日 22:35
セレンディピティ さん

こんばんは!

記事のリンク、どうも有難うございます。
どっちの映画も、当時見たかった映画なので、セレンさんの記事もよく覚えてます。
とてもオーソドックスなつくりのドラマで、すなおに感動出来る作品になってましたよね。ちょうど2本ともプライムにアップされてたので、見れて良かったです。

「ザ・シークレットマン」は、ちょうど、「ペンタゴン・ペーパーズ」と上映時期が近かったので、そのせいかも?
地味ながらもなかなか面白かったので、機会がありましたら是非。

「ソー」で、クリヘムはトップスターになりましたよね!
私は、JJエイブラムスの2009年の「スター・トレック」で、カーク船長の父親(若くして亡くなった)を演じてたのを見たのが最初かも。(*´ω`)
kinkacho
2019年10月12日 22:13
ごみつさん、こんにちは。
そちらの様子はいかがですか?
大阪は雨が降っただけで済みそうです。
今回ご紹介の映画はソー以外見ていないです(涙)
この頃、真面目な映画が見れなくて...集中力が維持できなくて、年を感じます。
ごみつ
2019年10月12日 23:29
Kinkacho さん

こんばんは。

今回は静岡に上陸でしたが、災害レベルは最高ランクになるは、防災無線は流れっぱなしだわ、エリアメールは何度もなるわ、震度3の地震までおきるわで、一日家でビビってました。(;^ω^)

ちょっと前まで風が強くて大変だったのですが、今はウソの様に静まり返って逆に怖いです。台風の目?また吹き返しがあるだろうと思いますが、峠は越えました。
ご心配いただき有難うございました。

映画は見たいのも見ればOKですよ~。
まだ記事に出来てませんが「ジョーカー」最高でしたよ!お時間とれましたら是非!アメコミ映画だとは思わない方が良いですが傑作だと思います。