御即位記念特別展 正倉院の世界 ~ 皇室がまもり伝えた美 ~

main.jpg

https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1968

上野の東京国立博物館で10月14日から11月24日まで開催していた「正倉院の世界」展に行って来ました。

取引業者さんからチケットをいただいたていたのですが、なかなか時間がとれず、妹が来た日に一緒に見に行って来ました。

滅多に見られない宝物だし、開催期間が1ケ月ちょっとと短いので大混雑を予想していましたが、案の定入館までに40分ほど待たされました。

中も大混雑で、とてもゆっくりとは見られなかったのですが、貴重な展示物を垣間見る事が出来て堪能出来ました。

心に残った展示物は、チラシに載っているものばかりだったので、後から気が付いて妹と「やっぱり心を惹かれるものは決まってるものなんだね・・。」などと語りあったりしました。

その幾つかをご紹介

紫檀木画槽琵琶(したんもくがのそうのびわ)

8334872f6187d514ce82019cc39d93ac.jpg

これは四弦の琵琶で、これは古代ペルシャが起源の楽器だそうです。展示の前では復元された琵琶による演奏のテープも流れていて、思わず「祇園精舎の鐘の声」モードになってしまいました。

黄熟香(蘭奢侍)(おうじゅくこう/らんじゃたい)

main_8.jpg

香木です。仏教の儀礼においては、貴重な香を焚いて仏に供養を行う。足利義政、織田信長がこの香木を熱望し一部を切り取っていったそうです。近代では明治天皇が行幸の際に切り取ったとの事。この香木はいまだに香りをはなっているそうです。(ガラスケースに入ってるので、香りを感じられなかったのは残念です。)

漆胡瓶(しっこへい)

ph_mainimage_sp.jpg

聖武天皇が愛用した水瓶。胡瓶とはササン朝ペルシャが由来の瓶だそうですが、異国情緒あふれる形が印象的で目を引きます。

伎楽面 迦楼羅 (ぎがくめん かるら)

20191015-OYT8I50045-1.jpg

「あ!カルラ舞う!だ!」と声を出してしまい恥ずかしい思いをしました。(笑)迦楼羅はガルーダインドネシア航空のガルーダと同じルーツの神様です。

白瑠璃碗 (はくるりのわん)

2019110800057_6.jpg

私も妹も共通で実は最も目を引かされたのがこれでした。これ、今だから普通っぽく見えるけど当時はかなりのハイレベルの技術で作られたものだと思う。これもササン朝ペルシャで製作されたもの様ですね。

それと、こういうデザイン1960年代に流行ってたよね?それも目をひいた原因で、けっこうそっくりなカットのガラスの灰皿が家にありました。(笑)

見終わって感じたのは、やっぱり天平文化っていうのは、唐文化の正当な継承者だったんだな~っていう事でした。こう、それまで、そしてこの後の日本の文化には感じられないエキゾチズムっていうか、大陸の香りを感じた展覧会でした。

惜しむらくは混雑しすぎていてゆっくり鑑賞出来なかった事。またいつかじっくりと鑑賞出来る時間が持てればな・・と思います。

この日、東洋館で開催されていた特別展「人、神、自然-ザ・アール・サーニ・コレクションの名品が語る古代世界-」も見て来ました。

05128994991b1be3a0fc655990185404-361x510.jpg

https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1979

こちらは小規模展示ですが、正倉院よりも人が少なく、落ち着いてゆっくり見られました。世界の色々な神様が見られます。楽しかったですよ。

03-24.jpg

topics7c2c9f205716b3423db3f303caa824b11.jpg

この展覧会は2月9日までやってますよ~~。東洋館、やっぱ静かで最高です!

空海―KU-KAI―美しき王妃の謎 [DVD]
空海―KU-KAI―美しき王妃の謎 [DVD]


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

himari
2019年12月03日 09:07
こんにちは
ごみつさんと妹さん、「正倉院の世界」展の後期に見に行かれたのですね。私は前期が始まったばかりの頃に見に行きました。前期では五弦琵琶が何といっても代表する展示で、何度も鑑賞する列に入り見入りました。
後期は鑑賞に行けませんでしたが、白瑠璃碗は見たかったなあ。六角形の切ガラスがほんと60年代のデザインのようで、2019年で見ても新しくて、こんなガラス器が売っていたら是非欲しい♪
そして「天平文化は唐文化の正当な継承者」という文に頷いてしまいました。
現地では時代と共に文化が変容する中、その時代の文化の粋がそのままパック詰めされてタイムスリップしたように思えました。
東洋館も面白そうです
kinkacho
2019年12月03日 10:35
ごみつさん、こんにちは。
この展覧会、行きたかったんですよね。
正倉院展のメインを5年分はまとめて見ることができる!と思ってました。
即位記念で本家の正倉院展覧も有名どころをラインナップしてありましたが、キレイどころは東京へ行ってました。
2019年12月03日 17:38
正倉院って、日本という國の母と言うか、厳しい政治の場である政庁ではなくて、宝物を守って行く場所なので、こうして見られるのは特別なチャンスですよね。永遠に繋がれて来たものが、今日という一日の為にあると考えると、歴史に立ち会ったような特別な気になります。いつか行きたいです。
ごみつ
2019年12月03日 21:31
himari さん

こんばんは。
早速のお返事有難うございます。

早めに見たかったのですが、なかなか時間がとれず妹が来た日(金曜日)の夜に行って来ました。ほぼ駆け込みです。(;^ω^)
でも見れて本当に良かったです。

本当に、正倉院の宝物ってタイムカプセルみたいな感じですよね。エキゾチックで見た目に楽しい展示物がいっぱいで、堪能できました。

東洋館で開催中の「人・神・自然」も小規模ですが面白かったですよ。こっちはすいてて落ち着いて鑑賞出来るので、機会ありましたら是非。!(^^)!
ごみつ
2019年12月03日 21:34
Kinkacho さん

こんばんは!
奈良では正倉院の展示は毎年、やってるんでしたっけ?
そっちの方が落ち着いて鑑賞出来るかな?いつか奈良で鑑賞してみたいです。

東京では22年ぶりらしいので、ご容赦下さいね~~。(;´∀`)
混雑には辟易でしたが、とても楽しめました。

妹は田舎暮らしで(笑)、あまりこういう展覧会に行く機会もないらしく楽しんでた様です。
この後、上野駅のハードロック・カフェでハンバーガー食べて帰りました。
ごみつ
2019年12月03日 21:38
隆 様

こんばんは。
正倉院展は東京では20年以上ぶりだった様ですが、奈良では毎年やってるみたいですね。

いつか京都、奈良に旅行に行かれた時に機会があれば良いですね。

皇室ゆかりのものがこうして大切に保管されているのは、素晴らしい事ですよね。
こうして1300年たった今でも、私たちが楽しめるっていうのは、よく考えると奇蹟的な感じすらしますよね。(*´ω`)
2019年12月04日 08:19
ごみつさん、こんにちは。
正倉院展、行かれたのですね。
私もポスター見て、気になっていました。

前回奈良に行った時に、正倉院そのものには行ったのですが
正倉院展の方はまだはじまってなくて、行けませんでした。
いつかきっと機会があるだろうとは思いますが...

こうしてお写真を拝見すると
天平の時代にシルクロードを通ってはるばるやってきたんだな~
と胸に迫ります。
白瑠璃の椀は、たしか教科書にも載ってましたよね!
子どもの頃は何がすごいのかわからなくて、ふ~んと思ってましたが
今も鮮明に覚えていて、時間が一気に巻き戻りました。^^
琵琶(お写真のではなかったかも)も漆胡瓶も記憶にあります。
実際に見てみたいです。
ごみつ
2019年12月05日 03:27
セレンディピティ さん

こんばんは!
正倉院展、面白かったですよ。

確かに、昔、教科書で見たものが目の前にある感じで、よく考えると、ホントに貴重な時間でした。

セレンさんも、息子さんが関西にいる間に、鑑賞する機会があると良いですね。

日本の美術って、近代以前はけっこう純粋に日本独自のものが多いので、こういうシルクロードの香りのする展示は稀だと思います。
次回は、もっとゆっくりと見られると良いな~~。(*'ω'*)
2019年12月13日 00:31
ごみつさんお久しぶりです。
正倉院展、私も行ってきました。私は大学生の時に東博で開催されて、なんとその時以来です。午前10時過ぎに着いたので、30分待ちくらいで済みましたが、職場の同僚は最終日近くの午後に行ったら3時間待ちだったので、あきらめたそうです。

若い頃も見ているのに、琵琶の螺鈿のあまりの美しさに涙が溢れてきてしまいました。この世に「絶対的な美」というものが存在することを確認した思いです。
聖武天皇の写経の「天平〇年」という日付を見て、天平時代って物語か神話の時代に思えていたけれど、ああほんとうに人が生活していたのだと実感…近くにいた人たちが「こんなに紙がきれいに残っているのってあり?」みたいなこと話していましたが、和紙の保存の良さ、そして各時代の人びとが守り続けてきた努力の賜ですよね。
私は終わり近くになって行ったからか、蘭奢待の展示がなかったのですが、以前読んだ「正倉院の謎」という文庫本によると、信長、秀吉、家康、そして今のところ最後が明治天皇という風に各時代の権力者がこの蘭奢待を切って香りを楽しんだそうです。でも家康が作らせた正倉院の宝物の保存の為の木箱も展示されていたし、彼らも保存に協力したのだろうということで許します(←何様w)
この日本の宝、世界の宝が人類の続く限り守り受け継がれていきますように。
2019年12月13日 00:33
追記:あ、足利義満も切ってるんですね。義満はいかにも好きそう。
ごみつ
2019年12月13日 01:13
夏 さん

こんばんは。
先ほどはメール、有難うございました!

夏さん、前の展示の時に見に行かれたんですね。私は今回、初めて目にして、その素晴らしさに目を奪われました。
惜しむらくは激混みだったので、細かいところまでゆっくり鑑賞出来なかった事です。
金曜日は夜もやってるので、5時過ぎに行ったのですが、45分くらい待ちましたが、3時間は私もムリ。(;^ω^)

琵琶は本当に美しかったですね。前期に展示されていた五弦の琵琶も見たかったな~。写真で見てもとても美しいです。

蘭奢待は展示がなかったんですか!?それは残念でしたね。信長とか足利義満とかが切り取っていったっていうだけで、目の前に歴史があるみたいでちょっと興奮しました。

次の東京での展示はまただいぶ先でしょうし、今度は奈良でゆっくり鑑賞したいな~なんて思ってます。(*‘∀‘)