デューン/砂の惑星  映画 1984

Dune
1984年/アメリカ (監)デヴィッド・リンチ
(演)カイル・マクラクラン ホセ・ファーラー フランチェスカ・アニス スティング ユルゲン・プロフノウ フレディ・ジョーンズ ディーン・ストックウェル リチャード・ジョーダン エヴァレット・マッギル マックス・フォン・シドー シルヴァーナ・マンガーノ ジャック・ナンス パトリック・スチュワート ショーン・ヤング ケネス・マクミラン ポール・L・スミス ヴァージニア・マドセン
☆☆☆★★★

134579_01.jpg

フランク・ハーバートの大河SF「デューン/砂の惑星」の映像化作品。“デューン”と呼ばれる砂漠の惑星アラキスを舞台に、デューンで採掘される香料メランジの権利をめぐって繰り広げられる勢力争いを描いた作品です。

テレビ放映されたので録画して超久しぶりに鑑賞。この映画、「エレファント・マン」を大ヒットさせた新鋭デヴィッド・リンチが手掛けたビッグバジェットのSF映画ですが、当時から大失敗作として評価されてましたよね。

当時の記憶では私はかなり楽しんだもので、長い年月がたっても様々なシーンが印象的に頭の中に残っていました。

今回再見してみると確かに出来の良い作品ではないし、この映画の制作者である大物プロデューサーのディノ・デ・ラウレンティスの横やりによる影響が大きかったと思われるし、どうにもこうにも中途半端な作品に仕上がってしまっています。

それでも、やっぱり私、この映画が好きだな。ところどころに表現されているリンチの映像感覚と悪趣味なシーンは、たまならいものがあります。作品的にはどうひいき目に見ても☆☆☆★★くらいなのですが、好きすぎてそんな点つけらんない!キャストは何気に非常~に渋いのも魅力です。

それと宇宙航海士(ナヴィゲーター)の描写がすっごい好き。メランジの力で変異したナヴィゲーターは宇宙を折り曲げる事が出来るのです。それでどんな遠くにもすぐに行く事が出来る。

リンチお得意の奇形の胎児のイメージですよ。

dune navigator 1.png

あともう一つはデューンでメランジを守っているサンドウォームの造形も素晴らしい。これは絶対に「風の谷のナウシカ」のオームに影響与えてます。それ以外の作品にもこの「デューン」は絶大な影響を与えてるんじゃないでしょうか。

dune-1984-sandworm-special-effects-review.jpg

これ原作、読みたいな!「白鯨」と「デューン」近いうちに絶対に読みたい。

ところでこの「デューン」の映像化は1970年代からアレハンドロ・ホドロフスキー監督が権利を入手し着々と準備していた企画が結局ぽしゃって、ディノ・デ・ラウレンティスにわたったものなんですね。そのあたりのいきさつが「ホドロフスキーのデューン」というドキュメンタリー映画になっています。それも見ましたので、後日記事にしてみます。

Dune.jpg

この映画のこの1曲 

メインテーマ曲はTOTOが作曲。これオープニングです。

Dune Soundtrack - Prologue & Main Theme (with HD movie scenes)

https://www.youtube.com/watch?v=zZD99X_S7SA

さてさて、年末あたりにでもドゥニ・ヴィルヌーヴ監督版の「デューン」が公開予定ですよね。もう楽しみすぎて死にそうです。ヴィルヌーヴの作風は「デューン」にぴったりだし、CG技術が進化してるから凄い映画になりそうだよ~~。

zo4yyhr5ly631.jpg


デューン 砂の惑星〔新訳版〕 (上) (ハヤカワ文庫SF) - フランク ハーバート, 酒井 昭伸
デューン 砂の惑星〔新訳版〕 (上) (ハヤカワ文庫SF) - フランク ハーバート, 酒井 昭伸

デューン 砂の惑星〔新訳版〕 (中) (ハヤカワ文庫SF) - フランク ハーバート, 酒井 昭伸
デューン 砂の惑星〔新訳版〕 (中) (ハヤカワ文庫SF) - フランク ハーバート, 酒井 昭伸

デューン 砂の惑星〔新訳版〕 (下) (ハヤカワ文庫SF) - フランク ハーバート, 酒井 昭伸
デューン 砂の惑星〔新訳版〕 (下) (ハヤカワ文庫SF) - フランク ハーバート, 酒井 昭伸

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

2020年05月03日 23:35
ごみつさん☆
デビット・リンチ!!大好きなんです~ツインピークスのLD全巻持っています。LDが無いため見られないのですが(爆)

「デューン砂の惑星」は見ないと!ですね☆でもいつもご紹介くださる映画がアマプラだと有料だったりして、いいタイミングで見られないのが残念です。
そう言えばデビットリンチはこの前レビューを書いた「ラッキー」に出演していたんですよ。
監督のイメージが強いですが、映画に出たりもするんですね…

ごみつさんが死ぬほど楽しみな「デューン」期待しちゃいます♪
ごみつ
2020年05月04日 00:42
ノルウェーまだ~む 様

こんばんは!

私もデビッド・リンチ、昔から大好きなんですよ~。
「ツイン・ピークス」にはホントにはまりました。友達とアンナ・ミラーズにチェリーパイを食べに行ったりしました。懐かしい~~。

彼の映画で一番好きなのは「マルホランド・ドライブ」です。

この「デューン」はリンチ最大の失敗作だと思いますが、ヴィルヌーヴの「デューン」までに是非見ておいて損はないと思います。
この作品、重たい雰囲気な上にグロテスクで残酷、なおかつ哲学的な作品なので、ヴィルヌーヴにぴったりなんですよね。

それにしてもリンチ本人が画面に登場する作品は見たことないです。「ラッキー」に出てたんですね。ハリー・ディーン・スタントンはリンチの映画にけっこう出てるから仲良かったのかも?ですね。いつか見てみます!
ヌマンタ
2020年05月04日 15:16
デューンは是非、フランク・ハーバートの小説を読んで欲しいです。ただ出版元があの極悪非道の早川です。当初は表紙、挿絵ともに石ノ森章太郎が描いており、とても素晴らしいものでした。ところが映画化されると挿絵を止め、表紙も変えてしまいました。今の版は3度目の変更後だと思います。当初版は古本屋でしか入手できませんが、ネットの画像検索でその一部は見れると思いますよ。
2020年05月04日 15:55
ごみつさん、こんにちは。
ヴィルヌーヴ版「デューン」は、ここのところビジュアルが少しずつ
紹介されはじめていて、私も楽しみにしていました。
ティモシー・シャラメが主演というのもうれしいですね。
どんな作品なんだろう~
とりあえず映像はものすごくきれいそうだな~と期待しています。

そしてデヴィッド・リンチが過去に映画化していたのですね。
失敗作... と言われながら
さりげなく他の作品に影響を与えているというのはさすがです。
新旧作を比べて見ると、いろいろ発見がありそうですね。
Tae
2020年05月04日 16:22
ごみつさん、こんにちは!
伝説の大失敗作『デューン砂の惑星』、私も大好きです。
さすがD・リンチ、B級感に味があって、夜中にひとりで観るとなぜかぐっときてしまう作品です。
キャストは渋いけど、(ポリスが好きだったせいか)調子こいて俳優業に手をだしてるスティングがちょっと恥ずかしいです。

ヴィルヌーヴ監督のDUNE、マジで楽しみですよね~
ティモシー・シャラメ、レベッカ・ファーガソン、ハビエル・バルデム、オスカー・アイザック、チャンチェン……とキャストも豪華絢爛。
とりあえずB級感は消滅ですね。
ごみつ
2020年05月04日 19:23
ヌマンタ さん

こんばんは。

石ノ森章太郎の挿絵の表紙、この記事の画像検索している時に見ました!てっきり、コミックなのかと思ってましたが、これが最初の表紙だったとは!
凄い貴重ですね。

デューン、映画でも理解しづらいですが、原作はもっと難しそうだな~。でも必ず読もうと思ってます、極悪非道の早川新表紙版で。(笑)
どんなSF世界がひろがっているのか、興味津々です。
ごみつ
2020年05月04日 19:31
セレンディピティ さん

こんばんは。

そうそう!ヴィルヌーヴ版では主役がティモシー・シャラメ君なんですよね。
ストーリーは映画を見てのお楽しみに。

この作品はけっこうダークなストーリーなので、ヴィルヌーヴにピッタリ!って感じで、私も今からとっても楽しみです。

デヴィッド・リンチがエレファント・マンの後に映画化しているのですが、失敗して、次は「ブルー・ベルベット」を撮って本来の彼の世界に戻っていきました。(;^ω^)
失敗作とは言え、なかなか味わいのある映画で、好きな方は好きだろうと思います。

ただこの映画のコンセプトを練り上げていたのは、ホドロフスキー監督なんですよね。これはドキュメンタリーを見てはじめて知ったのでビックリしました。
ごみつ
2020年05月04日 19:43
Tae さん

こんばんは。

Taeさんも「デューン」お好きですか!これは失敗作に違いないんだけど、嫌いになんて決してなれない作品で、これほど味わいのあるB級映画にはそうそうお目にかかれるもんじゃありません。(笑)

スティングはハルコネン家唯一の美形キャラクターですが、確かにスティングが調子こいてる感ハンパないですよね。彼にとって黒歴史なのか、リンチと組めた素敵な思い出なのか。聞いてみたい気もしますネ。

ヴィルヌーヴ版「デューン」はA級映画の雰囲気になりそうですね。凄くアーチスティックになるんじゃないかしら。今からすっごい楽しみ。キャストの配役も気になる~~。
kinkacho
2020年05月05日 10:29
ごみつさん、こんにちは。
あ~懐かしい映画が出てきた~
中学生の頃からSF読みだったので、映画化の頃にはあの壮大な原作をどうするのか、ドキドキでした。まあ失敗でしたが(涙)
でも、マクラクランのハンサム度とスティングのヤンキー度にはときめきました。ただ、あのラストで雨が降るのは残りの原作を台無しにしておりました。
早川文庫の表紙はすっかり様変わりですね。昔は石ノ森章太郎だったんですよ。原作はスゲー長いシリーズです。
ごみつ
2020年05月05日 20:46
Kinkacho さん

こんばんは。

そうそう、若い頃、カイル・マクラクラン、ハンサムでしたよね。彼はリンチの分身でした。スティングもカッコ良かった~。

この映画、決して上出来ではないけれど、深く心の中に残るシーンが多くて、好きな作品です。
久しぶりで見ても、やっぱ良かった。

邦訳「デューン」の表紙が、最初石ノ森章太郎だったのは、ヌマンタさんのコメントで知りました。いずれ是非、私も読んでみようと思います。(*'ω'*)
2021年10月27日 19:43
ごみつさん、こんばんは。

うわーー!リンチ版の記事読めてとっても嬉しいです。リンク貼ってくださってありがとう。

この作品って確かに中途半端で1本の映画としては良い出来とはいえないけれど、見たら絶対語り合いたい作品だし、
私も好きです(*^-^*)ごみつさんの記事読んで頷きっぱなしです。

>長い年月がたっても様々なシーンが印象的に頭の中に残っていました。
そうなんですよ!全く同感です。
こんなに強烈に場面が頭に残るって、それだけでもうスゴイことだと思います。

「ホドロフスキーのデューン」もご覧になったんですね。
今プライムで観れるようなので私も観てみまーす。
ごみつ
2021年10月29日 23:45
瞳 様

こんばんは。
私、こちらのコメント見落としてしまっていました。リンク貼らせていただきながら、本当に失礼いたしました。(◎_◎;)

私、デヴィッド・リンチが大好きなので、この映画も絶対に嫌いになれないです。誰がこんなテイストでこれを映画化出来ますか!?と万民に問いたい。(笑)

ホドロフスキーのデューン、ドキュメンタリーですが面白かったですよ。彼の下準備あってこそ、リンチの映画化が可能だったんだな・・っていうのもわかって興味深かったです。!(^^)!