2020年4月に見た映画

4月に見た映画で記事にしていなかった作品7本をまとめて。コロナ禍で帰宅時間が早めになっている事もあり、けっこう鑑賞出来ました。

「本能寺ホテル」
2017年/日本 (監)鈴木雅之
(演)綾瀬はるか 堤真一 濱田岳 平山浩行 八嶋智人 宇梶剛士 高嶋政宏 近藤正臣 風間杜夫
☆☆☆★

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「まんが日本史」の織田信長の回を見た後、衝動的に鑑賞してしまった1本。アマゾンプライム。

1582年、天下統一を目前に控える織田信長は少数の家臣とともに京都・本能寺に滞在していた。そんななか、400年後の未来から若い女性が現れて・・。

本能寺ホテルに宿泊したらタイムスリップしちゃったOLの繭子。結婚を控えて「自分の人生これで良いのか」と悩んでいた。そして信長と出会う事で、自分自身を見つけていくっていうタイムスリップコメディ映画です。

自分の意見をきちんと伝えられない内気女子なのに、何でタイムスリップした途端、あんなに大胆になれるのかがわかんない。キャラクターの性格破綻してるし、とにかくくだらない映画なのですが、堤真一の信長がけっこう魅力的で楽しめた。でもお勧めはしません。これ劇場鑑賞してたら怒りで爆発してたと思います。(笑)

「ウィル・ペニー」
Will Penny
1967年/アメリカ (監)トム・グライス
(演)チャールトン・ヘストン ジョーン・ハケット ドナルド・プレザンス ブルース・ダーン ベン・ジョンソン スリム・ピケンズ
☆☆☆★★

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昔テレビ放映で見た事ある作品。最近BSで放映されたので懐かしくて録画、鑑賞。

チャールトン・ヘストン演じるウィウ・ペニーは、ベテランで腕の立つ初老のカウボーイ。ひょんなことからカリフォルニアにいる夫のもとへ向かう子供連れの女性と知り合う。その後、ウィル・ペニーは草原にある小屋の冬季の管理の仕事を請け負い、その小屋で案内人に逃げられてしまった母、息子と再会。3人は小屋の中で、気持ちを通わせあうのだが・・。

ストーリーは全然忘れてましたが、これなかなか異色の1作。あんまり面白くもないんだけど、等身大のカウボーイの日常が描かれてて興味深いんですよ。見て良かった。

チャールトン・ヘストン自身も、自分の出演作に中でもお気に入りなんだそうです。ちょっと中途半端な映画ですが、西部劇好きの方にはお勧め。

この映画のこの1曲 

こういう曲が好きなのねん。

Lonely Rider song byDon Cherry

https://www.youtube.com/watch?v=RGE4k60Jjj8


「ブラック・クランズマン」
Blackkklansman
2018年/アメリカ (監)スパイク・リー
(演)ジョン・デヴィッド・ワシントン アダム・ドライヴァー  ポール・ウォルター・ハウザー ハリー・ベラフォンテ アレク・ボールドウィン
☆☆☆★★★

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アマゾン・プライムで鑑賞。公開時見逃してしまってたので、こんなに早くアップされてて嬉しかった。

スパイク・リー監督が手がけた第71回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作。黒人刑事が過激な白人至上主義団体KKKに潜入捜査する顛末を克明に綴った同名ノンフィクション小説の映画化作品です。

スパイク・リー作品は「ドゥ・ザ・ライト・シング」で、もう、こいつは敵わない!っていう位感動して、若かった私に多大な影響を与えてくれました。その後「マルコムX」までは心酔してたのですが、何となく疎遠になってて、個人的にはこの映画、久しぶりのスパイク・リー映画でした。

スタイリッシュだし、コミカルだし、毒もあり、訴えてくるテーマも強烈なんですが、個人的にちょいと気持ちが乗り切れない部分があったんですよね~、この映画。スパイク・リーの作品は重たいテーマでありながら、いつもセンスが良くてで軽妙なのが、素晴らしいんですけどね・・。

ブラックコメディみたいな内容ですが、実際にあった出来事を脚色した作品で、主役のJ・D・ワシントンって、コメディアンの方かな・・って思ってたら、彼、デンゼル・ワシントンの息子さんなのね!

飄々とした感じが、この役にピッタリでした。アダム・ドライヴァーも良かったよ。


「シンデレラ」
Conderella
2015年/アメリカ (監)ケネス・ブラナー
(演)ケイト・ブランシェット リリー・ジェームズ リチャード・マッデン ステラン・スカルスガルド デレク・ジャコビ ヘイリー・アトウェル ヘレナ・ボナム・カーター ベン・チャップリン
☆☆☆★★

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テレビ放映されてたので、録画して鑑賞。吹き替えです。

なかなか面白かったです。現代的にアレンジしすぎてもいないし、リリー・ジェームズ演じるシンデレラが健気なのも感じ良かった。流石、ディズニーだけあったバランス感覚見事です。

新しい継母があらわれて、それがケイト・ブランシェットなので、「うぉ~~、こいつは大変だ!怖い!何するかわかんないぞ!」ってなるのも良いキャスティング。

見終わって、「まあまあ良かったな、監督は誰だ?」と思ったら、ケネス・ブラナーだったのでびっくりしました。普通~によく出来てるのでお勧めです。

「必死剣鳥刺し」
2010年/日本 (監)平山秀幸
(演)豊川悦司 池脇千鶴 吉川晃司 戸田菜穂 村上淳 小日向文世 岸部一徳
☆☆☆★★★

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アマゾン・プライムで鑑賞。山田洋次監督による、藤沢周平「隠し剣」シリーズの映画はどれも素晴らしかった。今回のこの作品は山田監督ではないけれど、過去作と同じに武士道残酷物語になってて凄かったです。

この映画のとても素晴らしいと思った部分は、登場人物たちの所作の美しさと静けさですね。その静けさの根底にいつでも不穏な感じの旋律が流れているのですが、それがラストで爆発するのが凄まじかった。

時代劇ファンにはお勧めです!未見ならば山田洋二監督の「隠し剣鬼の爪」と「武士の一分」も是非!私は原作、読むぞ~~!

いや、でも海坂藩(架空の藩)さ、問題起こしすぎだよね。


「マンマ・ミーア!」
Mamma Mia!
2008年/イギリス・アメリカ (監)フィリダ・ロイド
(演)メリル・ストリープ アマンダ・セイフライド ピアース・ブロスナン コリン・ファース ステラン・スカルスガルド ドミニク・クーパー ジュリー・ウォルターズ クリスティーン・バランスキー
☆☆☆★★

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見たい、見たいと思ってたのですが、アマゾンプライムでの見放題が間もなく終了と知り慌てて鑑賞。

大ファンの方も多い作品だと思うのですが、これミュージカル映画としてたC級ですよね。ところが、キャストがA級だし、とにもかくにもABBAの音楽が素晴らしいので、最後までハッピーに楽しめる映画です。

メリルの元カレ3人の若い頃の写真とかも爆笑出来たし、ピアーズ・ブロスナンさんが、この年のゴールデンラズベリー最低助演男優賞に選ばれてるのも笑えます。歌、下手だったな~、ジェームズ・ボンド。(笑)

愛すべき映画ですが、個人的にはそれほど好きじゃないかな~。でも、2作目の「ヒア・ウィー・ゴー」も必ず見る予定です。

↓ エンディングです。めちゃくちゃださいですが、何だかハッピーになれる。

Mamma Mia! (2008) - Waterloo Scene (10/10) | Movieclips
https://www.youtube.com/watch?v=2GvL0jFY7u8


「ホドロフスキーのDUNE」
Jodorowsky's Dune
2013年/アメリカ (監)フランク・バヴィッチ
ドキュメンタリー
☆☆☆★★★

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https://www.uplink.co.jp/dune/


アマゾン・プライムで鑑賞。一つの記事にしようかとも思ったのですが、ここでまとめて。

フランク・ハーバートの小説「デューン」は1作目が1965年に発表。精神世界的な広がりのある作品なので、当時の世相にもマッチしてベストセラーに。

それを映像化しようと1970年代に権利を取得したのが、「エル・トポ」とか変な映画で有名なアレハンドロ・ホドロフスキーです。ホドロフスキーはこの作品の映像化の準備に向けて自分の全人生を捧げていきます。

この時に集められた面子が凄いんですよ。主人公のポールは自分の息子に演じさせる予定で、彼をマーシャルアーチストに預けて厳しい訓練を受けさせます。

ポールの父親のレトを演じるのがデヴィッド・キャラダイン 悪役のハルコネン男爵役にオーソン・ウェルズ スティングが演じてたハルコネン男爵の美形の甥にミック・ジャガーの出演の承諾を得ます。

スタッフにはアートコンセプトにメビウス! 背景のコンセプトにギーガー、メカニカルコンセプトに、クリス・フォス(SF小説の表紙イラストで世界的に有名な方です。)音楽にはピンクフロイド、特殊技術撮影にはダン・オバノン、こういった一流のアーチスト達を世界を駆け回りながら集めていくのですが、一番笑ったのは、皇帝役にダリを起用しようとして説得する時のエピソードでした。

ダリがあんまりにもどう答えたら良いかわからない質問をしてくるので、流石のホドロフスキーも冷や汗たらたらになるところが大笑いでした。結局、燃えるキリンを必ず映画に登場させる事を条件に(爆)出演承諾を得ます。

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で、アートコンセプトも何もかも準備万端になったものの、映画会社のOKが得られず、企画はぽしゃってしまいます。その企画をディノ・デ・ラウレンティスが入手し、デヴィッド・リンチが映画化する事になったワケなんですね。

これ面白かったので、「デューン」を見る際の予習として見るのも良いと思いますよ。


緊急事態宣言が5月末まで延長になりましたね。これからどうなるのか先行き不安ですが、がんばっていきましょう。


新装版 隠し剣孤影抄 (文春文庫) - 藤沢 周平
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この記事へのコメント

2020年05月06日 00:24
ごみつさん☆
これまたバラエティーに富んだラインナップでご覧になられましたね~!?

「本能寺ホテル」内容は脳内からすっかり消し去ってました。結構日本のタイムスリップ時代劇って多いですけど、どれも体質に合わなくて・・・正直他は見てません(≧▽≦)
「ブラック・クランズマン」凄く好きなテーマなので期待し過ぎたのか、私も思ったより好きになれませんでした、
「シンデレラ」は先日TVでやってるな~とスルーしちゃった。見ればよかった~~
「マンマミーア」はノリノリで楽しい映画でした。町中の女性たちがお年寄りまで出てきて歌いだすところが涙が出ちゃって好きなシーンです。
と、このDVDを貸してくれた友人に話したら「え~~、私はイケメンがいっぱい出てきて歌うところが一番良かった」と言われ、この人とは一生話が合わないなと思ったのでした(苦笑)
2020年05月06日 00:58
ごみつさん、こんばんは。
ブラック・クランズマン、私はかなり気に入ったのですが
ラストのポリティカルな部分は蛇足かな?とも。
ここは好みが分かれるところかもしれませんね。
この作品を見てから、ドゥ・ザ・ライト・シングも見ました。
オバマ大統領とミシェル夫人が初デートで見たとか聞いて
う~ん、さすが只者ではないと思ってしまったのでした。
https://blog.goo.ne.jp/serendpt3/e/e1840bfae5188726af33fb0176279394

マンマ・ミーアは、舞台も映画もどちらも好きです。
でも、ヒア―・ウィ・ゴーはもっと気に入りました。
どうぞお楽しみに☆

シンデレラも見てみたいな。
ごみつ
2020年05月06日 01:32
ノルウェーまだ~む 様

こんばんは。

振り返ってけっこう見てんな・・っていう一か月でした。

「本能寺ホテル」は2時間テレビドラマで良いだろう!なくらいな映画でしたね。この時脳内信長モードだったので、それなりに楽しめましたが、後から腹がたってきた1本です。(笑)

「ブラック・クランズマン」は凄く良い映画!と思ったのですが、何となくしっくりこないっていうか・・。テイストが好みじゃないっていう感じかな~。
「シンデレラ」は普通に面白いので、またテレビで放映した時にでも。現代的になりすぎていないところが気に入りました。ちゃんとお姫様と王子様の物語なんですよ。ここ大事。

「マンマ」は、最初、メリル3人組が下品なのが気に入らなくて、のりきれなかったのですが、ABBAの音楽で全てが許されちゃう感じでした。ABBAって凄いね。

私が一番好きなシーンは、記事にもアップしたあのエンディングです。(笑)

ごみつ
2020年05月06日 01:56
セレンディピティ さん

こんばんは。
「ブラック・クランズマン」私も絶対気に入る!って思ってたのですが、ちょっとしっくりこなかった感じです。何でかな~?
ただ、素晴らしい映画だとは思いました。ラストのシーンは確かに蛇足でしらけちゃう感じしましたが、あのシーンはきっと監督にとって大事だったんだと思いますよね。

「マンマ」は愛すべき映画でした。ただちょっと品のないシーンがイヤで・・。(;^ω^)
それでも楽しかったので、続編も必ず観るつもりです!

「シンデレラ」全くいやみがなくて楽しめる映画でしたよ。かぼちゃが馬車に、ネズミが馬に・・のシーン、CGが凄くって楽しかったです。
2020年05月19日 13:54
本能寺ホテルは、信長が普通に良い殿様でしたね。ああいう人だったら、天下は収まって居たと思います。タイムスリップものって、映画ではあまり見た事が無い。「戦国自衛隊」も微妙でした。史実では、非業の死を遂げた殿様などの復讐だったら、まだ分かりますが、綾瀬はるかの好演も及ばず、救い得た命だったはずだと思います。

乱世の人というか、信長も三英傑も、外国から観たら武士の頭領というのは、日本の皇帝として伝えられたので、これは、明智光秀による革命ですね。武士の側の人間でもない、むしろ、朝廷の側の人間に近いのかも知れない。光秀の美化というのは、保守派を悦ばせると思いますが、信長が常識を飛び越えていたと言うか、凡人には理解し難い天才ではあったのだと思います。

主人公の性格の矛盾というのは、恋愛対象だったから?とかでは無いでしょうか。愛の刃によって斬られる事を望んでいたのかも。本能寺から逃げない信長に惚れ直したとか、昔流行った滅びの美学って、男性には受けるのかも知れません。
ごみつ
2020年05月20日 01:55
隆 様

こんばんは。
「本能寺ホテル」ご覧になった事あるんですね。

そうそう、堤真一演じる、織田信長が凄く良い殿様だったので、映画はちょっと・・なところありましたが、楽しめました。

戦国大名達が成し遂げようとしていた事と、綾瀬はるかの悩みの小ささにあまりにもギャップがあって、まあファンタジーコメディだから良いんでしょうが、ちょっとイラっとしますよね。(笑)

「戦国自衛隊」は、映画版は私は凄く嫌いでした。自衛隊員たちが、戦国時代に行って、普通~に人としてひどい事するじゃないですか。

何のための文明なんだよ!20世紀まで何を学んできたんだよ、と怒りがこみあげてきましたが、人間なんてそんなもんなのかもしれませんね。
原作はもうちょい良いのかな~?

明智光秀と言えば、今、大河ドラマ見ています。こういう人物を主役にしたのは、とても面白いです。
やっぱ大河は(に限らず日本の歴史ものは)戦国時代がサイコ~。!(^^)!