孔子暗黒伝
諸星大二郎(著)集英社文庫
☆☆☆★★★

実は先日、酒見賢一氏の「陋巷にあり」全13巻が読み終わったのですが、これがめちゃくちゃ面白かったんですよ!
孔子の弟子である願回が主人公の春秋ファンタジーで、表紙と挿絵が何と諸星大二郎なのです!その話は後日。で、とにかく再び孔子ブームになってしまい、前から気になっていたこのマンガを購入しました。
紀元前1世紀ごろの、中国春秋戦国時代。孔子が発見した赤(せき)という名の子供と、インドで奴隷階級に生まれたアスラが数奇な運命に導かれて出会い、ハリ・ハラとして一体となりインドから日本まで旅を続け、自分自身の出生とはるかな未来に至る世界の運命にも迫っていくSF的要素を持った伝奇物語。
と、マンガペディアには書いてあるのですが、ほとんど何を言いたいのかわかんないマンガでした。(笑)
ちょっとSFっぽいんですよ。易っていうのは2進法で表されるものなので、古代のコンピューターなのだ、とか、どういうワケは時空とのつながりが出来て恐竜とかがいきなり現れたりもします。

恐らくなんですが、前作にあたる「暗黒神話」も読まないとダメなのかもしれません。
全然わかんなかったんだけど、このマンガ、凄い面白かったですよ。ここでも、孔子と顔回が大活躍します。それにしても、何で子貢はいつでもちょっとマヌケっぽいキャラにされてしまうんだろか・・。
このマンガで、主人公たちを助け導いてくれるのが、崑崙の丘にある九つの門を守っている聖獣の開明獣(かいめいじゅう)です。私、この開明獣が気に入っちゃって、何かグッズが欲しいんだけどないかな?(笑)
何か気持ち悪いんですよ。(笑)

「山海経」の中の開明獣は頭にもいっぱい顔がついてるんですよね。今度、「山海経」買おうかな。

諸星大二郎作品は、その昔「妖怪ハンター」を夢中で読みましたが、やっぱり彼の作品の世界観が大好きです。
ところで、このマンガ、コミックは絶版でKindleと文庫しか入手できないのですが、今回買った文庫版のマンガは字が小さすぎてこれは読むのけっこうきつかった。いよいよマンガ文庫はダメだな~~。

妖怪ハンター 1 地の巻 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) - 諸星大二郎

妖怪ハンター 2 天の巻 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) - 諸星大二郎

妖怪ハンター 3 水の巻 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) - 諸星大二郎
☆☆☆★★★

実は先日、酒見賢一氏の「陋巷にあり」全13巻が読み終わったのですが、これがめちゃくちゃ面白かったんですよ!
孔子の弟子である願回が主人公の春秋ファンタジーで、表紙と挿絵が何と諸星大二郎なのです!その話は後日。で、とにかく再び孔子ブームになってしまい、前から気になっていたこのマンガを購入しました。
紀元前1世紀ごろの、中国春秋戦国時代。孔子が発見した赤(せき)という名の子供と、インドで奴隷階級に生まれたアスラが数奇な運命に導かれて出会い、ハリ・ハラとして一体となりインドから日本まで旅を続け、自分自身の出生とはるかな未来に至る世界の運命にも迫っていくSF的要素を持った伝奇物語。
と、マンガペディアには書いてあるのですが、ほとんど何を言いたいのかわかんないマンガでした。(笑)
ちょっとSFっぽいんですよ。易っていうのは2進法で表されるものなので、古代のコンピューターなのだ、とか、どういうワケは時空とのつながりが出来て恐竜とかがいきなり現れたりもします。

恐らくなんですが、前作にあたる「暗黒神話」も読まないとダメなのかもしれません。
全然わかんなかったんだけど、このマンガ、凄い面白かったですよ。ここでも、孔子と顔回が大活躍します。それにしても、何で子貢はいつでもちょっとマヌケっぽいキャラにされてしまうんだろか・・。

このマンガで、主人公たちを助け導いてくれるのが、崑崙の丘にある九つの門を守っている聖獣の開明獣(かいめいじゅう)です。私、この開明獣が気に入っちゃって、何かグッズが欲しいんだけどないかな?(笑)
何か気持ち悪いんですよ。(笑)

「山海経」の中の開明獣は頭にもいっぱい顔がついてるんですよね。今度、「山海経」買おうかな。

諸星大二郎作品は、その昔「妖怪ハンター」を夢中で読みましたが、やっぱり彼の作品の世界観が大好きです。
ところで、このマンガ、コミックは絶版でKindleと文庫しか入手できないのですが、今回買った文庫版のマンガは字が小さすぎてこれは読むのけっこうきつかった。いよいよマンガ文庫はダメだな~~。

妖怪ハンター 1 地の巻 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) - 諸星大二郎

妖怪ハンター 2 天の巻 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) - 諸星大二郎

妖怪ハンター 3 水の巻 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) - 諸星大二郎
この記事へのコメント
諸星大二郎さんて存じ上げなかったのですが
有名な漫画家さんなのですね??
絵柄は、見たことがあるような、ないような...
ちょっと怖いですが、たしかに独特の世界観がありますね。
電車でも、漫画をスマホで見ている人が増えてきましたね。
ごみつさん、たしかKindleお持ちでしたよね。
文庫がだめなら、Kindle版はいかがでしょう?
諸星大二郎の作品は昔にマイブームな時代があって、大唐妖猿伝あたりまでの作品は全て読んでいます。
環太平洋文化圏というか、文化の連続性がモチーフにあるのが、諸星作品の魅力です。
開明獣、きもかわの元祖ですね。
ぎゃっ!なんだかキモカワイイ?ですね~
漫画のタッチも不思議な感じがします。
しかも内容が良く判んないのに、面白くてグッズが欲しくなるほどって!!
マニアックなものほど惹かれていくアレですかね?(笑)
こんばんは。
諸星さん、有名ですよ。70年代位?からマンガを発表されてて、昔から凄く独特の雰囲気のあるマンガを描かれる作家さんです。
「妖怪ハンター」とか読んだのが子供の時なので、軽くトラウマになりそうでした。(笑)
もしも彼の作品、ちょっと読んでみたければ(ないか。(;^ω^))「栞と紙魚子」シリーズっていうのがコメディなので気軽に読めるし、面白いです!
キンドルなんですが、うちはWi-Fiがないもんで、いつもFree Wi-Fiコーナーでダウンロードしてるんですよね。freeだとマンガみたいな大きな容量はダウンロード出来なくって・・。(;´・ω・)
でもキンドルでマンガって、ページめくるのがせわしくなりそうですね。
こんばんは。
諸星大二郎のマンガは本当に独特ですよね。確かに彼独自の世界と作風で、独立峰って感じです。
その点、水木しげるにも似てる感じしますね。
そうそう、これ少年ジャンプに連載だったんですね。他のレビューでも見ましたが、当時の編集さんに信念のある人がいたんじゃないか・・って書かれてました。
これ子供には絶対難しいですよね。それでも、この怪しい世界は子供でもじゅうぶんに楽しめそうです。
こんばんは。
諸星大二郎くらい独特な作風だと、代わりの人がいないだけにはまっちゃいますよね。
文化の連続性、孔子暗黒伝でも感じました。それだけにちょいと難しいんですよね。
私は読んでないのがたくさんあります。こういう時、貸しマンガ屋があればな~~。
開明獣は凄く良い奴だったのでお気に入りだったのですが、バターみたいに溶けちゃって泣きたくなりました。
こんばんは!
この気持ち悪い(笑)開明獣はすごく良い奴だったんですよ。なので、ユニクロあたりからコラボTシャツでも出れば良いな~って感じです。(笑)
鞄からさげるマスコットでも良いかな。
このマンガ家さんの作品、非常に独特なんですよ。それだけに、はまるとちょっとマニアックになりそうです。(*'ω'*)