鳥取環境大学の森の人間動物行動学 先生!シリーズ
鳥取環境大学の動物行動学者である小林朋道先生の人気シリーズ、全15冊を読みました。出版元は築地書館です。
先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!(2007)
先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!(2008)
先生、子リスたちがイタチを攻撃しています!(2009)

ずいぶんと前に2巻目まで読んだ事があって凄く面白かったのですが、そのままになっていたところ近所の図書館にほとんど揃っていたのでこれを機会に3巻からはじめて読破いたしました。
と言っても、このシリーズは今後もまだ刊行予定です。2007年の1作目、「先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!」から規則的に1年に1冊のペースで出されていて、最新作は今年出版された「先生、大蛇が図書館をうろついています!」です。
先生、カエルが脱皮してその皮を食べています!(2010)
先生、キジがヤギに縄張り宣言しています!(2011)
先生、モモンガの風呂に入ってください!(2012)

私は生き物が大好きなので、小林先生の生物への深い愛情や好奇心に毎回、胸躍らせながら読ませていただきました。
加えて学校の教育者として、学生達との関わりや研究の指導の様子も面白いし、地元の鳥取市の生物をからめての町おこし事業、それとニホンモモンガの生息地である芦津の森でのモモンガプロジェクトも凄く魅力的なのです。
先生、大型野獣がキャンパスに侵入しました!(2013)
先生、ワラジムシが取っ組みあいのケンカをしています!(2014)
先生、洞窟でコウモリとアナグマが同居しています!(2015)

15年の年月をかけて続いてきたシリーズなので、最初の頃に登場していた動物たちの死を看取ったりするシーンは凄く悲しいのですが、こうして様々な生物達を研究対象にして生きていけたらどんなにか楽しいだろう・・とも思わされる作品でした。また親から離れてしまった子供の生き物を連れてきて育てまた野生へ帰すエピソードも泣けるんですよね。
先生、イソギンチャクが腹痛を起こしています!(2016)
先生、犬にサンショウウオの捜索を頼むのですか!(2017)
先生、オサムシが研究室を掃除しています!(2018)

小林先生の専門は動物行動学で、これはありとあらゆる生き物について、地道に実験と観察を続けていくしかない分野なのですね。先生は地元のコウモリ、小さなげっ歯類、イモリ、ヤドカリ等、小さな生き物達の興味深い生態をたくさん紹介してくれています。
大学のヤギ部の顧問でもあって、登場する動物で最大の生き物はヤギ達ですが、これもめちゃくちゃ面白いエピソード満載です。
先生、脳のなかで自然が叫んでいます!番外編 (2018)
先生、アオダイショウがモモンガ家族に迫っています!(2019)
先生、大蛇が図書館をうろついています!(2020)

とにもかくにもある生き物がある行動をとるとして、「何でそんな事するの?」と聞いても答えてくれませんから、観察し続け推論していくしかないワケです。
その過程での出来事が、面白おかしい調子で語られていくので、ホントにサクサクと楽しめます。先生が影響を受けたと紹介されてたエドワード・O・ウィルソンの「バイオフィリア」や、コンラート・ローレンツの「ソロモンの指輪」も近いうちに是非読もうと思ってます。
生き物がお好きな方には超お勧めです!次回作が今から楽しみ。新作は購入しようと思ってます。
小林朋道先生のブログ「ほっと行動学」愛読しています!
http://koba-t.blogspot.com/
芦津モモンガショップHP
http://momongashop.blogspot.com/

バイオフィリア―人間と生物の絆 (ちくま学芸文庫) - エドワード・O. ウィルソン, Wilson,Edward O., 秀之, 狩野

ソロモンの指環―動物行動学入門 (ハヤカワ文庫NF) - コンラート ローレンツ, Lorenz,Konrad, 敏隆, 日高
先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!(2007)
先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!(2008)
先生、子リスたちがイタチを攻撃しています!(2009)

ずいぶんと前に2巻目まで読んだ事があって凄く面白かったのですが、そのままになっていたところ近所の図書館にほとんど揃っていたのでこれを機会に3巻からはじめて読破いたしました。
と言っても、このシリーズは今後もまだ刊行予定です。2007年の1作目、「先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!」から規則的に1年に1冊のペースで出されていて、最新作は今年出版された「先生、大蛇が図書館をうろついています!」です。
先生、カエルが脱皮してその皮を食べています!(2010)
先生、キジがヤギに縄張り宣言しています!(2011)
先生、モモンガの風呂に入ってください!(2012)

私は生き物が大好きなので、小林先生の生物への深い愛情や好奇心に毎回、胸躍らせながら読ませていただきました。
加えて学校の教育者として、学生達との関わりや研究の指導の様子も面白いし、地元の鳥取市の生物をからめての町おこし事業、それとニホンモモンガの生息地である芦津の森でのモモンガプロジェクトも凄く魅力的なのです。
先生、大型野獣がキャンパスに侵入しました!(2013)
先生、ワラジムシが取っ組みあいのケンカをしています!(2014)
先生、洞窟でコウモリとアナグマが同居しています!(2015)

15年の年月をかけて続いてきたシリーズなので、最初の頃に登場していた動物たちの死を看取ったりするシーンは凄く悲しいのですが、こうして様々な生物達を研究対象にして生きていけたらどんなにか楽しいだろう・・とも思わされる作品でした。また親から離れてしまった子供の生き物を連れてきて育てまた野生へ帰すエピソードも泣けるんですよね。
先生、イソギンチャクが腹痛を起こしています!(2016)
先生、犬にサンショウウオの捜索を頼むのですか!(2017)
先生、オサムシが研究室を掃除しています!(2018)

小林先生の専門は動物行動学で、これはありとあらゆる生き物について、地道に実験と観察を続けていくしかない分野なのですね。先生は地元のコウモリ、小さなげっ歯類、イモリ、ヤドカリ等、小さな生き物達の興味深い生態をたくさん紹介してくれています。
大学のヤギ部の顧問でもあって、登場する動物で最大の生き物はヤギ達ですが、これもめちゃくちゃ面白いエピソード満載です。
先生、脳のなかで自然が叫んでいます!番外編 (2018)
先生、アオダイショウがモモンガ家族に迫っています!(2019)
先生、大蛇が図書館をうろついています!(2020)

とにもかくにもある生き物がある行動をとるとして、「何でそんな事するの?」と聞いても答えてくれませんから、観察し続け推論していくしかないワケです。
その過程での出来事が、面白おかしい調子で語られていくので、ホントにサクサクと楽しめます。先生が影響を受けたと紹介されてたエドワード・O・ウィルソンの「バイオフィリア」や、コンラート・ローレンツの「ソロモンの指輪」も近いうちに是非読もうと思ってます。
生き物がお好きな方には超お勧めです!次回作が今から楽しみ。新作は購入しようと思ってます。
小林朋道先生のブログ「ほっと行動学」愛読しています!
http://koba-t.blogspot.com/
芦津モモンガショップHP
http://momongashop.blogspot.com/

バイオフィリア―人間と生物の絆 (ちくま学芸文庫) - エドワード・O. ウィルソン, Wilson,Edward O., 秀之, 狩野

ソロモンの指環―動物行動学入門 (ハヤカワ文庫NF) - コンラート ローレンツ, Lorenz,Konrad, 敏隆, 日高
この記事へのコメント
このシリーズ、タイトルのインパクトもあって
新聞の新刊広告とかで知っていましたが
もう15冊も出ていたのですね。
私も野生動物が好きなので、このシリーズ気になっていました。
動物(というより生物)の行動は、人間にとっては不可解でも
それぞれ生きるために意味があるものなのでしょうね。
私もとりあえずどれか読んでみようかな?
どこから読み始めても大丈夫ですか?
私には姉が一人います。この姉が、動物のお医者さんシリーズのファンでして。こどものころわたしも読んでいました。なんとなく思い出します。
これは面白そう!!!
大学の研修室の生徒たちの慌てぶりとかが目に浮かぶようです。
学生の興味はこういった魅力的な対象物があってこそ…という気がしますね。
一番気にかかったのはイソギンチャクの腹痛です。
あと題名と写真が必ずしも一致しないのも面白いデスね。
大学の研究室者といえば、漫画ですが「どうぶつのお医者さん」とか「もやしもん」とか面白いものが多いデスよね☆
私も図書館行ってみようかしら♬
こちらにもコメント有難うございます。
もう何だかかんだでこのシリーズ、15年も続いてるんですね。
ホンワカした内容なので、生き物が好きなら絶対に楽しめます。
ページ数も多くなくてサクっと読めますよ。
毎回読み切りの内容なのでどこから読んでも全然大丈夫ですよ。1冊に7~8位のエピソードが紹介されてます。(*'ω'*)
こんばんは。お久しぶりです。コメント、有難うございます!
ロソス氏は進化生物学の先生なんですね!この方の著作も面白そう!今度、是非読んでみますね。
「動物のお医者さん」は私も大好きでした。
私は見てないのですが、これはテレビドラマにもなりましたよね。懐かしいです。
今回のこの先生!シリーズはページ数もそれほどありませんし、平和な雰囲気の作品で読みやすく、2~3時間のあれば1冊読めちゃいます。生物が好きなら楽しめますよ。(*'ω'*)
こちらにもコメント有難うございます。
これは生き物が好きならどなたでも気軽に楽しめるシリーズです。
昆虫やコウモリ、爬虫類も出ますので、苦手でなければ是非、是非。
平和な雰囲気で、小林先生独特のユーモアで綴られていくので、まったりと読めますよ。
イソギンチャクは、海で捕獲してきたイソギンチャクを水槽に入れて、魚用のフレークをエサとして与えたら、みるみる弱って死んじゃった時のエピソードがタイトルになってます。
1冊に7~8個のエピソードがあって、表紙の写真はその中のベストショット的なものが選ばれてるみたいでした。
もやしもんは未読なのです!読みたいな~。(*´ω`*)