そして誰もいなくなった

「そして誰もいなくなった」
And Then There Were None 
2015年/イギリス テレビドラマ (監)クレイグ・ビベイロス
(演)ダグラス・ブース サム・ニール ノア・テイラー ミランダ・リチャードソン チャールズ・ダンス アンナ・マックスウェル・マーティン トビー・スティーブンス バーン・ゴーマン エイダン・ターナー メイブ・ダーモディー
☆☆☆★★★

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2015年にアガサ・クリスティ生誕125周年を記念して製作されたBBCのテレビドラマ。

これNHK放映を録画しそこねてしまい臍を噛んでいた作品なのですが、最近アマゾンプライムにアップされ喜び勇んで鑑賞。

「そして誰もいなくなった」は、何度もドラマを見て、原作も読んでるのに毎回犯人を忘れてしまい、毎回「うぉ~」と驚いてる作品です。今回も全く忘れてしまい、初めての作品の様に楽しめました。次回もきっと忘れてるでしょう。( ̄▽ ̄;)

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このドラマ版はかなり陰鬱な雰囲気なのですが、映像はとても美しく、その雰囲気が物語を盛り上げます。途中、回想映像なんかも入って、とにかく3話堪能出来ました。

NHKで放映された海外ドラマはオンデマンドでも鑑賞出来ないので、今がチャンス!近くケネス・ブラナーの映画「ナイル殺人事件」の公開もありますし、いかがでしょうか?

同じくアマゾンプライムにルネ・クレール監督による1945年の映画版もアップされてたのでこちらも鑑賞。

「そして誰もいなくなった」
And Then There Were None
1945年/アメリカ (監)ルネ・クレール
(演)バリー・フィッツジェラルド ウォルター・ヒューストン ジューン・デュプレ ジュディス・アンダーソン リチャード・ヘイデン C・オーブリー・スミス
☆☆☆★★

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「巴里の屋根の下」「自由を我等に」で有名なフランスの巨匠ルネ・クレールが、ナチスから逃れてアメリカに亡命中に製作した映画。

これも名作と名高いそうなのですが、古い映画好きの私も、この古色蒼然とした作風にはちょっと閉口。テンポよく、わかりやすく作られてるのですが、いかんせん、この前に新しいドラマを見ていたせいもあってか、お話に入り込めませんでした。

驚いたのは、ラストがご都合主義なハッピーエンドになってた事で、ハリウッド映画だからか・・と思っていたら、もともと「そして誰もいなくなった」には戯曲版があり、戯曲の方はこのエンディングなんだそうです。

本や映像作品みたいに回想とモノローグのシーンが戯曲では難しいし、舞台上に誰もいなくなってしまう事を避けるためのアレンジなんだとか。

こいつぁ~、勉強になりました。

Ten Little Indiansが1体づつなくなっていきます・・。

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ところで、もともと「そして誰もいなくなった」は1939年の発刊時に"Ten Little Niggers"というタイトルだったものが、差別的であるという理由で"And Then There Were None"に改題され、お話の中のNiggers人形もIndians人形に変わったそうです。その後、Indiansも差別的との理由で、今はSoldiersになってるんですね。

年内、記事がゆっくり作れそうなのが今日だけなので、がんばって3つアップしました。今年もあと5日ですね~。

そして誰もいなくなった (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-1)) - アガサ・クリスティー, 俊二, 清水
そして誰もいなくなった (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-1)) - アガサ・クリスティー, 俊二, 清水

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この記事へのコメント

2020年12月26日 22:14
ごみつさん、こんばんは。
最近はアマゾンプライムも全然見れていないのですが
これは見てみたいです。3話だったらなんとか続けられるかな?
原作を読んでいませんが、その方がサプライズがあって楽しめそうですね。

ところで「JR上野公園口」図書館に予約を入れてたのですが(200人待ち)
今日、たまたま本屋さんに寄ったら文庫が出ていたので
買っちゃいました。まだ読み始めたばかりですが先が気になります。
冬休みの間に、一気に読み進みそうです。
ごみつ
2020年12月26日 22:30
セレンディピティ さん

こんばんは。

「そして誰もいなくなった」BBC版、45分くらいが3話なので、時間がとれれば一気に見れちゃいますよ。

何故か、この作品、犯人を忘れちゃうんですよ。で、毎回、犯人がわかって驚いてを繰り返しています。(笑)
面白かったので是非。

そうそう、「JR上野駅」は文庫が発売になってて、私もそれを買いました。
好みはわかれるかもですが、文学的でなかなか良い小説だと思いました。(*‘∀‘)
2020年12月27日 23:56
ごみつさん☆
早速3話一気見しちゃいました~~
どんよりと曇ったイギリスらしい天気と、古い洋館の重厚さと時代背景が実にミステリアスで物語にぴったりでしたね。
私はポーのほうを好んで読んでいたので、この有名な話を読んだかどうか記憶が無いのですが、どちらの作品も薄暗くおどろおどろしい展開が本当に怖くて震えながら読んだものでした。
今思うと雨が多くどんよりとしたロンドン、孤島にお屋敷があっても不自然じゃないところ、ぎぃ~とドアや階段が音がする古い洋館、ろうそくをともして暗い地下へ降りていったりと、こういう本当に怖いミステリーが生まれて当然の土壌があったのだとしみじみ思っちゃいました。
ごみつ
2020年12月29日 01:26
ノルウェーまだ~む 様

こんばんは。
わ~、早速、ご覧になったんですね!雰囲気があって、映像もきれいだし楽しめるドラマですよね。

そうそう、確かにクリスティーのミステリーっていうのはイギリスだからこその雰囲気に溢れてるんですよね。
それとリアルじゃない、虚飾に満ちたストーリーにも心惹かれます。

私もポー、大好きで昔、かなり読みましたよ!クリスティーは私もそれほどは読んでないんですよね。傑作と名高い「アクロイド殺人事件」でも今度読んでみようかな~~。!(^^)!
2021年02月10日 09:49
おはようございます。初めまして。
セレンディピティさんのブログで拝見していました、瞳です。

ベテランの書店員さんなのですね~!!私は、ほんの6年半ほど書店に勤めていただけなのですが、今でもとてもいい思い出です。

「そして誰もいなくなった」BBC版、雰囲気良かったですよね~、ゾクゾクと怖く、そしてエイダン・ターナー、ダグラス・ブースという英国イケメンが嬉しかったです(笑)

1945年版も観たのですが、とてもコミカルで驚きました!!
これはこれで楽しかった~、何度でも観れそうです。
いなくならなかった・・・・ラストもこの作品の雰囲気に合ってました。

またお邪魔させていただきますね。よろしくお願いします。
ごみつ
2021年02月12日 00:38
瞳 様

こんばんは。はじめまして!コメント有難うございます。

昨日、こちらのコメントを見落としてしまい、お返事が遅くなり申し訳ございませんでした。(・。・;

瞳さん、6年半書店に勤めてらした事があるんですね。6年以上だと、書店員だと長いと思います。
私はズルズルと(笑)続けてますが、意外と体力勝負なところのある仕事ですが、本が好きだと楽しい職場ですよね。

「そして誰もいなくなった」、英国らしい雰囲気に溢れてて、私もとても楽しめました。
2人とも正統派のイケメンでしたね。エイダンの方は早めに退場になっちゃって残念でした。(;^ω^)

それと1945年版もご覧になったんですね。こっちはちょっとコミカルで、アメリカ映画だな~~って感じました。
最初、「ラスト、ハッピーエンドに変更するとは!」と憤ってましたが、舞台はこのエンディングと知って驚きました。
「レベッカ」のダンバース夫人が出てて嬉しかったです。

私も、瞳さんのブログ、今度寄らせていただきますね。
こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします。