2020年10月・11月に見た映画

10月~11月に見た映画で記事にしていなかった7本をまとめて記録まで。

「新源氏物語」
1961年/日本 (監)森一生
(演)市川雷蔵 中村玉緒 若尾文子 水谷良重 寿美花代 川崎敬三 水戸光子
☆☆☆★★

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源氏物語の映像化作品が見てみたくてDVDレンタル。大映作品で、光源氏は市川雷蔵です。第1帖の「桐壺」からはじまって、朧月夜との関係がばれて光が須磨へ流れていくシーンまで描かれてました。桐壺・藤壺を演じるのは宝塚のスターだった寿美花代(高島忠夫の奥さんね)、葵上を若尾文子、朧月夜を中村玉緒が演じてます。まあまあ面白かったです。六条御息所が生霊になって葵上を呪い殺すシーンが怖かった。「源氏物語」ファン、雷蔵ファンの方はどうぞ・・って感じかな~。

「ジェーン」
Jane Got A Gun
2016年/アメリカ (監)ギャヴィン・オコナー
(演)ナタリー・ポートマン ジョエル・エドガートン ノア・エメリッヒ ユアン・マクレガー
☆☆☆★★

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アマゾンプライムで鑑賞。

1871年アメリカ西部。夫と娘とともに幸せに暮らしていたジェーン。ある日、夫が銃に撃たれ瀕死の状態で戻ってくる。娘を連れてすぐに逃げろと夫はジェーンに伝えるが、ジェーンは夫も救うために、昔の恋人だったダンに救いを求めに行くが・・。

ストーリーが進むにつれて、過去の色々な出来事が明らかになっていく構成になってて最後まで楽しめました。ジョエル・エドガートン目当てで鑑賞しましたが、彼はあいかわらず良かったです。

ユアン・マクレガーの悪役演技も良かった。


「チャンス」
Being There
1979年/アメリカ (監)ハル・アシュビー
(演)ピーター・セラーズ シャーリー・マクレーン メルヴィン・ダグラス ジャック・ウォーデン リチャード・ベースハート
☆☆☆★★★

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イエジン・コジンスキー原作、脚本です。公開時に見て、全然ピンとこなかった作品なのですが、「異端の鳥」がらみで興味が湧いて再見。そしたら、これ凄い面白かったですよ。DVDレンタルで鑑賞。

知能が低いため、数十年屋敷から出ないまま庭師をつとめていたが、主人の死により解雇される。はじめて世間に出た彼は財界の大物の妻の車に轢かれてしまい、彼女の家に居候する事になる。世間をまったく知らない彼の無垢な発言と雰囲気が、妻のみならずその夫、やがては大統領にまで気に入られ、次期大統領に望まれるまでになっていくが・・。

っていうコメディで、財界や政界への皮肉に溢れたブラックコメディーになってました。

愚者が山からおりてやがては下界で超人となっていくニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」を現代風にアレンジした作品との事。チャンスがはじめて屋敷を出るシーンでは、リヒャルト・シュトラウスの交響詩「ツァラトゥストラはこう語った」が流れます。財界の大物を演じたメルヴィン・ダグラスはアカデミー助演男優賞を受賞。

エンディングにピーター・セラーズのNGシーンが流れるのですが笑えます。黒人のチンピラ少年からのメッセージを復唱するシーン。本編には使われてませんでした。

The greatest end credits ever - Peter Sellers in Being There
https://www.youtube.com/watch?v=Dhyyz1dRc0c

「ブルーに生まれついて」
Born To Be Blue
2015年/アメリカ・カナダ・イギリス (監)ロバート・バドロー
(演)イーサン・ホーク カーメン・イジョゴ カラム・キース・レニー
☆☆☆★★

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チェット・ベイカーの伝記映画。私、チェット・ベイカーのボーカルが大好きで、チェット・ベイカー・シングスは何度聴いたかわかりませぬ!アマゾンプライムで鑑賞。

彼の生涯が興味深く描かれていて楽しく鑑賞出来ました。イーサン・ホークの演技も歌も見事でした。でも、本当のチェット・ベイカーの歌声が聴きたくて仕方がなかった。

それにしても、麻薬がいかにミュージシャン、芸能人、はたまたあらゆる表現者の体を蝕んでいったのかという事や、なぜ死ぬまでやめられないのかとか、ちょっと絶望とともに理解出来た気がして私もディープブルーになりました。

この声が苦手という方もいるみたいですが、チェット・ベイカーの歌は最高!ですよ。

Chet Baker - I fall in love too easily
https://www.youtube.com/watch?v=3zrSoHgAAWo


「天才画家ダリ 愛と激情の青春」
Little Ashes
2008年/イギリス・スペイン (監)ポール・モリソン
(演)ハビエル・ベルトラン ロバート・パティンソン マシュー・マクナルティ
☆☆☆★★

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美大生時代の若きダリと、劇作家で詩人のロルカ、そして映画監督志望のルイス・ブニュエルとの交流を描いた作品。若い芸術家たちの姿が描かれていて面白かった。DVDレンタルで鑑賞。

ロルカは同性愛者で、ダリと親密な関係になっていく。同性愛に嫌悪のあるブニュエルは2人から離れパリへ。続いてダリもパリへ行ってしまう。

残されたロルカはやがてスペイン内戦の中で命を落とす。

ダリを演じるのはロバート・パティンソン。この役、難しかったろうな。ダリの妻のガラの圧倒的な支配感が凄かったな。どんな女性だったんだろうな。


「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」

Guardians Of Tje Galaxy
2014年/アメリカ (監)ジェームズ・ガン
(演)クリス・プラット ゾーイ・サルダナ デイブ・バウティスタ ジャイモン・フンスー ジョン・C・ライリー グレン・クローズ ベニチオ・デル・トロ カレン・ギラン ジョシュ・ブローリン (声)ヴィン・ディーゼル ブラッドリー・クーパー
☆☆☆★★★

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MCUを振り返るシリーズ第10段。DVDレンタルで鑑賞。

やっぱり面白かった!これを初めて鑑賞した頃は、これは絶対にMCU入りして欲しくなかったんですよね。今でもMCUには入って欲しくなかったけど、サノスがらみでどうしようもないんだよな~~。

スターロードのお母さんがつくってくれたベストヒット曲のカセットの中の音楽の使われ方もホントに良いんです!

映画としてのレベルの高さでは「アイアンマン」と双璧ですね。

SF映画、ファンタジーにこうやって過去のポップミュージックが使われたり、オフビートな作風っていうのは、ガーディアンズが切り開いたんじゃないかな。

この映画のこの1曲 

Guardians of the Galaxy - Come and get your love - dance scene [HQ]
https://www.youtube.com/watch?v=tAb9iR6TXAM


「ハムレット」
Hamlet
1990年/アメリカ (監)フランコ・ゼフィレッリ
(演)メル・ギブソン グレン・クローズ アラン・ベイツ ポール・スコフィールド イアン・ホルム ヘレナ・ボナム=カーター スティーヴン・ディレイン ピート・ポスルスウェイト
☆☆☆★★★

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あ~、こんな映画もあったよな~と懐かしくなりアマゾンプライムで鑑賞。

監督はゼッフィレッリ、ハムレットを当時アクションスターとしてならしていたメル・ギブソンが演じてます。オフィーリアはヘレナ・ボナムで、一つの時代を思い出します。脇は英国の名優で固めていて、メルギブを支えてます。

三船敏郎がハムレットを演じてる感じで、ちょっとギラギラしすぎな感じはあるものの、彼の役への解釈も悪くはなかったですよ。

"To Be, Or Not To Be"のシーンもエネルギッシュでした。オリヴィエのハムレットでは内省的で静かな感じだったのを思い出します。

見て良かった!また別の「ハムレット」やシェイクスピア劇の映画見てみよう。

ところでハムレットの友人のホレーショを演じてる人、どっかで見た事あんな~って思ってたら、「ゲーム・オブ・スローンズ」でスタニス・バラシオンを演じてたスティーブン・ディレインだったので驚きました!


次のまとめ記事は来年になるかな!?いよいよ師走ですね。

Dalí: Les Diners De Gala (Va) - Dalí, Salvador, Moore, J. Peter
Dalí: Les Diners De Gala (Va) - Dalí, Salvador, Moore, J. Peter

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この記事へのコメント

2020年12月06日 11:24
ごみつさん☆
いつものことながら様々なジャンルの映画をごらんにんりましたね~
この中では「ジェーン」と「ガーディアンズ」観てます!名前の所にリンクはりますね☆
ユアンマクレガーが見事だった!エドガートンも良かったですよね♪

ごみつさんの星の数の多いのがおススメなのですよね?
「ブルーに~」は前から気になっていたのですが、「チャンス」の方が面白いかな?
2020年12月06日 16:28
ごみつさん、こんにちは。
10月・11月もたくさん映画をご覧になられましたね。
私はこの中では「ブルーに生まれついて」を見ています。
ミュージシャンの作品としてはさもありなん...な内容ですが
まあまあおもしろかったです。
レイニー・デイ・イン・ニューヨークを見て
一時期Everything Happens to Me を聴くのにはまっていた時に
チェット・ベイカーのヴォーカル&トランペットのもよく聴いていました。
イーサン・ホークの演技もよかったですね。

ジェーンは原題から、勝手に「アニーよ銃をとれ」のアレンジ?だと思い込んでいましたが
ちょっとサスペンスフルなストーリーでしょうか。
ジョエル・エドガートンの演技も気になるし、見てみたいです。

「チャンス」もおもしろそう!
きっと私が好きなタイプの作品なのでは?と思います。
こちらも見てみたいです。
kinkacho
2020年12月06日 21:57
ごみつさん、こんにちは。
ダリと云われると嫁が思い浮かぶほど、それほど刷り込まれております。
何故でしょう?
嫁をきょーれつに愛していたイメージがあるので、同性愛のイメージはないのですが、まあ芸術家ならあるかなとは思いました。
映画を観てみようと思いました。
ごみつ
2020年12月06日 22:13
ノルウェーまだ~む 様

こんばんは。

そうそう、「ジェーン」のユアンは別人みたいな顔でしたよね。「ゴッドファーザー」のマーロン・ブランドみたいに口に何か入れてるっぽくなかったですか?もしくはメイクの効果が完璧だったのかも。
見た目と雰囲気がいつもと全然違うけど、やっぱ私も声でわかるかな。

ジョエル・エドガートンは大好きなんですよ。地味におっかけしています。

点数は☆が20点、★が5点って感じでつけてます。☆5個で満点です。
細かく74点とか68点とかつけても仕方ないので、おおざっぱにしてます。(;^ω^)

「チャンス」も「ブルー」も、両方とも地味ですが、見て損はないと思います。「ブルー」の方が制作年度が新しいので見やすいかも。
ごみつ
2020年12月06日 22:26
セレンディピティ さん

こんばんは。

アーチストがドラッグでダメになってしまう姿を見るのは辛いですよね。
「ブルー~」だと、チェットの「ドラッグをやると音の聴こえ方が全然違ってくるんだ!」っていうセリフ覚えてますか。
これが理由だとしたら、きっと足ぬけ出来ないだろうと思っちゃいました。

チェット・ベイカーの歌声は、お父さんにも「女みたいな声」って文句言われてましたが、苦手な人もけっこういるみたい。私は大好きです~。

そうそう!私も「アニーよ銃をとれ」がベースなのかと思ってました!アニー・オークレーは実在の女性射撃手なんですね。
「ジェーン」は全く違う内容でした。ユアンの悪役ぶりがなかなか良かったですよ。

「チャンス」は79年の作品なので、キャストなんかがちょっと古いですが、お話は面白かったです。コメディ&ファンタジーって感じですが、皮肉がきいてます。もしも機会ありましたら。(*‘∀‘)
lingmu
2020年12月06日 22:58
ごみつ様

私は「ジェーン」と「ブルーに生まれついて」を見ました。
私も、チェット・ベーカーのボーカル好きです。
チェット・ベーカー シングズ、よく聴きましたよ。

イーサン・ホークの歌、チェット・ベーカーそっくりですね。
ごみつ
2020年12月06日 23:15
Kinkacho さん

こんばんは。

「ダリ」なかなか面白かったですよ。ダリ役のロバート・パティンソンは次のバットマンでもありますので、演技もチェックしてみて下さい!

ロルカは完全に同性愛者なんだけど、ダリは彼に魅かれながらもどうしてもパリに行きたくて別れちゃいました。ロルカはスペインを離れたがらなかったんですよね。

パリでガラに出会ってそれから彼女が死ぬまでずっと一緒だったし、色んなビッグネームと浮名を流した女性なのに、美人ってワケでもないし、何だか凄い女性だったんだろうな・・って思います。
ごみつ
2020年12月06日 23:18
lingmu 様

こんばんは。

lingmuさんも「チェット・ベイカー・シングス」お好きですか!嬉しい!これは名盤ですよね~。
一時、このアルバムばっかり聴いてた時期があります。

イーサン・ホークは、雰囲気をよく表現しきってましたよね。流石にトランペットはプロの方が演奏してたみたいですが、歌はよく似せてて、それに上手かったですね~。(*‘∀‘)♪
kinkacho
2020年12月07日 08:46
ごみつさん、再びこんにちは。
ちょうど今、鹿島茂の最強の女という本を読んでいて、その最終章がガラなんですよ。
本当にガラって、表現者という訳でもないし、美人じゃないし、浮気者だし、何が魅力的なんだろ?と思うのですが、ダリに熱愛され、ダリはガラに支配されたがってるし、他の著名人とも浮き名を流してスゴいなと思っていたところでした。
ごみつ
2020年12月08日 00:45
Kinkacho さん

こんばんは。リプライ有難うございます。

「最強の女」、面白そうですね。確かに、時々、最高の男達をひきつけて手玉にとる女性が出てくるんですよね。

そういう女性たちは決して美人とは限らない。恐らく、会って、話して、存在を感じないとその底知れない魅力はわからないんでしょうね。はなってる女性としてのオーラがハンパないんでしょうね。(◎_◎;)