根津美術館の国宝・重要文化財 ~ 財団創立80周年記念特別展

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http://www.nezu-muse.or.jp/

根津美術館で開催中の「国宝・重要文化財」展に行って来ました。

実は根津美術館に行くのは初めてでしたが、こじんまりとしていながら、とても素敵な美術館で、展示物を堪能してきました。

エントランスからもう雰囲気が素晴らしい

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今、美術館は日時指定の完全予約制なので、面倒だな~と思っていたのですが、考えてみると予約しておけば(前払い)必ず行くし、来客の数も決まっているので、かえってゆったり楽しめて良いな・・と思いました。

今回、この展覧会に行こう!と思ったのは、同美術館が所蔵している饕餮(とうてつ)文の青銅器がたくさん出品されているのを知ったからでした。

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見たかったんですよ、饕餮文!一つの部屋が全て饕餮文の青銅器で、興奮しながら鑑賞。

重文 双羊尊(そうようそん)
中国・殷 前13~11世紀
背中合わせの羊の背中にはと饕餮の獣面があらわされた酒器。

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今回の展覧会は、国宝、重文に指定された作品が対象なので、様々なジャンルの作品が楽しめました。

以下、心を惹かれた作品をご紹介して鑑賞の記録とさせていただきます。

国宝 那智瀧図(なちのたきず)
日本・鎌倉時代 13~14世紀

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この作品は、目の前に現れた途端に、他の作品を圧倒しているのを感じました。御神体である滝のみを描いた唯一の垂迹画として貴重なものなのだそうです。その手法に中国宋元時代の絵画の強い影響が看取られるそう。何とも言えない静かな迫力に満ちた作品でした。


夏秋渓流図(なつあきけいりゅうず)

鈴木其一(すずききいつ)筆
日本・江戸時代 19世紀

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屏風絵。今回の展覧会で最も印象に残った作品。鈴木其一は琳派の画家なのですが、とても変わった作風で、この絵画もやけに雑な箇所があるかと思えば、精密に描かれた箇所もあり、しかもこの絵の中には様々な季節が入り混じっていたりと、異色の作品。

もの凄く気になるので、近いうちに鈴木其一の作品集を探してみようかと思ってます。

この作品は入れ替え対象で今はもう見れません。現在は尾形光琳の有名な国宝「燕子花図屏風」が展示中、15日からは丸山応挙の重文「藤花図屏風」が展示。両方みたいけど、また機会をねらって見に行こうと思います。


花白河蒔絵硯箱(はなのしらかわまきえすずりばこ)
日本・室町時代 15世紀

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慈照院(足利義政)旧蔵の蒔絵。非常に高額で、初代根津嘉一郎がこれを購入した事で、彼の収集家としての名が一気にあがった作品だそうです。他にも素晴らしい硯箱が展示してあり、何だか欲しくなりました。お習字がしたい。(笑)

ところで、この美術館、展示物だけじゃなく、お庭も凄かった!めっちゃ楽しかった。訪れたのが11月で丁度「南青山で紅葉狩り」っていう謳い文句がかかげられてたのですが、本当に素晴らしいお庭でした。

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ちょっと探検気分も味わえるし、あちこちにこれまた貴重な石の作品が置かれてるんですよ、灯篭や、石仏、石碑みたいなのが無造作に置かれていて、それらを見るのも堪能出来ました。

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とても楽しい一日でした。この展覧会は12月20日まで。この後、ハブモアカレーを食べて帰ったのであります。


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この記事へのコメント

2020年12月17日 01:11
ごみつさん、こんばんは。
根津美術館、すばらしい美術館ですね。
何度か訪れましたが、たいてい5月ごろに
尾形光琳の燕子花と、お庭の燕子花をあわせて見に行く...という感じなので
別の季節にも是非訪れてみたいです。秋の紅葉もすてきですね。
鈴木其一の夏秋渓流図と、硯箱は記憶に残っています。
琳派の大胆な構図に惹かれます。
饕餮文の青銅器もすばらしいですね。圧倒されます。
個人美術館でこれだけのコレクションがあるというのも
すごいことですね。。。
himary
2020年12月17日 09:43
ごみつさんこんにちは
私は一回だけ行ったことがあります。駅から結構歩くし庭園も足場が不安定なので健脚でない私にはなかなかハードルが高い美術館ですが。
私が行ったのも燕子花図屏風が展示されて庭園の池のほとりに燕子花が咲いていた頃でした。お庭はでも高低差がとても効果的に美しさや所々に置かれている作品を映えさせていました。
館内では私も殷時代の青銅器に惹かれました。それからロビーに展示されていたガンダーラの仏像も彫りの深い端正な顔立ちに惹かれましたよ。
ごみつさんの記事を見たら、また行きたくなりました。
ごみつ
2020年12月17日 23:04
セレンディピティ さん

こんばんは。
根津美術館、素晴らしかったです。家からちょっと遠い事もあって行く機会がなかったのですが、今回足を運んで良かった!
お庭も素晴らしいですよね。私もまた違う季節に行ってみたいです。

尾形光琳の燕子花は5月に展示されてるんですね。私も来年は是非行ってみようと思います。丸山応挙のも見たいな。藤も5月頃なので一緒に展示されるかな?

本当に個人美術館でこれほどのコレクションは凄いですよね。国宝もけっこうあるし、日本の美術だけでなく、東洋全般のコレクションもあって、東博の東洋館みたいで圧倒されました。

楽しい一日でした。(*´ω`)
ごみつ
2020年12月17日 23:11
Himary さん

こんばんは。
そうそう、根津美術館、駅からちょっと歩くし、道が狭いのでちょっと大変ですよね。
お庭もけっこうアドヴェンチャラスなので、足元気を付けてないといけない感じなんですよね。

でもここ降りたらどこにつながってんだ?みたいで楽しかったです。

エントランスにある仏像も、大きな作品が多いし、素敵でしたね。殷の時代の青銅器、素晴らしかった。中国史は漢より前の時代が好きなので、ロマンあふれる鑑賞となりました。

また暖かくなって、面白い企画展があったら是非。私も尾形光琳見に行きたいです。(*'ω'*)
2020年12月18日 00:08
ごみつさん☆
もう長い事行ってないですが、根津美術館ってもうエントランスから素敵ですよね~
あの狭い所にセンスの良い展示場と起伏に富んだお庭が同居しているのだから、本当に凄いデス。
たまに散歩で前を通りますが、スルーしないで今度入ります!っていうか、今は予約制なのですね・・・?
ごみつ
2020年12月19日 01:10
ノルウェーまだ~む 様

こんばんは。お加減はいかがですか?

根津美術館のエントランス、素敵ですよね~。ここから美術の世界に入る感じがして、まわりの喧騒から離れて異空間に入った感じがしました。

そうそう、建物も大きいワケじゃないし、お庭の工夫をこらしているけどわりとこぶりの庭園ですよね。
お気に入りの美術館になったので、また折を見て行ってみたいと思ってます。

コロナになってから、密を回避するために完全日時予約制にしてる美術館が多いですよ。見てまわれる時間は大体1時間くらいなか。
混雑しないので、それは良いな~って思いますが、ちょいと面倒でもありますね。(;^ω^)