2021年3月・4月に見た映画

3~4月に劇場以外で鑑賞した映画はたったの3本。あまりに少ないので5月が終わってからとも思ったのですが、あんまり時間があくと内容や印象を忘れてしまうので、記録まで。

もうね、夜、すぐに眠くなっちゃうんですよね、最近。明日は休みなので今日はコーヒーを飲みながらがんばった!(笑)

「スリザー」
Slither
2006年/アメリカ (監)ジェームズ・ガン
(演)ネイサン・フィリオン エリザベス・バンクス マイケル・ルーカ
☆☆☆★★

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ヌマンタさんの感想記事を読ませていただいてから、とっても見たくなりDVDレンタル。これは、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」2作のジェームズ・ガン監督の作品で、こんな感じの映画ばっかり撮ってて、よくも「G.O.G」に抜擢されたもんだと感心いたしました。

宇宙から隕石とともにやってきた地球外生命体に寄生された人間たちが次々とゾンビ化していくのですが、とにかく絵面が物凄く気持ち悪いので、そういうのが苦手な方はパスした方が良いです。

ただジェームズ・ガンらしくコメディタッチになっていて、ヒロインの夫のマイケル・ルーカがクリーチャーになっていくところとか笑えます。マイケル・ルーカはさ、「ガーディアンズ」のヨンドゥですよ!

クリーチャー夫の写真アップしようと思ったけど、気持ち悪いのでやめておきます。

それとこれ、ヒロインが大好きなエリザベス・バンクスなのも嬉しかったし、音楽の使い方も「ガーディアンズ」を連想させる感じで良かったな~。

B級ホラー好きな人には(ミミズ、ナメクジが苦手でなければ)お勧めです。


「オルフェ」
Orphee
1949年/フランス (監)ジャン・コクトー
(演)ジャン・マレー マリア・カザレス フランソワ・ペリエ ジャン=ピエール・メルヴィル
☆☆☆☆

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アマゾンプライムで鑑賞。コクトーの映画が幾つかアマゾンにあがっていたので、全部見てまとめてコクトー特集記事にしようと思ってたのですが、どうにも鑑賞できずここで感想を。

映画のレベルが桁違いに高いので、ホントは独立記事にしたかった。

ギリシャ神話のオルフェウス伝説を基に、死と生の境を彷徨する詩人の姿を描いた作品で、舞台は現代のパリに置き換えてあります。

死んだ妻を蘇らせるために、死神(マリア・カザレス)とともに、冥界へ向かうオルフェ(ジャン・マレー)は、その死神と恋に落ちてしまう・・・。

オープニングは普通の現代パリの市井の描写からはじまるものの、やがて現実とも非現実ともつかない世界へと映画の世界は変わって行きます。

冥界へは鏡を通って行くのですが、そのあたりの映像描写も素晴らしかった。特撮にせよ、セットにせよ、現在の技術と比べれば稚拙なものですが、凡百の映画とこの作品を隔てているものは、その芸術的な表現にあるのです。

またこの作品が素晴らしいと思ったのは、芸術的表現で語られる物語でありながら、決して難解なお話になっていないところでした。

古典を題材とした映画的な物語と芸術家としての感性がみごとに融合された作品という印象で、私は非常に堪能いたしました。

他の作品、特に「美女と野獣」を早く見なくっちゃ~~。

オープニングクレジットはコクトーのイラストですよ~。

Death-by-Cocteau-the-Vintagent-title.jpg


「プロスペクト」
Prospect
2018年/アメリカ (監)ジーク・アール
(演)ペドロ・パスカル ソフィー・サッチャー ジェイ・デュプラス
☆☆☆★★★

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一獲千金を狙い危険な惑星に降り立った父娘の戦いを描いたSFサバイバルスリラー。アマゾンプライムにて鑑賞。

ペドロ・パスカル狙いで見たのですが、この映画、独特の雰囲気があって、私は非常に気に入りました。やたら他の方のレビューが低評価なのが気になるんですよね、面白いじゃん、これ。

有毒な惑星も画像処理だけしたその辺の森とかだし、低予算なのがめっちゃわかる映画なのですが、そのぶんアイデアで勝負してます。この星に埋蔵されている超高価なとある物質の描写も良い。面白いし、こんなの見た事ない。

あんまりネタバレしたくないので、細かくは語りませんが、主人公の少女と、ペドロ・パスカル(父親ではありません)演じるキャラクターとの関係性も良かった。

個人的には非常にお勧めなのですが、低評価の人も多いので、お時間がある時にでも是非。

この映画のこの1曲 

さて、この映画オープニングで主人公の少女のシーが、音楽を聴いてるところから始まるのですが、その曲がさ、「涙の太陽」だったので、「あ、これって洋楽のカバーだったんだ。」と思って、後で調べたらもともと日本で英語でつくられた曲だったのね。英語版も日本語版も作詞は湯川れい子(R.H.Rivers名義)で、作曲は中島安敏。歌はエミー・ジャクソンですが、映画では香港でリタ・チャオがカバーしたバージョンが使われてます。

Rita Chao & The Quests - Crying In The Storm (English)
https://www.youtube.com/watch?v=rjTFkOeusXM


涙の太陽 (DELUXE EDITION) - エミー・ジャクソン
涙の太陽 (DELUXE EDITION) - エミー・ジャクソン

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この記事へのコメント

2021年05月15日 14:57
ごみつさん☆
今回はホラーからSFまでまたもやバラエティー豊かですね☆
一番おすすめは「オルフェ」でしょうか?
娘が神話に興味があるので一緒に見てみようかな~
「スリザー」は予告編を見てみたらB級感がヤバい!けど、ナメクジ系はちょっとね…といったかんじです。特に口に入っていくのは・・・うぐぐ

評価が低くてもピピっと来る映画ってありますよね~「プロスペクト」はポスターを見るといっぱい賞が並んでいるように見えますから、皆期待し過ぎて逆に評価が下がったパターンかもしれませんね。
ごみつ
2021年05月15日 18:29
ノルウェーまだ~む 様

こんばんは。
二か月で3つしか家では見れなかったんですよね~。

圧倒的にお勧めなのは「オルフェ」です。もとの神話とはだいぶお話を変えてあって、よくわかんないところもたくさんありましたが、面白かったですよ。

「スリーザー」は気色悪いので苦手ならパスした方が良さそう。(;^ω^)

「プロスペクト」は小さな映画祭の賞をけっこうとってるっぽいんですよね。この監督(脚本も)さんの初長編映画みたいなので、そのあたりを評価されたんじゃないかな。私はとっても気に入りました。
2021年05月16日 01:01
ごみつさん、こんばんは。
「オルフェ」!確か私が初めて買ったセル・ビデオでした。ベータで(笑)
深夜映画で見てすごく気に入ってビデオ購入したのですが、テレビではロマンチックな音楽に差し替えられてたのを知りました。
「オルフェ」の特撮はアナログの極地ですが、素晴らしいですよね。ジャン・マレーが鏡に手を入れるところとか思い出すだけでゾクゾクさせられます。
リヴ・タイラーのデビュー作だったかな?(駄作だけど)ベルトルッチの「魅せられて」ご覧になりました?晩年のジャン・マレーが出演してましたが、美老人!
死神のマリア・カザレスも美しかったですねえ。キリッと引っ詰めた黒髪が印象的でした。

詩人で映像作家というとコクトー、パゾリーニでしょうか。言葉を映像に置き換える創造力がある詩人は現在はなかなかいない…というよりそれを実現し得るカリスマ性のある芸術家が出にくい時代なんでしょうか。

アマプラでまだ見られるようなら、私も久しぶりに見てみたいです。
kinkacho
2021年05月16日 16:25
ごみつさん、こんにちは。
緊急事態宣言で映画館が閉まってて、映画が見れてません。
映画館って会員価格とかで見てるので、容易にはいつもと違う映画館では見れないんですよね。
どうしてもと言う映画ならまだしも、ガンダムと剣心なので、ちょっとね(笑)
ごみつ
2021年05月17日 01:06
夏 さん

こんばんは。

おぉ、「オルフェ」がはじめて買ったビデオだったのですね!
実は私もベータ派だったので、ひどい目にあいました。(;^ω^)

「モンティパイソン」のビデオを全部買いそろえたのに、(10万円以上したと思う)ベータがなくなっちゃったんですよね。

それにしても「オルフェ」素晴らしい映画でした。実はコクトーの作品だし、純度100%芸術よりで難解なんだろうな・・って思ってたので、作劇のうまさにも驚きました。

「魅せられて」は未見ですが、ジャン・マレーが出てるんですね!今度、見てみようかな。

昔の巨匠と言われる様な映画監督が出なくなったのは、映画界が儲かる作品にしかお金を出さなくなったからでしょうか?凄い才能の人はきっといるのに、芽が出せないんじゃないか・・って感じます。

時々ブログでもグチったりしてるのですが、本当に素晴らしい作品は昔の作品にしかないって感じます。
もちろん最近の映画も好きだし楽しんでますが、作品のあまりの凄さに息をのむ・・みたいな映画には滅多に出会わなくなっちゃいましたね。

アマプラでは「オルフェ」「美女と野獣」それと「双頭の鷲」の3本が今、アップされてますよ。私も早く見なくちゃ~。
ごみつ
2021年05月17日 01:13
Kinkacho さん

こんばんは。
東京も同じですよ~~。今月いっぱいは映画も、展覧会もムリだし、食べ物やお酒が出ないのも辛い!
仕事と家を往復し、休みの日は掃除して昼寝するみたいな、無味乾燥な日々が続いております。(笑)

6月には解除になるかな。

実は1年弱前に(もうコロナはじまってた)、たまには変わった映画も見ようと、ミニシアター系グループの会員になったのですが、2本くらいしか行けなくて、会費のもとがとれてません。(´;ω;`)