昭王〜大秦帝国の夜明け〜 その2

昭王.jpg

昭王以外の主だった登場人物を記録まで。これ作っておくと、数年経って読み返した時、すぐ記憶が甦るので良いですよ。


宣太后(羋八子)
楚人。恵文王の寵姫で昭王の母親。摂政として権勢をふるうが、息子思いの母親として描かれてました。「縦横」から同じ女優さんが演じてます。

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魏冄(ぎぜん)
宣太后の弟。権勢をふるい軍を私的に使って財をため込み、丞相の座を追われる。でも凄く頼りになる人で、昭王が王位につけたのも、宣太后と彼のおかげです。

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白起(はくき)
常勝将軍、軍神。どんな戦でも負けた事がなく、大国楚の力を半減させ、隣の強国である趙にも圧勝。晩年、とある事から戦に出る気をなくし、昭王の命令に従わなかった為、自害させられます。

ばいちー.jpg

范雎(はんしょ)
魏人。魏で主人、及び魏の宰相から屈辱を受け命からがら秦へと逃れてくる。秦では昭王に気に入られ、ついには秦の宰相となる。けっこう性格悪く描かれてて、白起を陥れたのは、このドラマ上では范雎です。

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以上が秦における主要キャストで、以下、面白かった登場人物達を何人か。細かいところでは、もっといっぱいいるんですけどね。


蘇秦(そしん)
張儀とともに縦横家として著名な人物。このドラマでは、ほぼほぼ脚色された人物像と設定が与えられていて、序盤の物語をかきまわすキャラクターです。このドラマではとある理由から、彼は斉を滅ぼそうと画策しています。

そしん.jpg

湣王(びんおう)
田斉の第6代君主。姓名は田地。当時斉は秦に唯一対抗出来る大国でしたが、燕の楽毅により滅亡寸前にまで追い詰められ、悲劇的な最期を遂げます、王絵春さんが演じてます!

びんおう.jpg

孟嘗君(もうしょうくん)
戦国四君の一人。斉の王族で姓名は田文。彼は、昭王の招きで秦の丞相に迎えられるが、いきなり疑心暗鬼にかられた昭王によって殺されそうになり、間一髪で脱出します。この脱出劇は故事成語にもなった有名なエピソード。鶏鳴狗盗

もうしょうくん.jpg

平原君(へいげんくん)
趙の王族、武霊王の息子で恵文王の弟です。戦国四君の一人。趙がらみでたくさん登場するのですが、使えない感がハンパなかった。(笑)個人的にはけっこうお気に入りキャラでした。

平原君.jpg

屈原(くつげん)
楚の王族で政治家。詩人としても名高く、中国において詩が作者名とともに記録される様になったのは彼からだそうです。前の「大秦帝国 縦横」でも登場し、秦を目の敵にしていましたが、同じ役者さんで今回も登場。秦への脅威を説き続けますが聞き入れられず、入水自殺してしまいます。

くつげん.jpg

藺相如(りんしょうじょ)
趙の恵文王時代の食客。「和氏の璧(かしのへき」(完璧の語源エピソード)と「黽池(べんち)の会」の逸話で有名。どちらも傲慢な昭王に一泡吹かせる話なんだけど、この2つ、このドラマの昭王のキャラクターにあってないんだよね。凄い唐突感ありました。彼と廉頗将軍との関係が「刎頸の交わり」という故事成語を残してます。

りんしょうじょ.jpg

廉頗(れんぱ)
趙の将軍。秦との戦いで籠城による長期戦で対抗していたが、弱腰認定されて途中で降ろされちゃうんですよ。で、趙軍はその後物凄い悲劇に襲われます。「長平の戦い」と言って、20万人の趙の兵士が生き埋めにされました。40万人の趙軍は全滅。生き残ったのは少年兵240人ほどだったそうです。

images.jpg

秦の恵文王
最終話、昭王の父、今は亡き恵文王があらわれます。このシーン、良かった!昭王を演じる張博(チャン・ボー)と、恵文王を演じる富大龍(フー・ダーロン)との演技合戦にもなっていて心に凄く残るシーンでした。

けいぶんおう.jpg

今はコミックの「キングダム」が連載中だから、このドラマもとっつきやすいのではないかな?中国史に興味がある方には(ドラマ作りは拙いけれど)お勧めです。


これはオープニングのテーマ曲。

大秦帝国之崛起 第1集
https://www.youtube.com/watch?v=6FetTmEZBDs

エンディングの曲。きれいな曲です。

大秦帝國三崛起片尾曲,陳冰主唱
https://www.youtube.com/watch?v=eSAgnFvCOY4


史記 全11巻セット (小学館文庫) - 横山 光輝
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この記事へのコメント

2021年05月20日 15:18
ごみつさん☆
38話!よく最後までご覧になられましたね~~
とにかく中国四千年の歴史ですから、38話でも語り尽くせないわけですけど、名前が難しすぎて覚えられない上に、役者さんたちも似ていて私などは歴史認識も薄いし途中でギブアップしそうです(涙
ちゃんと勉強してから望まないとですね~~
しかし40万人生き埋めって!埋められている間、40万もいて大人しく順番まっていたのでしょうか??
ごみつ
2021年05月20日 18:07
ノルウェーまだ~む 様

こんにちは。
コメント、有難うございます。

こういう外国の歴史ドラマも日本の大河くらいな感じで見ると面白いですよ。
まあ、とにかくどの国も、戦、戦です。これが人類の歴史なんだな~と思わされます。

この生き埋め事件、wikiでは20万人になってました。趙は40万人の兵を送り込んでて最終的にそれが全滅したので40万人だったみたい。(;^ω^) 記事をなおしておきますが、そもそもこの20万人も盛ってんじゃないの?って言われてるみたいです。
ご指摘有難うございます。

この生き埋め兵は全部、投降兵なんですよね。この20万人に与える兵量もなく(秦軍内ですら不足していた)帰国させると趙がまた力をぶり返してしまうので、最初はまず餓死させて、最後に大多数を殺傷して埋めちゃったんですよ。

戦場が山あり谷ありの山間部で、低いところに趙兵を集めておいたのです。

中国の歴史、こんなんばっかです。始皇帝も、項羽も生き埋め大好きで、こういう歴史を辿ってきた国なんだな・・って認識しておくのは凄く大事だな・・と歴史ドラマ見る度に思います。(◎_◎;)
2021年05月20日 23:01
ごみつさん☆再び
なるほど~ほとんど死にかけているのを埋めちゃったってことかぁ・・・
それにしても20万人の命って!コロナ感染者どころの話じゃないですね。
中国大陸も長い歴史の間、戦・戦・いくさばかり。
先日私が見た「セディック・バレ」でも山間部に兵士が潜んで戦ったり、戦で多くの人を殺傷する辺りとっても似ているな~と感じました。
規模はかなり小さいですけど。
ごみつ
2021年05月21日 02:03
ノルウェーまだ~む 様

返信有難うございます。

コロナは全世界でもう300万人以上亡くなってるから、やっぱ、感染症は人類に残されたただ一つの天敵ですね。やっぱ恐ろしいです。

「セデック・バレ」プライムで気になってましたが、今、ストーリー調べてみたらめちゃくちゃ面白そうですね!私も時間がとれた時に是非見てみます。ご紹介感謝!

やっぱ人類の歴史は、昔と変わりませんね・・・。
だぶるえんだー
2021年05月21日 17:46
  半年ほど前、麦の惑星というまんが作品に出会いました。その作品の中で日本人青年が中華時代劇を見て涙ぐむんです。そういう時代なんですね。それと、その中華時代劇のなかで日本人女優が重要脇役を務めているんです。中国語をしゃべって。おお、時代の変化だ。

  ぼくは資源の面から歴史を見る癖があります。秦は、塩の大産地をつかんで興隆したのだという話を読んだことがあります。それも大きかったのでしょう。塩は工業にとっても重要ですので。合成繊維や合成樹脂がない時代、皮革製品や綱を造るため必要な塩はいまでいうレアメタルだったことでしょう。
  それはともかく、麦の惑星(祥伝社)おすすめですよ。安いので、第一巻だけでも買って試してください。パンを造りたくなりますよ。
2021年05月22日 00:12
だぶるえんだー 様

こんばんは。お久しぶりです!
コメント有難うございます。

「麦の惑星」、ちょっとSFが入ったパン屋さんマンガなんですね。面白そう。調べたら全3巻なんですね。
機会があったら是非読んでみます。ツタヤのマンガレンタルで借りてみようかな?

秦には海がないので、もしかして岩塩がとれたのでしょうか?
歴史も生産物や資源、貿易なんかを中心に勉強してみると面白そうですね。
最近は、歴史を色々な視点から検証した本もよくみかけます。私もその域に達せればな~。(;^ω^)
lingmu
2021年05月24日 22:59
ごみつ様、

お久しぶりです。
これは、「大秦帝国」シリーズの3番目でしたっけ?
だいぶ前に見たので、かなり忘れていましたが、この登場人物紹介で思い出しました。
次はいよいよ「始皇帝」なんですね?
最近始皇帝関係のドラマがいくつか作られているみたいですが、ちょっと見る気にならなくて........

でも、このシリーズなら安心して見られそうです。
楽しみです。
ごみつ
2021年05月26日 00:39
lingmu 様

こんばんは。お返事遅くなりすみません。

「昭王」、やっと視聴終わりました。
なかなか面白かったです。このシリーズは、史実中心にドラマがすすんで、大奥的なドロドロがほとんどないのが良いです。

最近の中華ドラマはその手のが多いので、このシリーズは貴重ですよね。次の始皇帝ドラマも楽しみですね。

今、「秘密の扉」をみはじめました。面白いですね。結末がわかってるだけにちょっと辛いけど、ハン・ソッキュの演技が素晴らしくて楽しんでます。

見終わったらまた記事にしてみますね。
2021年06月12日 12:50
三国志のようにゲーム化して居ませんが、題材としては、面白い時代ですね。

昭王は名君だったと言う物語なんでしょうけど、戦争に強い事が英雄の条件だった時代。今の世にて活躍して居る英雄達にも古風な雰囲気が漂う人も居ますが、平和と、彼の時代で活躍して居た人材を比べると、どんな大人に成りたいか、夢が膨らむ気がします。

戦国もメディアの中では、魅力的なだけの物語だと思いますので、現代の解釈との比較は難しいのですが、歴史の中では、ヒールにすら役割があったのだと思います。昭王が不仲となった白起をただの罪人として裁いて良いのか。物語の美化にも、恨をなだめる救いがあると、商業的な美談では無く、価値を感じますね。
ごみつ
2021年06月12日 23:44
隆 様

こんばんは。
こちらにもコメント有難うございます。

昭王の次の次の次の王が始皇帝なんですが、間の2人の王が早くに亡くなってしまったので、始皇帝はかなり若い頃に王になってるんですよね。

やっぱり映画やドラマになるのは、始皇帝から秦が滅んで漢王朝がおこるまでが圧倒的に多いので昭王のドラマは本当に珍しいです。

そう言えば中国の戦国時代のゲームってあるのかしら?日本の戦国ゲームはありますもんね。
パワーバランス崩しゲームって感じになりそうです。(*'ω'*)
はなこ
2021年06月24日 13:02
ごみつさん、大変ご無沙汰しております。

一昨年から利き手の親指が腱鞘炎になり、ペンを持つどころかタイピングも辛く、暫くブログから遠ざかってしまいました。

結局、昨秋、手術しましたが、見た目はともかく未だ無理は利かない状態です。

我が家も一昨年の夏辺りから中国の歴史ドラマに嵌っていて、スン・リー主演の「宮廷の諍い女」に始まり、「武則天」「如意伝」「エイラク」「独孤独伽羅」「月に咲く花の如く」「コウラン伝」等、ファンタジー時代劇も含め、かれこれ10本以上は見ていると思います。

殆ど60~80話構成で長いけれど、飽きさせない展開で完走できた
と言う感じです(笑)。

今ちょうどスン・リー主演で(羋八子)の生涯を描く「ミーユエ」(全81話)がBS11で放映で佳境を迎えているところですね。最近、NHKーBSPで放映が終了した「コウラン伝」とも関連があるので、夫婦共に中国歴史を調べながら楽しく見ています。他に「三国志外伝、Secret of three kingdoms」も並行して見ていますが、これがまた知略の攻防が面白くて…

私は「昭王」と言うドラマを知りませんでした。是非見てみたいです。昭王は、「ミーユエ」ではマザコン王と言う印象が強い(笑)。

いろいろ読み込んで調べ尽くすごみつさんのオタクっぷりが遺憾なく発揮されたブログ記事ですね(笑)。

それではまた!
ごみつ
2021年06月24日 23:27
はなこ さん

こんばんは!お久しぶりです。

親指はまだ完治されていないのですね。いただいたコメントも入力が大変だったと思います。
凄く嬉しいですが、あまり無理なさらない様にして下さいね。

ところではなこさんも中華歴史ドラマにはまってらっしゃるとは!話数が多い作品が多いので、お家時間が増えた今、ピッタリですね。

中華歴史ドラマ面白いでしょう~~。「ミーユエ」って羋八子が主人公のドラマなんですね。この人も波乱万丈なので、ドラマも盛り上がりそうです。
「コウラン伝」、始皇帝の母親が主人公のドラマとの事で私も気になってました。まあ、始皇帝の母親は色々とあるので、これからの展開も凄くなりそう。
何度もしつこく書いてますが、「三国志」の面白さは尋常ではないので(笑)、機会あったら「三国志 スリーキングダム」も見てみて欲しいな~。

ドラマのつくり自体は韓国歴史ドラマの方がず~~っと良く出来てるのですが、何しろ題材が豊富でドラマチックなので、中華の方がやっぱ好きです。

また面白そうなのありましたら、教えて下さいね。(*'ω'*)