2021年7月・8月に見た映画

7~8月に見た映画で記事にしていなかった5本をまとめて記録まで。

「から騒ぎ」
Much Ado About Nothing
1993年/アメリカ (監)ケネス・ブラナー
(演)ケネス・ブラナー エマ・トンプソン マイケル・キートン デンゼル・ワシントン ケイト・ベッキンセイル ロバート・ショーン・レナード
☆☆☆★★

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シェイクスピア祭りで鑑賞。実はこれかなり前に見た時は全然つまんなくて忘れてた映画なのですが、今回見直してみたらなかなか良かったです。DVDレンタルで鑑賞。

主役の2人はイギリス人だけど、脇を固める重要キャラクターのほとんどがアメリカ人なのも楽しい。(ケイト・ベッキンセイルはイギリス人です。)

戦いから戻った領主のドン・ペドロ(デンゼル・ワシントン)一行。彼らを出迎える女性たちと男達の恋のあれこれを描いたコメディーです。

そもそもデンゼルがシェイクスピアに出てるって凄いでしょ?キアヌは悪役です。キアヌのせいで大騒ぎになりますが、あれこれあって大団円となります。

ケネス・ブラナーのコメディ演技が、まんまチャップリンなのも笑えたし、面白かった。


「マルクス・エンゲルス」
Le Jeune Karl Marx
2017年/フランス・ドイツ・ベルギー (監)ラウル・ペック
(演)アウグスト・ディール シュテファン・コナルスケ ヴィッキー・クリープス ハンナ・スティール オリヴィエ・グルメ
☆☆☆★★★

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これ岩波ホールで上映してた時、見に行きたかったんですよね!アマゾンプライムにアップされてたので喜び勇んで鑑賞。凄く良かったです。勉強になったよ!(現在は見放題タイトルは終了してます)

19世紀半ばのヨーロッパ。労働者の置かれた過酷な状況に疑問を抱いた若きマルクスが、同じ問題意識を持つエンゲルスと運命的に出会い、互いに友情を育みながら歴史的著作「共産党宣言」を発表するまでの格闘の日々を描く。

エンゲルスの家は工場経営をしているブルジョワなんだけど、父親に反抗しつつも、仕事と活動を両立させていくんですよね。なので、めっちゃ貧乏なマルクスを資金面で支え続けます。このあたりは知ってたけど、ドラマとして見るとまた違った感動を覚えました。

あとね、フランスの社会主義者で「貧困の哲学」を執筆したプルードンの絵をクールベが描いてるシーンがあって、クールベが好きな私はいたく感動してしまいました。

クールベ画 ピエール・ジョセフ・プルードン

Portrait_of_Pierre_Joseph_Proudhon_1865.jpg 

一つの時代の流れ、時代の空気、混沌とした社会情勢の中で、様々な人々が息づいて活動していたんだな・・と心を打たれたシーンです。

「共産党宣言」は、民衆向けに書いたもので読みやすいらしいので、今度読んでみようと思う。


「シンドバッド 黄金の航海」
The Golden Voyage Of Sinbad
1973年/アメリカ (監)ゴードン・ヘスラー
(演)ジョン・フィリップ・ロー キャロライン・マンロー トム・ベイカー (声)ロバート・ショー
☆☆☆★★★

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もう何回見てるかわかんない映画なんだけど、アマプラにあがってたので久しぶりで鑑賞。このシリーズさ~、はっきり言って作劇的にはどうしようもないんだけど、まあとにかくレイ・ハリー・ハウゼンの特撮にやられちゃうんですよ。

もうこんな特撮2度と出やしないし、この独特の世界はきっともう誰も再現出来ないよ。特撮だけで☆☆☆★★★の価値あるのです!

ストーリーは省きますが、悪い魔術師と主人公達の間で繰り広げられる、世界を牛耳るためのお宝争奪戦です。

これだけは見て!これはもうホント、素晴らしいシーンです!「アルゴ探検隊」での骸骨とのチャンバラシーンに匹敵する素晴らしさです。

Kali Dances For Koura (The Golden Voyage of Sinbad)
https://www.youtube.com/watch?v=TsZzfQNzKMk


「シンドバッド 虎の目大冒険」
Sinbad And The Eye Of The Tiger
1977年/アメリカ (監)サム・ワナメーカー
(演)パトリック・ウェイン タリン・パワー マーガレット・ホワイティング ジェーン・シーモア
☆☆☆★★

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レイ・ハリーハウゼンの最後の作品は1981年の「タイタンの戦い」で、実はこの映画、同じ年公開の「レイダース・失われたアーク」より好きだったんですよね、私。皆も良かったら、「タイタンの戦い」見てね。

で、その一つ前がこの作品なのですが、これ何だか全体的に元気のない作品なんですよね。特撮シーンも大きな顔になるものがなくて・・。アマゾンプライムにて鑑賞。

ただ作品的にはけっこう面白いです。悪い継母によって、猿に変えられてしまった王子を元の姿に戻すために、王の妹とシンドバッドが冒険をするお話。王の妹を演じたジェーン・シーモアがすごいきれいでした。

兄とチェスをする妹(笑)

Jane Seymour and Baboon - Sinbad and Eye of the Tiger.PNG


「ライフ」
Life
2017年/アメリカ (監)ダニエル・エスピノーサ
(演)ジェイク・ギレンホール ライアン・レイノルズ レベッカ・ファーガソン 真田広之
☆☆☆★★

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☆☆☆★★★にしようか迷ったんだけど、これ、後味悪すぎない!?あれはないよ~~。でも、映画としてはすっごい面白かったです。文句なしでした。

密室劇としてのサスペンスの盛り上げも良かったし、エイリアン的なSFホラーとして秀逸な出来でした。真田広之もがんばったよ!

いや~、しかしあのエンディングは・・。宇多丸さんの映画評とか聞いてみると、皆さん、「午後のロードショー」向きB級感あふれるSFとして絶賛してましたが、あのキャスティングでB級はないんだよな、私の中では。だからあのエンディングもないんだよな。(笑)

それにジェイク・ギレンホール演じるキャラクターが、とてもとてもB級映画に登場する様なキャラクターじゃないんですよ。で、あのエンディングってどうなの!!?(しつこい)

まあでも面白かったです。エイリアンが酸素抱えてくるくるまわるところが可愛かった。


9月までに見た映画の中で、オーソン・ウェルズのシェイクスピア映画と「ミッドサマー」!(-_-;)は別記事にて。書きたい事が山ほどあるので。

タイタンの戦い [Blu-ray] - ハリー・ハムリン, ジュディ・バウカー, ローレンス・オリビエ, デズモンド・デイビス, レイ・ハリーハウゼン
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共産党宣言 (光文社古典新訳文庫) - Marx,Karl, Engels,Friedrich, マルクス, エンゲルス, 成也, 森田
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この記事へのコメント

2021年09月03日 11:44
ごみつさん☆こちらにも
涼しくなって秋の気配があると一気に映画な気分ですよね♬
シンドバットシリーズのリンク見ました!
神様は怪しげな男の言うなりかよっ!?って、そこだけ見ると思っちゃいましたが(爆)当時のCGからすると凄い事ですよね~

「ライフ」は面白いでしょう?公開当時、同じような宇宙ものと被っていて、あまり話題にならなかったのが勿体ない!!って凄く思っていたのです。
あれはB級じゃないんですよね~何しろギレンホールとレイノルズですよ?
そして私はバッドエンド好きなので、このラスト込みで大絶賛なんです。
リンクを名前の所から貼ってます~良かったら見てね☆
ごみつ
2021年09月04日 02:12
ノルウェーまだ~む 様

こちらにもコメント、有難うございます。

レイ・ハリーハウゼンの特撮はCGじゃなくて、ピングーとかと同じストップモーションアニメーションなのです。現在、特撮をてがけてる人で彼の影響のない人は1人もいないんじゃないかな。とにかく独特で、見てて本当に楽しいんですよね。
あの怪しい男は魔法使いです。魔法で像を動かしてるのです。(笑)

「ライフ」のリンク、有難うございました。感想はまだ~むさんとほぼ一緒。物凄く面白かったです。

ただ終盤、ジェイクとレベッカがあんなに頑張ったのにあのエンディングで「え~~!?」ってなっちゃいました。
でもあのバッドエンディングだからこそ、強く印象に残るのも確かですよね。( ;∀;)
2021年09月04日 19:36
こんばんは。
「シンドバッド」懐かしい~~(*^-^*)
ストップモーション・アニメーションってなんていうか、観ていて想像力を掻き立てられるというか、ワクワクするものがありますよね。
レイ・ハリーハウゼンは、子供のころからガレージでいろいろなものを作ってたんだけどご両親はあれこれ言わずに好きなようなやらせてくれた・・・みたいな記事を昔読みましたっけ。そういう環境がのちの作品に生かされたんでしょうね。

「ライフ」のエンディング・・・・甘めが好きな私は打ちのめされましたよ~~(>_<)
すっごく面白かったんですけどね・・・やっぱり生命にはうかつに手を出しちゃイカン!ってことですね。
2021年09月04日 23:00
ごみつさん、こんばんは。
たくさんご覧になりましたね。
この中では「ライフ」だけ見ています。
ストーリーはシンプルですが、娯楽作品としてよくできていて
すごーくおもしろかったです。
全然B級じゃないですよね。

不条理感あふれるシニカルなラストも、うわ~って感じで
私は結構気に入っています。^^

https://blog.goo.ne.jp/serendpt3/e/d350cc5fa5643c6546bc23554c7180fe

ごみつ
2021年09月05日 00:51
瞳 様

こんばんは。コメント有難うございます。

わ~、瞳さんもハリーハウゼン映画ご覧になってたんですね、というか昔、しょっちゅうテレビ放映されてたし、いつの間にか見てる感じもありますよね。(;^ω^)

ピングーとか、あとNHKのニャッキとか、最近だとモルカーとか、ストップモーションアニメーションってつくるの大変だろうけど、独特の魅力がありますよね。見てて本当に楽しいです。

「ライフ」は、ラストあたりめっちゃ緊張して見てたので、エンディングに唖然としてしまいました。あれはねーべ~。(笑)
でも凄く面白かったですね。大満足の1作です。(*'▽')

ごみつ
2021年09月05日 00:58
セレンディピティ さん

こんばんは。
記事のリンク、有難うございます。私もコメントさせていただいてましたね。やっとアマプラで鑑賞出来ましたが、物凄く面白かったです。
劇場で見たかったな~。

いや、しかし、あのエイリアンでさえ、ラストはとりあえずハッピーエンドなんですよ。(その後、もっとひどい事になるんだけど (;^ω^))
でもおもいかえすと、あのエンディングだからこそのインパクトってありますよね。

「宇宙戦争」の宇宙人みたいに、カルビンも地球のウィルスにやられちゃいまうと良いんだけどな~。でないと人類滅亡しちゃうし。(;^ω^)