黒い司法 0%からの奇跡

Just Mercy
2019年/アメリカ (監)デスティン・ダニエル・クレートン
(演)マイケル・B・ジョーダン ジェイミー・フォックス ブリー・ラーソン テイム・ブレイク・ネルソン ロブ・モーガン レイフ・スポール
☆☆☆★★★

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http://wwws.warnerbros.co.jp/kuroi-shiho/index.html

1980年代のアメリカ南部アラバマ州を舞台に、冤罪の黒人死刑囚を救うべく立ち上がった若手弁護士が、差別と偏見によって歪められた司法制度の深い闇を相手に、正義を求めて闘い続る姿を描く。

実話の映画化。マイケル・B・ジョーダンが演じた弁護士ブライアン・スティーヴンソンのベストセラーノンフィクションをベースに映画化された作品です。

ブライアン・スティーヴンソンはハーバード大卒の黒人弁護士。自身の生まれ故郷アラバマへ戻り、仲間とともにイコール・ジャスティス・イニシアチヴ EJI(=公正構想)を立ち上げる。そしてまともな弁護もされない貧しい黒人被疑者達に、無償で弁護をひきうけていく。

その中で見えてきたのが、警察による証拠のでっちあげ、事件の早期解決のために、無実の黒人を逮捕し、死刑にしていた闇の事実だった。


ある日、ブライアンは白人の女性と関係を持ったために無実の罪を着せられ死刑判決がおりていた黒人男性ウォルター・マクミリアン(J・フォックス)の弁護を引き受ける事になる。

彼の無実を確信したブライアンだったが、どれほど証拠を集めても、司法がグルになっているため、裁判所では死刑判決を覆す事は出来ない。そこでブライアンは、マスコミも利用した大きな賭けに出る・・・。

オーソドックスなドラマだろうとは思っていたのですが、これ、見て良かったです。1980年代にもなって、アメリカ南部では、警察と司法がグルになって、無実の黒人を何人も電気椅子に送り込んでたんですよね。

正義と、法の力を信じて、どんな苦難にも立ち向かっていくブラインの姿には、世の中の醜さにうんざりしてて、きれい事はたくさんだ!などとやさぐれかけている私でも、久しぶりで熱い気持ちにさせられました。主役のマイケル・B・ジョーダン、ジェイミー・フォックスも良かったのですが、脇の役者さん達の演技も素晴らしかったんですよ。

これは原作を読んだ方が、より社会問題の闇の深さを感じ取れるだろうな・・と思いましたが、映画も良作です。

↓真ん中はブライアン・スティーヴンソン本人。

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お勧めです!

黒い司法――黒人死刑大国アメリカの冤罪と闘う (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ II-9) - ブライアン・スティーヴンソン, 宮﨑 真紀
黒い司法――黒人死刑大国アメリカの冤罪と闘う (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ II-9) - ブライアン・スティーヴンソン, 宮﨑 真紀

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